近年、文系の学部でも受験に数学必須を掲げる大学が増えてきています。必須ではなくても、社会との選択受験が可能になっている大学もあり、数学を学んでおくことで受験の幅が広がる場合があるのです。
そこで今回は「文系の数学はどこまで勉強しておけばいいの?」という人に向け、文系のための数学受験対策をまとめました。
「文系だけど希望の学部を受験するには数学が必須……」
「文系数学はどこまで勉強したらいいのかわからない」
そんな不安がある人は是非この記事で情報を手に入れてくださいね。
そもそもどんな人が「文系数学」が必要になる?
文系に進路を決めたから数学や理科といった「理系科目」はもう使わないと思っている人もいるのではないでしょうか。
・国公立大学を目指す人
・数学必須・数学選択可能な私立大学を目指す人
こういった人たちは、文系でも数学が必要です。私大志望でも、商学部や経済学部を目指している人は、大学によっては数学が必須の場合もあります。志望校・志望学部を決めた段階で、募集要項やホームページを見て受験科目を確認しておきましょう。
文系数学の勉強範囲は?
基本的には、「数学ⅠA」「数学ⅡB」が範囲になります。大学によっては、どちらか選択できたり、「数学ⅠA」のみ必須だったりする場合もあるので、こちらも必ず自身で調べてみてくださいね。
「数学ⅠA」か「数学ⅡB」どちらかで受験できる大学の例
・北海道教育大学函館校 国際地域 国際協働・地域政策学部
・東京外国語大学
・長野県立大学
「数学ⅠA」のみで受験できる大学の例
・名古屋市立大学 人文社会学部
どのレベルまで勉強すればいいの?
共通テストのみの受験者(国公立大学志望・私立大学の共通テスト利用)は、共通テスト対策ができるテキストを使って対策をしましょう。
私立大学の試験で数学が課される場合、各大学の過去問題集をチェックし出題傾向を把握しておきましょう。出題の方法や難易度に合わせ、対策にかける時間や使用するテキストも変わります。
以下に文系数学受験生向けのオススメテキストを紹介します。