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2019/01/18

聖マリアンナ大学医学部2018『化学』入試分析|横浜医学部予備校

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現役の国立医大生に聖マリアンナ大学2018年度の実際の入試問題を解いてもらい、
各問題の率直な感想をもらい、問題分析をしてもらいました。
受験生の立場に非常に近い現役医大生の感想なので受験生の立場に近い感覚だと思います。
是非、参考にしてください。このコラムが受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

聖マリアンナ大学医学部2018『化学』入試分析|横浜医学部予備校

 

私大医学部の問題の入試分析と対策(2018年度、聖マリアンナ 化学)

 

※各教科に基準点があり、1科目でも基準点に満たない場合には、不合格となることがある。

入試基本情報

・3教科で400点満点

・偏差値は65程度

・大問にして3つ、小問にして29問

・選択肢から答えを選ぶものから、記述式までと幅広く出題

・全体の難易度は易~難と幅広く、完答は難しいため解ける問題から確実に解いた方が得点は上がると考えられる

・技能・知識はセンター試験レベルのものが多く、もしくはそれを少し難解にしているレベ

 ル

 

以下、✩~✩✩✩で難易度を表します。

✩の数が増えるほど、難易度が高くなります。

 

第1問 

 

(1)✩ (2)✩ (3)✩✩ (4)✩✩ (5-1)✩ (5-2)✩ (5-3)✩✩

 

この大問は比較的簡単な問題で構成されています。内容はセンター試験のものに近く、この大問で得点するための対策として特殊な問題集や問題形式をあらかじめ勉強しておくことの重要性は高くないと考えられます。有効数字の指示があるのも親切ですね。しかし、選択肢の問題では「すべて選べ」や「いずれも該当しない場合は…」などのように答え方が何パターンもありますので、勘で正解することは難しいでしょう。しっかりと理解できているかどうかが見られていますので、細かいところにまで気を配ることで得点できるでしょう。なんとなくの知識では通用しない問題ばかりが並びますので、日ごろから知識を正しく入れることを意識しておきましょう。

 

対策としては、基礎的な内容とセンター試験形式の問題を解いておくことで、入試問題にも対応しやすくなると考えられます。

 

第2問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩✩ (4-1)✩ (4-2)✩ (4-3)✩✩ (4-4)✩ (4-5)✩✩ (4-6)✩✩ (4-7)✩✩ (4-8)✩✩

 

(1)、(4-1)、(4-2)は知識を問う問題で、その他の問題は知識だけでなくそれを用いて計算ができているかまでを見られている問題といえます。この大問では選択肢から選ぶ形式だけでなく、計算、イオンの構造を書くもの、文章での記述など答え方が様々です。(4-4)、(4-8)は文章で答えるタイプの記述式ですが、特に(4-4)はぜひ正解してほしい問題といえます。と言いますのも、問題集の後ろ側についていることが多い記述対策/例題によく出てくるものだからです(少し分厚い問題集ならついているのを見たことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか)。この大問での正答率を上げるためには、pHにも気を遣って計算することが重要です。反応において、濃硫酸、濃硝酸、希硫酸、希硝酸がどのような働きをするのかを意識することは大前提として、反応時にpHにも留意しておきましょう。

 

対策としては、mol、体積、%、密度などを自身で整理してから公式に当てはめて答えを求めることが挙げられます。化学や物理は情報が交錯しやすいので、情報を自身でルールを決めて整理するようにしましょう。解き方はひねったものはなく、一般的な解き方で答えにたどり着くものが多いので、いかに問題数を解いて身に着けてこられたかが明らかになる大問ともいえるでしょう。もし計算の仕方が浮かばなかった受験生は、よく復習して計算の流れをつかんでおきましょう。それだけで問題に取り掛かりやすくなりますし、この大問の問題なら解答できるものがかなり増えると思われますよ。

 

第3問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩ (4)✩✩ (5)✩ (6-1)✩✩ (6-2)✩✩ (6-3)✩✩✩ (6-4)✩✩ (7-1)✩✩ (7-2)✩✩✩

 

この大問は糖類に関するもので、好き嫌いがわかれそうですね。この問題は生物選択者には少しだけ有利だったのではないでしょうか。しかし、生物選択者であってもそうでなくても、糖類の構造や分解について理解していないと解けないことには変わりありませんので、生物選択者に大きく有利だったかというとそうではありません。ただ知っている言葉で問題が構成されているからとっつきやすかったな、という程度です。この問題で得点するためには、糖類の基本的構造の理解が不可欠です。名前を言われたらどのような構造をとるのかが頭に浮かばなければ解答までにも時間を要します。糖類を暗記しておくことは重要なのですが、できている受験生は案外少ないもの。ここで得点したい、差をつけたいのならぜひ覚えておきましょう。

 

対策としては、問題集や教科書だけでなく資料集などにも目を通しておくことです。糖類は構造や薬液との反応を見る問題が多いので、イラストや薬剤とのカラフルな反応の様子をたくさん掲載している教材を用いるといいと考えられます。それに当てはまるのが資料集です。今回の問題でも呈色反応についての問題が(6-1)にあります。呈色反応は言葉だけでなく、実際に実験するか資料集などで色を確認しておくだけでイメージになって脳内に色濃く残るようになります。

 

 

2018年度の聖マリアンナ医科大学入試を、完璧に解ける人はかなり少ないように感じますが、化学の場合は全く手が付けられないようなレベルのものではないので、「自分はどの問題なら解けるのか」ということを見極めてから取り掛かることが望ましいです。

