推薦入試は学力試験の結果が合否に大きく関わる一般入試とは異なり、学業成績や書類審査、面接など総合的に評価されるのが特徴です。
また推薦入試は試験が実施される時期が早いため、それを見据えてスケジュールを立てることが大切です。出願準備はいつ始めるべきか、何に集中すべきかを含めたスケジュールを理解しましょう。
特に有名私立大学は人気があり倍率が高いため、推薦入試の対策をしておく必要があります。
今回は大学の推薦入試の出願時期や受験スケジュール、推薦入試の試験内容を解説します。
目次
- ○ 大学の推薦入試(学校推薦型選抜)の出願時期は?
- ・大学ごとの出願時期の違い
- ・指定校推薦の出願方法
- ・公募推薦の出願方法
- ・指定校推薦出願時の注意点
- ・公募推薦出願時の注意点
- ○ 推薦入試までの受験スケジュール
- ・推薦入試の準備開始時期
- ・学校説明会とオープンキャンパスの活用
- ・出願書類の準備と提出スケジュール
- ・大学合格発表までのスケジュール
- ○ 推薦入試(学校推薦型)の試験内容
- ・推薦書
- ・志望理由
- ・活動報告書
- ・小論文
- ・面接
- ○ 推薦入試後の進路選択
- ○ 大学推薦入試の出願から合格発表まで
大学の推薦入試(学校推薦型選抜)の出願時期は?
大学の推薦入試には、大学が指定する高校に推薦枠を設ける指定校推薦と大学側が定めた基準を満たし、高校の校長から推薦を受ける公募推薦があります。
それぞれの推薦入試の出願時期や出願方法について解説します
大学ごとの出願時期の違い
推薦入試の出願時期は大学によって異なりますが、11月1日から受付を開始するのが一般的です。
推薦入試については各大学のホームページに記載されています。出願時期が早い大学もあるため、受験する大学が決まったら早めに確認しておきましょう。
指定校推薦の出願方法
指定校推薦に出願する場合に必要な書類は以下の4つです。
・入学志願票
・志望理由書
・調査書
・推薦書
指定校推薦は学業成績や学校内での活動が評価されます。そのため調査書や推薦書など高校側が準備する書類が必ず必要です。
必要な書類が揃ったら簡易書留で大学に郵送するのが一般的です。
締め切りが日が迫っている場合は速達・簡易書留を利用するとより早く届きます。指定校推薦の願書は合否に関わる大切な書類です。締切日は必ず守り、余裕を持って提出しましょう。
公募推薦の出願方法
公募推薦に出願する場合に必要な書類は以下の4つです。
・入学志願票
・志望理由書
・調査書
・推薦書
大学によっては課題レポートや英検、TOEICなどの取得結果を証明する語学試験の証明書の提出が必要になる場合もあります。必要書類が揃ったら簡易書留で大学に郵送します。
公募推薦に出願するときの必要書類は大学や学部によって異なるため、ホームページや募集要項を必ず確認しておきましょう。
指定校推薦出願時の注意点
指定校推薦で不合格になることはほとんどありませんが、出願期限を守らない場合や書類に不備があると不合格になるケースがあるため注意が必要です。
指定校推薦では、出願時に提出する学業成績や調査書などが選考基準になります。出願に必要な書類が揃ったら、不備がないか必ず確認し期日内に提出しましょう。
また指定校推薦はほかの大学と併願することはできません。合格が決まれば必ず進学する必要があるため注意が必要です。
公募推薦出願時の注意点
公募推薦では各大学ごとに出願時の条件が定められています。この条件を満たさない場合、出願ができないため注意が必要です。
公募推薦を利用して受験したいときは、志望校の出願条件を事前に確認し早めに対策しておくことが大切です。横浜予備校では専門のスタッフが推薦入試対策を無料でサポートします。
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各大学の出願条件に基づいた適切な対策を早期に立てられるよう、横浜予備校では出願条件や必要書類の確認から面接対策までご案内しています。
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推薦入試までの受験スケジュール
