このような不安を解消するためには、中高一貫校特有の学習法と問題点を知ることが重要です。
特に中高一貫校では通常より早い段階で高校内容に入ることが多く、一般的な学習方法と異なる点も多いため、効果的な対策が必要です。
この記事では、中高一貫校の効果的な学習法や授業進度の特徴、問題点についても解説しています。
中高一貫校の効果的な学習法を身につけ、内部進学や大学受験を成功させるための具体的な対策を一緒に考えていきましょう。
目次
- ○ 中高一貫校の勉強法
- ・英語は単語と文法をよりしっかりと身につける
- ・数学は予習よりも復習を重視する
- ・国語・理科・社会は授業と宿題を重視する
- ・内部進学が目標なら定期テスト対策が必要である
- ・学校だけでなく塾・予備校も活用する
- ○ 中高一貫校の特徴
- ・カリキュラムの独自性が高い
- ・授業進度が早い
- ・大学に内部進学できる学校もある
- ○ 中高一貫校で生じやすい問題点
- ・授業進度についていけなくなる
- ・宿題・課題に対応できない
- ・高校受験がないので中だるみが生じる
- ○ 横浜予備校には中高一貫校向けコースもある
- ・独自教材にあわせた授業
- ・二人三脚で自学自習を計画・管理
- ○ 中高一貫校での学習を効果的に進めるために
中高一貫校の勉強法
中高一貫校の勉強法を考えるうえで、どの教科に重点を置けばよいかわからず悩んでいる方は多いでしょう。
ここでは、各教科の効果的な勉強法や塾・予備校の活用法を具体的に解説します。
ご自身に合う勉強法を見つけるための参考になれば幸いです。
英語は単語と文法をよりしっかりと身につける
英語の勉強で重要なのは単語です。単語がわかれば長文読解力が上がり、英語の点数を底上げできるでしょう。
授業進度に合わせて教科書に出てくる単語を暗記するようにすると定期テスト対策にもなります。単語を暗記するには、繰り返し書いて読む、単語カードやスマートフォンのアプリなどを活用する方法が有効です。
また文法問題や記述式問題の対策として、文法を身につけることが重要です。
まずは教科書で学んだ範囲で、繰り返し構文を読み書きして暗記すれば、定期テスト対策にもなります。
文法に関する参考書は、ひたすら問題を解くタイプの参考書や、音声を繰り返し聞いて音で構文を覚えるタイプの参考書もあります。
音で構文を覚えるタイプの参考書は、シャドーイング教材としても活用でき、リスニング力の向上も期待できるのがポイントです。
覚えようと頑張らなくても、通学の時間などに繰り返し聞くことで、自然と口から出るようになります。
特に中高一貫でNew TreasureやProgressという教科書を使っている学校の生徒は、New TreasureならKey Point、ProgressならLookという例文を理解して完全暗記しましょう。
これらの例文には重要文法事項が凝縮されています。この勉強をするだけで英文法の基礎力が身に付きます。
数学は予習よりも復習を重視する
数学の勉強で重要なのは繰り返し問題を解くことです。問題を繰り返し解くことで理解が深まり、テストでの得点力も上がります。
そのため、授業の予習よりも復習に重きを置くとよいでしょう。数式の暗記だけで解ける問題は少なく、演習を重ねることで初見の問題にも対応できるようになります。
教科書や学校で配られるプリントを何度も復習し、余裕があれば市販の参考書も活用して得点を伸ばしましょう。
市販のテキストを購入する際は何冊も購入するのではなく、自分に合ったテキストを吟味して1〜2冊購入し、徹底して取り組むことがポイントです。
問題を解く際は、解説を読んで終わりにはしないことが重要です。
解けなかった問題は、【問題を解く】→【解説を読む】→【その場でもう一度解きなおす】→【翌日、もう一度解きなおす】というサイクルを定着させます。
このサイクルができれば、数学はかなり得意になるでしょう。
国語・理科・社会は授業と宿題を重視する
国語・理科・社会は授業と宿題に重点を置きましょう。
国語であれば漢字や古典文法、社会であれば用語を暗記する必要があります。それらはしっかりと点が取れるよう、繰り返し書いたり、単語カードを活用したりして覚えましょう。
これらの科目は暗記量も多いため、先生の授業を聞いて理解を深めることで知識が定着しやすくなります。
現代文・化学・物理などは暗記だけで得点するのは難しく、これらに関しても授業をしっかりと聞くことが重要です。
先生が出す宿題はテストに出やすいため、特に重視して問題を解くようにすると定期テストの点数アップにつながるでしょう。
