現役合格できるのはどのような特徴の受験生なのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では現役合格する医学部受験生の特徴と、現役受験生の合格率や合格を目指すための勉強法について解説します。
この記事を読めば医学部受験に対する不安が少しでも解消され、日々の学習を通じて現役合格へ確実に近づくための道筋がみえてくるでしょう。
目次
- ○ 医学部に現役合格できる受験生の特徴は?
- ・学校の成績がよい
- ・共通テストの点数が高い
- ・早い段階から志望校を決めている
- ・効率よく勉強している
- ・素直で柔軟性がある
- ・部活と勉強の両立ができている
- ○ 医学部の現役合格率はどのくらい?
- ・国公立大学医学部の場合
- ・私立大学医学部の場合
- ○ 医学部の現役合格を目指すための勉強法
- ○ 医学部現役合格を目指す受験生が予備校に通うメリット
- ・医学部受験の情報が得られる
- ・自分に合ったカリキュラムを組んでもらえる
- ・適切なサポートを受けられる
- ・勉強する環境が整っている
- ・ほかの受験生から刺激を受けられる
- ○ 現役合格を目指して医学部受験を成功させるためのポイント
医学部に現役合格できる受験生の特徴は?
医学部受験は膨大な量の勉強と高い競争率が特徴です。多くのライバルがいるなかで、どのようにして合格をつかみ取ることができるのでしょうか。
現役合格をつかんだ受験生には、共通する特徴があります。医学部合格者の特徴や成功へのヒントをお伝えします。
学校の成績がよい
まず、一つ目の特徴として挙げられるのは学校の成績がよいということです。この成績とは、テストの点数そのものではなく、評定平均値(内申点)のことを指します。
評定平均が良いといわゆる推薦入試(学校推薦型選抜や総合型選抜)に出願できる可能性が高まり、受験のチャンスが増えます。
また、多くの場合、一般選抜より倍率が低くなる傾向にあります。学校の平均評定が良いと受験機会が増え、倍率が低めの試験に挑めるというメリットがあるのです。
特に医学部をいわゆる推薦で受験する場合には、評定平均値が重要視されています。私立大学では学校推薦型選抜(推薦入試)と総合型選抜(AO入試)の入試方法があります。特に前者の学校推薦型選抜ではこの評定平均値が大きく影響することになるでしょう。
また、出願時に評定平均が基準に達していない場合には出願できないケースもあります。例えば、私立大学の愛知医科大学では学校推薦型選抜(公募)の出願資格が「評定平均値が全体で3.7以上かつ、数学・理科および外国語の教科でそれぞれ評定平均値が3.7以上の者」となっています。
出願時以外にも、合否選考時も評定平均値は重要視されるため、学校推薦型選抜を考えている受験生は特に学校の成績がよいほうが望ましいでしょう。
国公立大学や私立大学の一般選抜では評定平均値の基準はなく、影響はありません。
しかし、学校の成績やテストは基礎・基本を確認するものであるため、共通テストなどにも影響する可能性があり、手を抜くことはできないポイントになります。
横浜予備校では推薦専門のスタッフが総合型選抜や学校推薦型選抜の対策を無料で行うので安心してください。
共通テストの点数が高い
大学入学共通テスト、いわゆる共通テストは各大学が大学入試センターと共同で実施する試験です。
国公立大学の一般選抜受験者は、原則共通テストを受けなければなりません。
私立大学では、共通テストの成績を利用する共通テスト利用方式を設定しており、共通テストがよい点数であれば入学することも可能です。
国公立大学医学部の受験では共通テストの足切りがあることを聞いたことがある受験生も多いことでしょう。
足切りとは、共通テストを1次試験として課している国公立大学医学部において共通テストの点数が一定水準を満たしていない受験生に、2次試験の受験資格を与えないことを指しています。
また、通常、共通テストの持ち点と2次試験での得点の合計得点によって国公立大学医学部の合否判定が行われるのが一般的です。
国公立大学医学部を受験するにあたり、足切りに合わないためにも共通テストでは8割以上の得点(2024年度)が必須となり、共通テストの点数が高いことはかなり重要なポイントです。
早い段階から志望校を決めている
全国には医学部を持つ大学が、国立大学42校・公立大学8校・私立大学31校・防衛医科大学校1校の合計82校あります。
このなかで医学部受験生はどの大学を志望するかを早い段階で決めておくメリットについて紹介します。
・目標が明確になりモチベーションの向上につながる
・私立大学医学部受験では入試科目・配点を把握することができ効率的な学習計画を立てることができる
・情報収集がスムーズに行える
・志望理由書・面接対策が早い段階から行える
・共通テスト対策にスムーズに移行できる
早い段階で志望校を決めることは、大きなメリットをもたらします。目標設定が明確になり、効率的な学習計画を立てられるだけでなく、面接対策なども万全の準備が行えます。
効率よく勉強している