ほかの受験方法と比べて試験の時期が早い推薦入試ですが、どのような準備をすればよいのでしょうか。
準備の仕方や受験スケジュールについて詳しく解説します。
推薦入試の準備開始時期
推薦入試を受験するのかは高校2年生の1〜2月までに決めておくのがおすすめです。(早ければ早いほどよいです)。
志望校を絞り、評定平均や必要条件を満たすための計画を立てましょう。
推薦入試で提出する書類をまとめる本格的な準備は高校3年生の4〜6月頃に始めます。志望理由書や自己推薦書の作成も少しずつ進めましょう。
小論文は出来れば高2から、志望理由書、面接対策などは夏休み以降に始めていきます。
推薦入試は学業成績や学校内での活動が選考基準になるため、推薦入試を受験することが決まったらこれまでの成績を確認しておくことも大切です。
ほとんどの予備校は有償で推薦入試対策を実施しています。しかし横浜予備校では、推薦入試対策を無料でフルサポートしています。
推薦対策で困っている方は無料相談も行っていますのでお気軽にご相談ください。
学校説明会とオープンキャンパスの活用
推薦入試で受験する場合は、大学の学校説明会やオープンキャンパスを活用しましょう。
学校説明会やオープンキャンパスは実際に大学に足を運び、キャンパス内の雰囲気をリアルに感じることができます。
特にオープンキャンパスはキャンパスツアーや体験授業などさまざまプログラムが準備されています。
推薦入試の評価対象にはなりませんが、面接時に学校説明会やオープンキャンパスの感想を聞かれた場合、話す内容に困りません。
また志望理由も明確になり合格に近付きます。推薦入試を有利に進めるために、夏休みを利用して学校説明会やオープンキャンパスに参加しておきましょう。
出願書類の準備と提出スケジュール
出願書類は夏頃に準備しておきましょう。推薦入試の出願書類は高校側が準備する書類もあるため、余裕を持って担当教員に伝えることが大切です。
提出時期は大学によって異なりますが、11月1日から願書の受付を開始する場合がほとんどです。
一般入試よりも早く出願が始まるため、推薦入試で受験することが決まったら志望校の出願の提出時期を確認しておきましょう。
大学合格発表までのスケジュール
出願が終わったら試験対策を行います。大学ごとの試験内容に応じた小論文や面接対策に集中し、過去問や模擬面接を活用して実践力を養いましょう。
大学によって試験内容が異なるため募集要項などを事前に確認しておくことも大切です。11月中旬に試験が行われた後、12月頃には合格発表が行われます。
願書を提出してからすぐに試験が実施されるため、志望校が決まったら早めに試験対策を始めましょう。
推薦入試(学校推薦型)の試験内容
推薦入試は学力試験の結果で合否が決まる一般入試とは異なり、学業成績や面接など総合的な評価で合否を判断します。
推薦入試の試験はどのような内容で実施されるのでしょうか。
推薦書
推薦入試では推薦書が必ず必要になります。推薦書は高校側が準備する書類で、生徒の学習態度や活動歴が記載されます。
また受験生自らが記載する自己推薦書は、大学によって記述内容が異なるため、必ず確認が必要です。始めは自分で記載し、後から添削してもらうことで間違いに気付きやすいです。
基本的に推薦書が直接合否に関わることはありません。しかし高校側が推薦する理由と自己推薦書の内容が同じだった場合、不自然に思われる可能性もあるため、できるだけ被らないようにしておきましょう。
志望理由
推薦入試では出願するときに、大学の志望理由を具体的に記載する志望理由書の提出が必須です。
志望理由書は大学に行きたい理由や自分のアピールポイントを大学側に伝えることができるため、時間をかけて作成することが大切です。
学びたい学部や分野を具体的に記載すると、志望理由がより伝わりやすくなります。また面接時に志望理由書をもとにあらためて志望動機を聞かれる場合もあります。
そのため志望理由書の内容は必ず把握し、面接時に答えられるようにしておきましょう。
活動報告書
