大学に落ちたとしても、そこが人生の終わりではありません。むしろ、ほかの進路や新しい道を考える貴重な機会と捉えましょう。
ここでは、大学受験に落ちた場合にどうしたらよいか、進路の選択肢やその後の対処法について紹介します。
今後の進路を考え、自分の将来に向けて新たな挑戦を始めましょう。
目次
- ○ 大学受験に落ちたときの進路の選択肢
- ・受験可能な学校に出願
- ・浪人
- ・専門学校
- ・留学
- ・就職
- ○ 浪人すると決めたときの選択肢
- ・大手予備校
- ・地元予備校
- ・オンライン予備校
- ・宅浪
- ○ 浪人を選択した場合の対処法
- ・心を落ち着けることが好ましい
- ・自分のやりたいことを考え直す
- ・浪人はメリットだと前向きにとらえる
- ・保護者としっかり話し合う
- ○ 大学入試に失敗したときに保護者はどうすべきか
- ○ 大学受験に落ちた後も前向きに進むために大切なこと
大学受験に落ちたときの進路の選択肢
大学受験に失敗して落ち込むこともあるかもしれませんが、選択肢が複数選べるうちに、次の進路を決めることが大切です。
まだ受験可能な大学があり挑戦しようと思う場合は、出願の準備を進めるべきでしょう。
一方で、大学受験を続けるのではなく、ほかの進路を模索する選択肢もあります。
学びたいことや取りたい資格があるなど明確な目標があれば、専門学校の方が夢を叶える近道になる場合もあるでしょう。
医療、IT、デザインなど職業に直結した分野で早くから活躍したい場合、専門学校進学は大変有力な選択肢です。
ほかには留学や、就職して社会人になる選択肢もあります。
受験可能な学校に出願
ほかに受験可能な大学があれば出願するのも一つの方法です。
大学によっては3月に後期日程の試験を実施している場合があります。
定員が少ないため倍率は高くなりやすい傾向ですが、気持ちを切り替えて諦めずに臨むことで合格できる可能性もあるでしょう。
第一志望の大学に入学したいのか、それともほかの大学でもよいのか、早めに決断する必要があります。
浪人
志望大学に再度挑戦したい場合は、浪人することが選択肢となります。
浪人生は勉強時間を確保しやすいため、時間が大きな味方になるでしょう。
一方で、勉強のやり方が自分に合っていないと、時間をかけても上手くいかない場合があります。
1年間勉強に集中することが体力・気力ともに少なからず負担にもなるため、自分に合った勉強の継続と予備校などを利用した適切なサポートが重要です。
専門学校
大学受験に落ちた場合の選択肢として、専門学校への進学もあります。
学校によって試験で重視するポイントはさまざまで、書類選考あるいは面接のみで合否を判定するケースもあります。
将来やりたい仕事が明確であれば、専門学校の方が大学より近道となるケースもあるため、有力な選択肢といえるでしょう。
また、大学進学志望の場合、専門学校から編入学をすることも可能です。
大学編入学は1年次からではなく2年次か3年次になりますが、浪人せずに済みます。
留学
語学留学を兼ねて、海外の大学へ留学する選択肢もあります。
敷居が高く感じるかもしれませんが、海外の大学にチャレンジするのも一つの選択肢です。
海外の大学に入学するには、書類審査、面接、学力試験などがあります。
留学は語学力を高め、異文化理解を深めるだけでなく、グローバルな視野や人脈を得られる貴重な経験です。
ビジネスや国際関係などの分野では、留学経験が将来の就職やキャリアに役立つことが多いため、一度検討してみる価値があります。
異文化の人と接することは大きな経験となり、視野を広げるきっかけにもできるでしょう。
海外に人脈を広げておくと、将来的に役立つケースもあります。
その他の留学のメリットとしては、英語圏の国であればネイティブの英語が身につけるチャンスが広がることであり、デメリットとしては留学費用がかさむことです。
就職
大学受験に落ちたら就職する選択肢もあります。
最初から受験は一度きりで、落ちたら就職する、と決めている方もいます。
派遣社員やアルバイトで社会経験を積みながら、必要に応じて再度進学を考える方もいるでしょう。
就職するメリットは、人より早く社会人としての経験が積めることや、経済的に自立できることなどです。
一方で受験が終わる2月3月では、正社員の採用を終了している企業が多く、入社したい企業への就職は難しいかもしれません。
また、企業の採用条件が大卒を前提としているケースもあり、高卒での就職は選択肢が限定されやすい点がデメリットといえます。
入社したい企業が決まっている場合は、派遣社員あるいはアルバイトから始めるのも選択肢のひとつでしょう。
浪人すると決めたときの選択肢
大学受験に失敗して浪人すると決めた場合、どのように受験勉強をするのかを決めなくてはいけません。
浪人生活を成功させるためには、自分に合った学習環境を選ぶことが大切です。
選択肢としては大きく2つあり、1つは予備校に行くこと、もう1つは自力で勉強することです。
次こそ行きたい大学に合格するために浪人すると決めた場合の選択肢を詳しく紹介します。
大手予備校
全国に校舎があるような大手予備校は、さまざまなタイプの講師が在籍しており、充実したコース設定から自分に合った勉強を取り入れやすいのが特徴です。