内部進学が目標なら定期テスト対策が必要である
中高一貫校では付属大学に内部進学できることもあります。
内部進学のためには、定期テストの結果のみならず授業態度や部活動なども評価項目に含まれます。
同じように内部進学を目指す生徒は少なくありません。
毎回の定期テストで上位の成績を取り、ほかの生徒と差をつけられるようなポイントを作ることで内部進学への道が開けるでしょう。
学校だけでなく塾・予備校も活用する
先生によって教え方がさまざまで、苦手意識のある科目や伸び悩む科目もあるでしょう。また授業進度が早く理解が追いつかないことも考えられます。
そのような場合には学校だけに頼らず、塾・予備校を活用するのがおすすめです。
塾・予備校を活用し指導を受けることで、つまずいているポイントを解消できます。
また塾・予備校で自分に合った先生に出会うことで、苦手科目が克服されて得意科目になったり、好きな科目に変わったりすることもあります。
特に、横浜予備校では、プロ講師とのマンツーマンの個別指導を行っています。各生徒の理解度や目標に合わせた学習カリキュラムを提供しています。
また横浜予備校では、授業だけで学力がつくと考えていません。【授業】→【先生と一緒に習った問題を復習】→【翌週までに習った内容を先生に生徒が教える】という流れで学力をつけていきます。
さらに、豊富な受験情報と進路相談のサポートにより、生徒一人ひとりに適した学びを実現します。
学習面だけでなく、メンタル面での手厚いサポートも提供しているため、安心して学習に集中することが可能です。ぜひ一度、あなたに適切な学習プランを提案させてください。
中高一貫校の特徴
中高一貫校の特徴は、授業進度やカリキュラムが学校によって異なることです。
ここでは、中高一貫校のオリジナルカリキュラムや授業進度の速さ、内部進学のポイントについて解説します。
カリキュラムの独自性が高い
中高一貫校はオリジナルのカリキュラムがあることが多いです。
中学生の段階から、大学受験を見据えたカリキュラムとなっていることもあります。
基本的には高校受験のための対策が不要なため、大学を見据えた対策に早くから取り組めるというメリットがあります。
授業進度が早い
中高一貫校の特徴として、授業進度が早いことが挙げられます。
中高一貫校では高校受験がなく、中学生の段階から大学受験を見据えて勉強が進むため、公立中学や公立高校に比べると早い進度で学習が進みます。
大学に内部進学できる学校もある
中高一貫校のなかには、付属大学に内部進学できる学校もあります。
医学部に内部進学できる中高一貫校もあり、多額の費用はかかるものの医学部への入りやすさを狙って入学する方もいます。
内部進学者を決定する際には、定期テスト・授業態度・部活動・課外活動などを評価されることが多いです。
中高一貫校のための定期テスト対策を行うとともに、勉学以外でも評価される行動を取る必要があります。
内部進学を視野に入れている場合は、中学入学時点から評価が落ちるような行動を避け、積極的に部活動や課外活動に参加する姿勢をアピールするとよいでしょう。
熱心に部活動に取り組み結果を残す、委員会活動や学園祭に積極的に参加するなどの行動は先生に好印象を与え、評価につながります。
中高一貫校で生じやすい問題点
中高一貫校の授業についていけないと感じたり、宿題が多いと感じたりしながらも、なぜそのような状況に陥っているのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、中高一貫校の生徒が悩みやすいことについて解説します。中高一貫校で生じやすい学習上の問題点は以下です。
・授業進度についていけないこと
・宿題・課題が負担になること
・高校受験がないため中だるみしやすいこと
これら3つが挙げられます。ここでは、中高一貫校で生じやすい問題点の原因や、効果的な対策を取るための方法を解説します。
授業進度についていけなくなる
中高一貫校は高校受験がなく、中学生の段階から大学受験を見据えた勉強を行います。
そのため授業進度が早く、理解が追いつかずにつまずいてしまうと、授業ペースについていけなくなることもあるでしょう。
基本を十分に理解しないまま進むと、英語や数学などの積み上げ型の科目では内容を見失いやすいという問題もあります。
つまずきやすい単元や時期に備えた対策を立てておくことが重要です。
特に体系数学などを使っている場合は、関連のある単元を一気に学習するため、一度ついていけなくなると追いつくのがとても大変です。