活動報告書は、主に公募推薦で受験する場合に提出を求められます。活動報告書には高校在学中に行った活動内容を記載します。
ボランティア活動や課外活動だけでなく、部活動の内容も記載することが可能です。
部活動で好成績を残せなかった場合でも、部活動を通してどのように成長できたかを具体的に記載すれば、大学側に十分アピールできます。
小論文
推薦入試では小論文を実施している大学がほとんどです。
小論文は与えられたテーマをもとに自分の意見や主張を600字〜800字で論述する文章のことで、客観的に伝えることが求められます。
小論文を書いたことがない受験生もいるため、試験前の対策が必要です。出題傾向は大学によって異なるため、過去に出題された問題は必ず確認しておきましょう。
また独学や自習で小論文の対策をするのは難しいです。横浜予備校では推薦入試対策を無料で実施しています。対策方法を詳しく知りたい場合はいつでもご相談ください。
面接
推薦入試では小論文のほかに面接を実施する大学が一般的です。推薦入試は志望意欲や人間性などを総合的に評価するために面接が行われます。
面接時は志望動機や高校生活についてなど基本的な質問をされる可能性が高いため、事前に対策しておきましょう。
また面接では話す内容だけではなく、声の大きさや身だしなみも重要です。
横浜予備校では面接練習を無制限で実施しています。面接に不安がある受験生は、横浜予備校で練習を徹底的に行い自信をつけた状態で面接に臨みましょう。
面接では志望動機や人間性を伝えることが重要であり、一人ひとりに合わせた面接指導で話し方や身だしなみ、第一印象まで細かくサポートしています。
面接練習を通じて、話す内容・声の大きさや姿勢など、相手に与える印象を良くするポイントも学べるため、入試本番での自信につながります。
まずは無料相談で、面接対策についてご相談ください。
推薦入試後の進路選択
指定校推薦は専願での受験がほとんどで、ほかの大学との併願が認められていません。
そのため指定校推薦で合格した場合は、必ず受験した大学に進学する必要があります。公募推薦では併願ができる大学もあるため、事前に確認しておきましょう。
推薦入試で合格した場合、学費を大学が指定する口座に期限内に振り込む必要があります。一般的に入学金と前期の授業料を合格後に支払います。
また合格通知書と一緒に送付されている入学手続き書類に必要事項を記載し、高校の卒業証明書や住民票などを添え大学に提出しなければなりません。
卒業証明書は発行までにかかることが多いため、高校に早めに申請するのが理想的です。
住民票は市役所で即日発行が可能ですが、繁忙期には時間がかかる場合もあるため、余裕をもって準備を進めましょう。
大学推薦入試の出願から合格発表まで
推薦入試の受験が決まったら、高校3年生の夏頃に推薦書や志望理由書などの準備を始め、必要書類が揃ったら11月に出願します。
必要書類に不備があった場合や期日に遅れて提出した場合は、その時点で不合格になる可能性もあるため注意が必要です。出願後は試験対策を行います。
出願から試験までの期間が短いため、小論文や面接など対策が必要なものは出願前に準備を始めておきましょう。
試験は11月中旬頃に実施され、12月には合格発表が行われます。正式な合格通知は後日、入学手続き要項や入学手続き書類などと一緒に郵送で送られてきます。
合格後、学費の振り込みや入学手続きを行わない場合は、合格を取り消されてしまうため必ず手続きを行いましょう。
推薦入試は一般入試と比べて早い時期に合格が決まります。進学先が決まったからと油断せず、目的を持って残りの高校生活を過ごすことが大切です。
大学入学後に役立つ資格を取得しておくと、大学の勉強に活かせるかもしれません。合格が決まったら残りの高校生活を有意義に過ごし大学進学に備えましょう。
横浜予備校では、推薦入試に向けた志望理由書や小論文・面接の対策を早期からサポートし、出願時期に不備なく書類が整うよう、必要な書類準備も徹底的にサポートします。
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