医学部に合格するためには、想像を超えた長時間の勉強と集中力が必要です。時間と効率を最大化させた勉強を心がけましょう。そのためにも、根拠のある学習計画を提示してくれる指導者を見つけることは必要不可欠です。
この記事では、医学部合格に必要な勉強時間やスケジュール例を紹介します。勉強時間を確保するポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
- ○ 医学部合格に必要な勉強時間は?
- ・高校1年生
- ・高校2年生
- ・高校3年生
- ・浪人生
- ○ 1日のスケジュール例
- ・平日のスケジュール
- ・休日のスケジュール
- ○ 勉強時間を増やす方法
- ・1日の行動から無駄な時間を削る
- ・3ヶ月ごとの学習計画を作る
- ・休憩時間の取り方を工夫する
- ・科目ごとに勉強時間を変える
- ・睡眠時間は削らない
- ○ 医学部受験で勉強時間を割くべきポイント
- ・数学・英語
- ・理科科目
- ・過去問
- ○ 医学部合格に向けた効果的な勉強時間の管理と計画
医学部合格に必要な勉強時間は?
医学部合格に求められる勉強時間は、高校3年間で5000時間以上とされています。
しかし、高校3年生の1年間で5000時間以上をクリアするには1日13時間以上勉強しなければなりません。無理のない学習スケジュールを組むには、高校1年生から早めにコツコツと学習に取り組むことが大切です。
早期から勉強を続けることで、基礎力が安定し、後半に応用力や解答スピードを効果的に伸ばせます。
以下に、目指す大学別の勉強時間の目安を示します。この勉強時間は、通っている高校が毎年20名程度の医学部合格者を出している場合の目安です。医学部合格者が全くいない高校に通っている場合は、上位の生徒に追いつくためさらに多くの勉強時間が必要となります。
ここでは、学年ごとの勉強時間を紹介します。
高校1年生
高校1年生の勉強時間は、週20時間(1日3時間)以上が目安です。
しかし、高校入学当初はクラスメイトと仲よくなったり、部活に入ったり勉強以外に楽しみたいこともたくさんあるでしょう。
毎日3時間の学習が難しい場合は、平日に短時間、週末にまとめて勉強するなど調整するのがおすすめです。平日と休日のメリハリを意識することで、無理なく勉強習慣をつけられます。
高校2年生
高校2年生の勉強時間は、週30時間(1日4〜5時間)以上とされています。
部活などがある場合は、平日に3時間、土日に7〜8時間の勉強時間を作るなど時間を調整することで無理なく続けられます。高校1年生で長時間の勉強に慣れておけば、高校2年生から勉強時間を増やしても大きな負担にはならないでしょう。
高校3年生からはさらに勉強時間が増えるため、高校2年生までに長時間の勉強でも集中力が途切れない状態を作ることが重要です。
高校3年生
高校3年生では、週40時間(1日6時間)以上の勉強時間が必要です。平日は4〜5時間、休日は8時間〜10時間など平日と休日で勉強時間の割り振りを決めると学校生活と両立しやすくなります。
引退まで部活を頑張りたいと考えている方は、移動中などの隙間時間を勉強にあてるのがおすすめです。引退後は、すぐに勉強モードへシフトチェンジすることも意識しましょう。
授業期間にあまり勉強時間を取れない場合は、長期休暇を活用すると効率的です。
浪人生
浪人生は、週91時間(1日13時間)以上を目安に勉強時間を確保するのがおすすめです。
ただし、長時間勉強をしても内容が伴わなければ意味がありません。ダラダラと勉強をするのではなく、適切な時間配分を意識して効率的に勉強を進める必要があります。
また、浪人生は精神的に追い込まれる場合も多いため、適度な休息を取ることも大切です。自分の体調と相談しながら、長期戦に勝てる状態を作りましょう。
1日のスケジュール例
医学部に合格するためには、効率的な勉強スケジュールを立てる必要があります。しかし、どのようにスケジュールを立てるべきかわからない方も多いでしょう。
ここでは、高校3年生の勉強スケジュール例を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