医学部受験は、ほかの学部と比べてとても高いレベルが求められます。そのため、効率的な学習方法が不可欠です。
効率よく勉強している受験生の勉強方法を紹介します。医学部受験生が実践している効果的な勉強法の一例を知り、日々の勉強に取り入れてみてください。
・基礎の徹底(教科書を完璧にする)
・過去問の徹底分析(出題傾向の把握、時間配分の工夫)
・弱点の克服(苦手分野の特定、重点的な学習)
・定期的な復習
・模試の活用(現状把握、弱点発見)
医学部受験は長期戦であり、効率的な学習方法とモチベーション維持が重要です。
時間管理や健康管理、ストレス解消など学習面以外にも気を遣って、ご自身の目標に向かっていく必要があります。
素直で柔軟性がある
医学部に現役合格できる受験生の特徴として、素直で柔軟性があるということが挙げられます。
受験生において素直であるということは、先生や同じ目標を持つ友達などのアドバイスや意見を受け入れることができるということです。
また、柔軟性を持つことで変化に対応できるようになります。
具体的には、学習方法の変更や病気やケガなどの想定外の出来事に対して柔軟に対応ができるということです。
さらに、固定観念に捉われないことや、ストレスを溜めにくいということも長い受験を突き進むには重要なポイントになります。
部活と勉強の両立ができている
部活と勉強の両立ができていることも、医学部に現役合格できる受験生の特徴です。大学受験のために部活をやめてしまう方もいますが、高校3年生の夏まで部活を続け、医学部に合格した受験生は数多くいます。
高2冬から高3夏まで部活を続けても医学部受験の合格率が高い理由として、部活が勉強の息抜きになってメリハリがつくことが挙げられます。
部活に時間が割かれる分、より効率的な学習計画を立てており、集中力も高く維持できているという特徴があります。
横浜予備校では、部活動を続けながら勉強ができるようにサポート体制を整えています。
部活動を引退してから、飛躍的に成績が向上する受験生も少なくありません。
部活と勉強の両立を目指す生徒のために、効率的な学習計画と集中力を引き出すサポートを提供しています。
忙しいスケジュールでも成果を出せるよう、プロ講師による1:1~1:4(クラス平均2名)の授業だけでなく、授業を効率よく先生と一緒に復習する個別演習授業(ハマトレ)や生徒が先生に教えるプレゼン授業(ハマプレ)で効果的に勉強をすすめていきます。専属コーチが自学自習も管理するのでさらに効率的に勉強できます。
まずは無料相談や体験授業で、部活と勉強を両立するための学習方法についてお気軽にご相談ください。
医学部の現役合格率はどのくらい?
医学部を受験しようと考えた際、気になるのが合格率でしょう。競争率が激しい医学部受験ですが、受験生はどのくらいいるのでしょうか。
医学部の現役合格率の現状と合格するためのヒントを紹介します。
国公立大学医学部の場合
2024年度の国立大学医学部の合格率は全体で30.5%で、男女別では男子合格率31.9%・女子合格率28.3%でした。公立大学医学部では、全体で30.0%で、男女別では男子合格率30.6%・女子合格率28.8%という結果になっています。
国公立大学医学部の男女別合格率は、若干男子の合格率が高い傾向にあります。2024年度では、現役合格率が高い大学は以下の大学です。
・東北大学 76.7%
・筑波大学 80.5%
・群馬大学 70.4%
・千葉大学 71.3%
・東京大学 84.7%
国公立大学の中でも特に難関の大学の現役合格率が高いです。
一方で現役合格率が低い国公立医学部は以下の大学です。
・富山大学 40.0%
・香川大学 31.2%
・高知大学 38.4%
・熊本大学 38.4%
・宮崎大学 32.7%
・大分大学 33.3%
国公立大学の場合は全体で平均約50%の現役合格率になります。
私立大学医学部の場合
2024年度の私立大学医学部の合格率は全体で8.1%でした。
男女別では男子合格率8.4%、女子合格率7.7%で若干、男子の方が合格率が高い傾向にあります。2024年度のデータでは、現役合格率が高い私立医学部には以下のような大学があります。
・自治医科大学 50.4%
・慶應義塾大学 75.7%
・順天堂大学 70.0%
・東京慈恵会医科大学 58.1%
・東邦大学 56.9%
・日本医科大学 58.7%
国公立と同じで特に入試難易度が高い大学は現役合格率が高いです。
一方で、現役合格率が低い私立医学部は以下のような大学です。
・岩手医科大学 23.9%
・東海大学 24.0%
・愛知医科大学 27.8%
・藤田医科大学 29.2%
・産業医科大学 25.7%
・久留米大学 19.0%
・福岡大学 23.5%
・金沢医科大学 13.5%
私立大学は全体として現役合格率はおよそ30%程度の現役合格率となります。
横浜予備校では、一人ひとりにあった学習指導を行っています。
特に医学部の現役合格を目指す方には、プロ講師による精度の高い指導を提供し、難易度の高い試験に備えた万全の体制を整えています。