公式サイトには合格実績が明記されていることが多いので、志望校の合格率が確認できればモチベーションも高められるでしょう。
また、各予備校では一般的に全国規模で模試を実施しており、自分の実力を随時確認しながら計画的に勉強を進められます。
大手予備校は生徒数が多い傾向なので集団指導が一般的ですが、予備校によっては個別指導を導入していたり、オンラインやビデオで視聴できる映像授業を行っていたりとさまざまです。
ただし選択肢が幅広い反面、自宅の近くに大手予備校がないケースもあるため、無理なく継続して通えるかという問題があります。
地元予備校
地元予備校のメリットは、地元であるため自転車で通えるなど通学が容易である点です。
学費が抑えられる傾向にあるのもメリットであり、場合によっては予備校への交通費も考えずに済むでしょう。
地元だけに顔なじみが多く、高校生活の延長のようなアットホームな雰囲気で勉強できるのも強みです。
少人数制が多く、講師との距離感も近いため、親しみやすい環境で勉強できるのもメリットといえるでしょう。
予備校によっては、地元の先輩が学生講師として在籍しており、より気軽に相談しやすいこともあります。
ほかの生徒たちと共に臨む受験を団体戦と捉え、周囲と切磋琢磨して学力を上げることが期待できるでしょう。
オンライン予備校
オンライン予備校のメリットは、ネット環境とPCがあればどこでも授業を受けられることです。
自分のペースで学習したい人や忙しい人に最適です。
授業料もほかの予備校と違って割安となることが多く、交通費もかからないので経済的にもメリットが大きいでしょう。
大手予備校が提供しているケースもあり、授業形式も大きく以下の2種類があります。
・オンデマンド
・ライブ
オンデマンドは、都合のよいときに予備校の指定サイトへアクセスして授業を受けることです。
ビデオ形式のため、自分のペースで繰り返し授業を受けることができます。
ライブは、対面あるいは数人で授業を受ける形式です。
通常の授業と変わりなくその場で質問して疑問点を解決できるなど、ライブならではのメリットがあります。
宅浪
自宅で勉強する自宅浪人を略し、宅浪と呼びます。
自分のペースで勉強を進められる反面、計画的な勉強やモチベーションの維持が課題となりやすいです。勉強を継続する意志の強さが求められるでしょう。
とはいえ、勉強できる環境が整っていれば宅浪も決して悪い選択ではありません。
自分自身のペースで勉強を進めていける方や自力で問題解決できる方、困難な場面に直面しても突破できる力のある方に向いています。
さらに、自身で足りない部分がわかっていて、そこを重点的に力をつけたい方も向いているでしょう。
好きな場所で一人静かに勉強できる点や、経済面でも費用がかからない点がメリットといえます。
なお、横浜予備校では通常の指導だけではなく、自学自習徹底管理コースも用意しています。
講師が生徒の現在の学力から逆算して年間学習計画を作成し、計画的な学習が進められるようサポートします。
宅浪で勉強する際に課題となるモチベーション維持や学習進捗の確認も、横浜予備校の指導体制でしっかりサポートされるため、安心して学習を進めることができます。
自学自習を効率的に進めたい方や、学習環境を整えたい方には最適なプランです。
まずは無料相談に申し込み、あなたに適切な学習方法を見つけて、目標達成に向けて一緒に進んでいきましょう。
浪人を選択した場合の対処法
浪人を選択した場合は、さまざまな心の葛藤があるかもしれません。
まずは、心を落ち着けることが大切です。
できるだけリラックスした状態で、今一度将来的に自身のやりたいことを考え直してみましょう。
浪人は新たなスタートだと、前向きにとらえることが大切です。
保護者と今後のことについてしっかり話し合い、浪人生活を有意義にするための心の準備を整えましょう。
ここでは各ポイントについて、詳しく解説します。
心を落ち着けることが好ましい
浪人を選択すると大学に合格した現役生とは1年の開きができるので、つらい気持ちや焦る気持ちがある方も少なくないでしょう。
まずは心を落ち着かせることが大切です。
つらいと感じることに、以下が考えられます。
・プレッシャー
・孤独
・成績
・お金のこと
浪人になった焦りでプレッシャーを感じるケースが多いですが、受験の経験を積み、次回はアドバンテージがある状態で臨めると考えることもできます。
同級生が現役で合格して交流が少なくなり、孤独を感じることもあるでしょう。
その場合、予備校に通っていれば同じ志望校を目指す仲間がいて、応援してくれる講師がいます。
つらいと思ったときには、周囲に頼って不安を聞いてもらうことも大切です。
成績においては勉強するしかありません。
勉強で少しずつ自信をつけていければ、成績の不安は軽減していけるでしょう。
お金のことは家族にしっかり相談し、第一志望に合格したい真剣な思いを伝えて、必要なサポートをしてもらうようにしましょう。
つらい気持ちや焦る気持ち、悩みごとなどを一つひとつ解決していき、心を落ち着かせて勉強モードへスイッチを切り替えることが大切です。