例えば、体系数学では中一で中一の内容はもちろん、中二の内容から高一の内容まで一気に学習することがあります。
どこか一カ所でつまづくと、その後の授業が全く分からなくなるという危険があります。
宿題・課題に対応できない
授業進度が早く理解が追いつかずに苦戦するなか、宿題・課題を提出期限内にこなすことができずに悩む生徒も少なくありません。
中高一貫校は高校受験がないため、気が緩まないように宿題・課題を多く出している学校もあります。
これらのことから、宿題・課題へのストレスを抱えてしまう生徒もいるでしょう。
このような場合は、まずは課題の優先順位をつけ、周囲のサポートを得ながら対策していくことが重要です。
横浜予備校には授業だけでなく、先生に質問をしながら問題集を解いていく個別演習の時間があります。
この時間を活用すれば、一人ではなかなか進められなかった問題集も進めることができます。
高校受験がないので中だるみが生じる
中高一貫校は高校受験がなく、6年間環境が変わらないため中だるみしやすいです。
中学受験を終えて気が緩み、入学後に勉強が疎かになってしまうこともあります。また6年間という長い期間のなかで、モチベーションを維持し続けるのが難しい場合もあるでしょう。
6年間をあまりにのんびり過ごしすぎると、周囲の生徒と差をつけられてしまう可能性もあります。
そのため、塾や予備校に早い段階から通う生徒も少なくありません。塾や予備校に通うことで、勉強に励む他校の生徒から刺激を受け、勉強へのモチベーションを維持しやすくなります。
横浜予備校には中高一貫校向けコースもある
中高一貫校に通う方のなかには、塾選びに悩んでいる方もいることでしょう。横浜予備校には、中高一貫校向けのコースがあります。
独自教材にあわせた授業や二人三脚で自主学習を計画・管理していることが特徴です。
オリジナルのサポート体制が充実している横浜予備校の中高一貫校向けコースに関して詳しく解説します。
独自教材にあわせた授業
横浜予備校の中高一貫校向けコースでは、学校教材に準拠した内容を指導しているのが特徴の一つです。
例えば、英語はニュートレジャーやプログレスに沿った授業を行い、数学は体系数学に沿った授業を行います。
一人ひとりの理解度に沿って授業を進めているので、授業進度についていけないと悩んでいる生徒も不安なく受講できます。
二人三脚で自学自習を計画・管理
中高一貫校向けコースに、自学自習徹底コースを追加すると、講師が自学自習の計画と管理を一緒に行うサポートが受けられます。
全教科(英語・数学・国語・理科・社会)の個別演習授業に参加することも可能です。さらに強化したい科目について、1対1の個別授業を追加で受けることもできます。
横浜予備校ではこのように、二人三脚で自学自習を計画・管理し、中高一貫校に適した学習をサポートしているのが特徴です。
充実した個別サポートにより、授業進度が早くてもつまずきにくくなります。定期テスト対策はもちろん、十分な大学受験対策を行うことが可能です。
これらのコースを受講した生徒は、首都圏の国公立大学や医学部医学科に進学しています。
中高一貫校での学習を効果的に進めるために
中高一貫校の効果的な学習法や授業進度の特徴、問題点などを解説してきました。
中高一貫校での学習を効果的に進めるためには、効果的な学習計画と予備校の活用がキーポイントとなります。
中高一貫校での学習ペースや勉強を進めるうえでの問題点など、まずは全体像をとらえましょう。
そのうえで自身の望む進路を踏まえ、優先すべきことを理解し、学習計画を立てることが重要です。
また必要に応じて塾・予備校を活用することで、より効果的な学習を進めることができます。
横浜予備校では、中高一貫校向けコースがあり、独自教材にあわせた授業や独自のサポート体制が充実しています。
進度や理解度に合わせた個別サポートで、きめ細やかな指導を受けることが可能です。
また24時間対応のLINEサポートがあり、授業外でも質問や相談を受けることができます。
さらに、保護者様も24時間、横浜予備校に学習法などのご相談をしていただくことができます。自習中にわからないことがあってもすぐに解決でき、メンタル面のサポートも万全です。
さらに横浜予備校は入会金や教材費が無料で、春期講習や夏期講習などの季節講習代も受講料に含まれています。
質の高い学習環境を提供しつつも、良心的な料金設定となっており、経済的にも不安なくご利用いただけます。
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