平日のスケジュール
最初に、高校3年生の平日スケジュール例を紹介します。
・7:00:起床
・7:00〜9:00:準備、登校
・9:00〜15:30:授業
・15:30〜16:30:帰宅
・16:30〜19:00:勉強
・19:00〜20:30:夕食、入浴
・20:30〜23:30:勉強
・23:30〜24:00:翌日の準備
・24:00:就寝
上記は、部活動引退後のスケジュール例です。帰宅後に2時間半、就寝前に3時間、合計5時間半の勉強時間を確保できます。
部活動引退前は16:30〜19:00の勉強時間を取りづらいため、休日に回すとよいでしょう。
また、長時間続けて勉強をすると集中力が途切れやすくなります。適度に休憩を取り、リフレッシュをするのがおすすめです。
休日のスケジュール
高校3年生の休日スケジュール例を紹介します。
・7:00:起床
・7:00〜8:00:朝食
・8:00〜12:00:勉強
・12:00〜13:00:昼食
・13:00〜15:00:勉強
・15:00〜15:30:休憩
・15:30〜18:30:勉強
・18:30〜20:00:夕食、入浴
・20:00〜23:00:勉強
・23:00〜24:00:自由時間
・24:00:就寝
上記のスケジュールで1日12時間の勉強時間が確保できます。休日はつい朝寝坊してしまいがちですが、生活のリズムを崩さないためにも平日と同じ時刻に起床するのがおすすめです。
また、1日中家で勉強をしていると集中力が切れる場合があります。図書館へ移動するなど、環境を変えるようにすると気分転換になるでしょう。
私たち横浜予備校では、最初のテストで現在の学力と志望校の差を特定したうえで年間の学習計画を設計いたします。個人専用の自習室やロッカーがあり、勉強に集中できる環境が整っています。
現役生から浪人生まで医学部合格を目指すコースを提供していますので、まずは無料カウンセリングで学習スケジュールに関するお悩みをご相談ください。
朝8時から夜10時まで自習室を利用できるのに加え、ジュースサーバーや無料のコピー機、豊富な貸出用の参考書もあり、1日中集中して勉強できる学習環境が整っています。プロのサポートを受けながら、目標達成に向けた一歩を踏み出しましょう。
勉強時間を増やす方法
学校の部活や行事で忙しいと、なかなか時間の管理ができず勉強時間が不足する場合があります。時間を無駄にしないためには、自分にマッチした管理方法を取り入れることが大切です。
ここでは、勉強時間を増やすポイントを紹介します。
1日の行動から無駄な時間を削る
まずは1日の自分の行動を振り返り、無駄な時間を削りましょう。無駄な時間はないと思っていても、実際に振り返ってみると意外とたくさんあります。
例えばスマートフォンでゲームをしたり、テレビを見たり、一人でいる時間についやってしまうことがあるのではないでしょうか。
1つずつの行動は短時間でも、積み重ねれば15分、30分と時間を無駄にすることになります。合格のため、無駄はなるべく省くことが重要です。
3ヶ月ごとの学習計画を作る
効率的に勉強を進めるためには、3ヶ月ごとに学習計画を作るのがおすすめです。教科ごとに、3ヶ月で終える参考書や問題集の目安を決めましょう。
ただ何となく勉強を続けるより、期間を区切って明確な目標を立てることでモチベーションを維持しやすくなります。
ただし、すべての計画が順調に進むとは限りません。1週間〜1ヶ月ごとに進捗を確認することも大切です。計画どおり勉強が進んでいないのであれば、勉強時間や勉強内容を見直す必要があります。
休憩時間の取り方を工夫する
長時間の勉強で集中力が途切れるのを防ぐには、休憩が必要です。無理をして勉強を続けても学習内容が頭に入らず、効率が下がる原因になります。
例えば、人の集中力が続く平均時間は約50分といわれているため50分勉強して10分休憩するサイクルを意識するのがおすすめです。
また、集中力や持続力を鍛えるために100分〜150分勉強を続けて20〜30分休憩するのもよいでしょう。
あらかじめ決めた時間にタイマーをかけておくと、気持ちの切り替えがしやすくなります。自分にあう方法で休憩をとり、リフレッシュしてください。