自分が成長している姿をイメージすることが、モチベーションアップに役立ちます。
「浪人して良かった!」と思えるほど精一杯勉強をする覚悟が必要です。
自分のやりたいことを考え直す
浪人を選択してもしばらくは心の整理がつかないかもしれません。
そういったときは、自分がやりたいことをあらためて考え直してみるのがおすすめです。
大学に入ったら何をしたいか、何を学びたいかなど、さまざまなことを考えてみましょう。
そして、その先にある将来の夢やなりたい職業なども考えることで、次の大学受験に向けてモチベーションを維持しやすくなります。
浪人はメリットだと前向きにとらえる
すでに大学受験を経験していることは、現役生に比べて大きなメリットです。
例えば、もし今回の受験でプレッシャーに飲み込まれて本来の力を発揮できなかった場合は、そういった教訓を次に活かすことができます。
経験を活かせれば、次の大学受験では成功率アップが期待できるでしょう。
また、一方で進路の変更についてじっくり考えられるのも大きなメリットです。
選択肢が広がれば、心にも余裕が生まれやすくなります。
精神的に強くなることで、次の大学受験に向けて大きな自信になります。
保護者としっかり話し合う
浪人を選択すると決めたなら、その思いをしっかり保護者に伝えて、お互いに納得できるまで話し合いましょう。
浪人生活には家族のサポートが欠かせません。
志望校へ入るために1年間勉強するという覚悟を伝え、保護者に応援してもらうことが大事です。
自分が将来的にやりたいことやなりたい職業などの将来設計を話し、そのためには大学に入学して必要な知識を習得したい、勉強したいということを説明しましょう。
目標を共有しておくことで、保護者も安心して支援できます。
保護者のサポートを得ながら、有意義な浪人生活を送る準備を整えましょう。
横浜予備校では、志望校合格に向けた明確なプランを作成し、浪人生活が充実したものになるよう全力でサポートしています。
生徒一人ひとりの目標や将来設計を尊重し、少人数制の手厚い指導で自信を持って学習を進められる環境を提供しています。
横浜予備校の既卒生コースは科目別・能力別にクラス分けを行い、1クラス平均2名で授業を行っていきます。
「予備校に入ったけどレベルが合わなかった....」ということは起こり得ません。
この平均2名のクラスを大手予備校で高い評価を受けるプロ講師が担当するので、「分かった!」が早く積みあがります。
そして、先生と一緒に授業を復習する個別演習授業のハマトレや、先生に授業をするハマプレで学力を定着させます。
保護者の方はLINEで24時間、横浜予備校と相談できますので安心してお子様を予備校に預けることが出来ます。
まずは無料相談に申し込み、適切な学習プランを立てることで、横浜予備校で合格への一歩を踏み出しましょう。
大学入試に失敗したときに保護者はどうすべきか
大学入試に失敗すると、本人の悩みや落胆の大きさは保護者には計り知ることができません。
そのため、どのように言葉をかけたらよいのか戸惑うこともあるでしょう。
大切なのは、本人の意思を尊重し、できる限りサポートするという気持ちを伝えてあげることです。
落ち込んでいる時は「気持ちが少し楽になるまで待つよ」といった、共感の言葉をかけるとよいでしょう。
浪人生活も一つの挑戦です。
前向きな気持ちで準備ができるよう、これからのことについて親身になって相談に乗るようにしましょう。
大学に進学したい意思を確認し、応援すると決めた場合は、まず予備校選びを一緒に考えることが大切です。
大学進学を目指す場合は、予備校のサポートを最大限に活用することが目標達成のカギとなります。
予備校では受験対策だけでなく、学習計画のサポートやメンタル面での支えも受けられるため、安心して学習を進められるでしょう。
大学受験に落ちた後も前向きに進むために大切なこと
大学受験に落ちた場合、新しい挑戦に向けて計画を立てることが大切です。
しかし、不安を消すのが難しいことも少なくないでしょう。
落ち込んでいるときや気持ちが沈んでいるときに大切なのは、何かしらの行動に出ることです。
例えば1人でいると人と落ち込みやすくなるので、誰かと話すことで気持ちを安らげるのも大切な対処法です。
大学受験に落ちて浪人を決めているのなら、1人で悩むよりも予備校のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
予備校のカウンセリングでは、自己分析のほか、これまでの自分に何が足りなかったのかが明確になるサポートが受けられます
受験勉強の計画も一緒に立てていくため、きっと次のステップに向けての道しるべになるでしょう。
横浜予備校では、生徒一人ひとりに合わせて受験対策を行っています。
浪人生活を前向きにスタートできるよう、カウンセリングや個別サポートを通じて、心のケアと学習計画をしっかりサポートします。
落ち込んでいるときこそ、プロの先生と一緒に次のステップを考え、自己分析を通じて自信を取り戻すことが重要です。
自分に合った方法で学び、次の挑戦に向けて力強く進んでいきましょう。
まずは無料相談に申し込み、適切な学習プランを立てることで、合格への一歩を踏み出しましょう。