まずは無料相談や体験授業にお気軽にお申し込みください。医学部受験の不安を取り除き、合格への筋道をお話しできます。
医学部の現役合格を目指すための勉強法
医学部合格には、高校3年間で5,000時間以上の勉強時間(授業を含めない)が必要とされています。
高校1年生の入学したときから勉強習慣を身につけ、基礎学力を確立するとともに、志望校の試験科目や出題傾向に合わせた対策を少しずつ取り入れていくことが重要です。平日2時間・土日5時間を目安に、徐々に勉強時間を増やしていきましょう。
高校2年生では過去問や模試を活用し、得意・不得意の把握と効率的な復習を進めます。
入学時から勉強習慣をつけておくことで、後から訪れるハードな受験勉強に対しての精神的負担を軽減することができるでしょう。
高校2年生では平日3時間、土日8時間を目安にします。高校3年生では平日4時間、土日10時間の勉強時間が望ましいです。
しかし、勉強時間を確保する一方で十分な睡眠時間や規則正しい生活リズムを保つことも健康管理をする上でとても重要です。
ここで1日の平日のスケジュールの一例を紹介します。
・23~6時:睡眠
・6~7時:朝学習
・7時~8時30分:朝食・通学
・8時30分~16時30分:学校の授業
・16時30分~17時30分:帰宅
・17時30分~18時30分:勉強
・18時30分~20時:食事・入浴
・20時~23時:勉強
バスや電車で通学している受験生は、すきま時間を利用して学習計画を立てましょう。
次に休日のスケジュールの一例を紹介します。
・23~6時:睡眠
・6時~7時:朝学習
・7時~8時:朝食
・8時~12時:勉強
・12時~13時:昼食
・13時~15時:勉強
・15時~19時:自由時間・夕食
・19時~22時:勉強
・22時~23時:自由時間
休日は学校の授業がないため、起床時間が遅くなったり夜更かししがちですが、平日の基本的な生活リズムを崩さないことを意識しましょう。
横浜予備校は長時間勉強するための設備も充実しています。自習室はもちろんジュースサーバーや無料で使えるコピー機など。もちろん、自習中に分からないことがあれば先生にどんどん質問に来てください。
医学部現役合格を目指す受験生が予備校に通うメリット
ここまで医学部合格への道がいかに難しく、狭き門であるかを紹介してきました。勉強時間の多さに加えて、医学部合格率の低さなど不安を感じることもあったでしょう。
ここでは、医学部予備校に通うメリットについて紹介します。医学部受験を成功させたい方はぜひ参考にしてください。
医学部受験の情報が得られる
医学部受験では、毎年入試制度が変更される可能性があります。予備校では新しい入試情報や出題傾向をいち早く入手することができます。
過去に多くの医学部合格者が輩出されている予備校なら、彼らの体験談や学習法から貴重なアドバイスを得ることができるでしょう。
自分に合ったカリキュラムを組んでもらえる
自分のレベルや志望校に合わせて、適切なカリキュラムを組んでもらえます。
また、弱点克服のために苦手な科目を重点的に指導してもらったり、苦手克服のための対策を立ててもらったりできるので効率的に勉強ができます。
横浜予備校では自学自も個別カリキュラムを組んで専属コーチと一緒に管理していくので安心して勉強を進められます。
適切なサポートを受けられる
小論文対策や面接対策など、医学部の受験に必要なさまざまなサポートを受けることができます。長期にわたる受験勉強で疲れてしまったときには、講師やスタッフに相談することもできます。
勉強する環境が整っている
静かに集中できる自習室で、効率的に学習を進めることができます。
横浜予備校では参考書や過去問などを活用できるようにコピー機の設置やドリンクサーバーなど快適に学習が行えるような環境作りをしています。
ほかの受験生から刺激を受けられる
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できるため、学習意欲が向上し、自分の学習を見直す機会も得られます。また、グループ学習を通して新しい学びの発見にもつながります。
現役合格を目指して医学部受験を成功させるためのポイント
最後に医学部現役合格を目指すみなさんに合格を手にするためのポイントを紹介します。
・基礎力の徹底
・過去問の徹底
・弱点克服
・時間管理
・モチベーションの維持
・健康管理
・情報収集
これらのポイントを意識しながら、計画的に学習を進めていきましょう。
医学部受験は決して簡単な道のりではありませんが、諦めずに努力を続ければ必ず目標を達成することができます。
横浜予備校は、今までに多くの医学部への合格者を輩出しています。
現役合格するためのノウハウを持った専門性の高い講師が、みなさんの医学部受験を全力でサポートします。基礎力の徹底から弱点克服・時間管理・健康管理に至るまで、合格に必要なポイントを一人ひとりに合わせてサポートしています。
医学部受験は困難な道のりですが、諦めずに取り組むことで目標達成が可能です。
資料請求や無料相談を通じて、医学部合格への第一歩を踏み出してみませんか?みなさんのお申込みをお待ちしております。