科目ごとに勉強時間を変える
重要度にあわせて科目ごとの勉強時間を変えるのも意識したいポイントです。医学部受験では国立と私立どちらも英語・理科・数学が必須となるため、時間配分を多めに取りましょう。
なお、理科と数学の受験科目は大学によって変わります。早めに志望校を決め、受験科目にあわせた対策を徹底するのがポイントです。
睡眠時間は削らない
無駄な時間を削減しようとして睡眠時間を削るのはよくありません。睡眠不足は心身に悪影響を及ぼし、勉強に集中できなくなります。
場合によっては体調を崩す恐れもあるため、しっかりと睡眠を取ることが大切です。上質な睡眠を取るには、寝る前にストレッチをしたり、スマートフォンを見るのをやめたりしてリラックス状態を作るとよいでしょう。
医学部受験で勉強時間を割くべきポイント
勉強時間を有効に使うには、重点的に学習する科目を決める必要があります。医学部受験で特に重要なのは、必須教科の数学・英語・理科です。
ここでは、各教科・科目ごとのポイントや過去問の活用方法を解説します。
数学・英語
数学と英語は、優先して対策を取っておきたい教科です。共通テストのみならず個別試験でも出るため、基礎から応用まで幅広く網羅しましょう。
数学は、基礎問題集の反復演習に時間を使い、苦手分野を洗い出すようにします。苦手な部分を重点的に克服すれば、応用問題でのミスも減らせるでしょう。
英語の場合、長文の配点が高めに設定される場合が多いといわれています。英単語を覚えて基礎固めたら、長文読解に比重を置いて勉強時間を割くと効率的です。
理科科目
理科は、生物・物理・化学から2科目を選択するケースが多くあります。どれを選ぶべきか迷った場合は、化学から始めるのがおすすめです。
化学は生物や物理の範囲と被る部分があるため、基礎を押さえておくとほかの科目にも応用しやすくなります。
過去問
過去問は第一志望で6年分、第二志望で3年分、第三志望以降は1〜2年分を解くようにすると効率的に時間を使えます。過去問を解く際は、一度にすべての問題を解くことが重要です。
全問題に目を通すことで大学ごとの傾向が見えるだけでなく、時間配分も把握しやすくなります。全問を解いたら採点を行い、苦手分野を洗い出すのも重要なポイントです。
解けなかった部分は問題集や参考書を読み直し、解けるようになるまで復習を繰り返すことで苦手の克服につながるでしょう。
横浜予備校では、医学部受験生に特化した豊富な経験とカリキュラムで一人ひとりにあわせた指導を行います。過去には4ヶ月で偏差値を25ポイント上げたケースもあり、勉強時間を効率的に使うための学習計画のご提案が可能です。
専用の自習室やロッカーに加え、問題集や参考書も完備し、勉強に集中できる環境を提供しています。
横浜予備校の指導は、過去問演習の進め方や苦手分野の克服まで、効率的に合格力を高めることに特化しています。各大学の出題傾向に沿った個別指導を受けることで、効率よく得点力を上げ、志望校合格に向けてしっかり準備を進めていきましょう。
また、年間計画を日々の学習計画にまで落とし込み、専属コーチと一緒に学習管理を行っていきます。自学自習も迷いなく行えるので安心です。
ぜひ、無料相談や体験授業で学習に関するお悩みをご相談ください。
医学部合格に向けた効果的な勉強時間の管理と計画
部活や行事などで、医学部受験に向けた時間の管理が難しいと感じる高校生は少なくありません。思ったように勉強時間が取れず、焦る場合もあるでしょう。
時間を上手に使って効率的に勉強を進めることは、医学部合格への重要な鍵です。バランスの取れた学習計画のもとで時間管理を徹底するなら、予備校のサポートが役立ちます。
横浜予備校では、最初にテストを受けてから専属コーチと年間学習計画を立てるのが基本です。現在の学力を把握したうえで、一人ひとりに寄り添った根拠のある学習計画をご提案いたします。
また、学習カウンセリングでは自習計画の管理を実施しており、生徒自身が自分で勉強を進めるためのフォロー体制も万全です。
まずは、無料相談や体験授業へお越しください。医学部合格のための学習計画を丁寧にサポートいたします。