苦手意識をもつ人も多い漢文分野。しかし、漢文対策のポイントは「句法」をしっかり覚えること、これだけです。数もそこまで多くはない「句法」を押さえれば高得点を狙いやすい、いわゆる「コスパのいい科目」でもあります。
漢文を勉強したくないから漢文不要な範囲で受験校を探す人、漢文の勉強はしないで受験にのぞむ「捨てる」姿勢の人の声もよく聞きますが、これは非常にもったいないです。
そこで今回は、どこから手をつけたらいい?という人向けの「漢文の勉強法」をご紹介します。おすすめの参考書もあわせて紹介するので、漢文の勉強法で悩んでいる人はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
漢文対策の肝は2つ
それは……
①句法を覚えること
②句法を覚えたら演習問題で確認すること
ずばり、この2つです。具体的な対策を3つのステップで解説していきます。
1.授業で出てくる句法をピックアップしてみよう
学校で漢文の授業がある人は、とにかく「句法」だけを抽出して暗記してみてください。特に「先生が解説した句法が含まれている一文」は確実に覚えておきましょう。授業のたびにこれを繰り返すだけで、身についている句法の数はぐっと増えるはずです。定期テストで問われるのも「句法」を含む文章である場合が多いので、自然と定期テストの得点にも繋がります。
2.句法用の参考書で復習してみよう
ある程度「これは見たことある」という句法が増えてきたら、句法を学べる参考書で学習してみましょう。参考書での学習が進むと、授業で漢文を読むときの「これは見たことがある」も増えていき、読みやすくなっていきますよ。
3.問題集で演習をしてみよう
句法の暗記を一通り終えたら、演習問題を解いて確認をしましょう。
句法単体で見て理解できていても、実際の文章のなかで見ると判別できない……ということもあります。覚えた内容を確実に身につけるためにも、暗記と演習はセットで行いましょう。
今日から始める漢文対策!おすすめの参考書
句法の勉強は、「参考書を1冊完璧にする」レベルで対策可能。おすすめの参考書をご紹介しておきます。句法対策を中心にした参考書もあれば、句法暗記と演習を1冊でできる参考書もあるので、自分の学習スタイルにあった参考書を探してみてください。