数学などに比べて得点しやすい科目ではありますので、テスト開始後に内容を全体的に把握してどの大問からとりかかるのかを判断する力を要します。すべての問題を解こうとせずに、簡単なもの(センター試験レベルのもの)から解き始めましょう。大問の(1)、(2)などを確実に取れるようにして、得意分野をあらかじめつくっておくことが勝利への近道です。化学は得意不得意の分野がはっきりしている人が多いので、自分が自信をもって「ここでは点数がとれる!」という分野を2、3つは決めておいて、その大問から解き始めた方が、時間が足りなくてとれたはずの点数を失うことが少なくなりますので、そのことを頭に入れておいてください。

化学は大学に入った後も意外と使います。医学部にとって化学はかなり重要で、薬剤の理解などにも必要になるので、受験を機にぜひ理解を深めておきましょう。

 

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2019/01/18

聖マリアンナ大学医学部2018『物理』入試分析|横浜医学部予備校

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現役の国立医大生に聖マリアンナ大学2018年度の実際の入試問題を解いてもらい、
各問題の率直な感想をもらい、問題分析をしてもらいました。
受験生の立場に非常に近い現役医大生の感想なので受験生の立場に近い感覚だと思います。
是非、参考にしてください。このコラムが受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

聖マリアンナ大学医学部2018『物理』入試分析|横浜医学部予備校

私大医学部の問題の入試分析と対策(2018年度、聖マリアンナ 物理)

  

※各教科に基準点があり、1科目でも基準点に満たない場合には、不合格となることがある。

入試基本情報

・3教科で400点満点

・偏差値は65程度

・大問にして5つ、小問にして39問

・第1問は穴埋め式、第2問は計算/選択肢式、第3問は表を完成させる、第4問は計算、第5問は計算

・全体の難易度はやや易~難

・単純な問題ではなく、複数の分野を理解していなければ解くのは難しいものが多い

・技能・知識はセンター試験レベルのものを超えている

 

以下、✩~✩✩✩で難易度を表します。

✩の数が増えるほど、難易度が高くなります。

 

 

第1問 

 

①~⑳ ✩~✩✩✩

 

この大問は、空所に語句や数値、または式を入れる穴埋め形式での出題でした。特に難しいものではなく、教科書の前半に出てくるものもあり、記憶力と知識の定着具合を見られているような問です。語句を正しく記憶し、すぐに頭の引き出しから出してこられるかが重要になりますので、日ごろから知識をすぐに出せるかを確認しておきましょう。

 

対策としては、幅広く知識を問われているので、得意なところ苦手なところ含めてまんべんなく学習し、常に記憶を保っておけるようにしておくことです。センター試験の対策用語集のようなものを用いて一問一答形式で語句の確認をしておくだけでも、この大問は大きな得点源となるでしょう。語句を確認することは定期試験が終わればなかなかしないようになって、受験に向けては計算問題を中心に解くようになるため、正確な語句は忘れがちになりますので、しっかりと思い出してから入試に臨みましょう。

 

第2問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩ (4)✩✩ (5) (6) (7) 

 

この大問は波、ヤングの実験をテーマにしていました。この大問では[A]、[B]に分かれていますが、[B]の方が簡単なように感じました。と言いますのも、[B]の方がよく見る問題だからです。物理の実験系の問題の中ではヤングの実験は、比較的頻出頻度が高いものです。聖マリアンナ医科大学の数学過去問のように問題文がシンプルでないのが物理の問題文の特徴で、それが色濃く出ている大問ともいえます。つまり、解答を導く際のヒントが多いと言える一方で、考慮しなければならない条件がたくさんあるとも言えます。与えられている条件は整理してどれを使えばいいのかを確認しながら解き進めましょう。

 

対策としては、実験の目的を理解しながら同じような問題をたくさん解く事です。ヤングの干渉実験はスリットを用いて位相を揃えます。そして、様々な条件を変えて実験を繰り返すパターンも多くあります。実験系は対策が取りやすい問題ですので、日ごろから多くの問題を解いておくだけでも対策になりますし、受験生でない場合は学校で配られるような問題集(複数分野が組み合わされた入試問題の形式ではなく、分野ごとに問題がまとめられている問題集)を何度も解き、確実に得点できるようになることで入試問題での正答率もあがります。個人的には「実践物理重要問題集―物理基礎・物理」が解けるようになれば聖マリアンナ医科大学の問題には対応できると感じます。

 

第3問 ✩~✩✩

 

この問題は表を完成しなさいという、珍しいタイプです。よくある問題は表の一部が空いているだけなのですが、これは表のすべてを自身で完成させるというものでした。操作A-1~D-2の合計10パターンの条件の時の箔の状態/金属板の電荷/箔検電器全体の電荷を答えるのですが、電荷の分野を深く理解していることで完答を望めます。内容としても出題の仕方としても全くわからないという受験生は比較的少ないのではないでしょうか。難易度は高くなく、電荷の状態を理解できることで正答に繋がります。

対策としては、難易度の高い問題集を解く事です。箔がひらくかどうかの問題は様々なレベルの問題集で出てきます。その中でも難易度が高いものが入試対策になるので、問題集は適切なレベルのものを選びましょう。聖マリアンナ医科大学の入試は国公立大学の二次試験対策レベルでいいと思われます。

 

第4問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩✩(4)✩✩✩ (5)✩✩✩

 

この大問は摩擦力をテーマにしています。摩擦力の問題は公式を正しく覚えておくことが大切です。物理の教科書の前半に出てくる分野ですので、忘れているかもしれない受験生はしっかりと復習しておきましょう。また、摩擦力の部分は他の学生にとっても正答しやすいと予想されます。公式を覚えてどのような場面で使えばいいのかまでを確認しておくことで入試問題にも対応できます。

 

対策としては、摩擦力の問題では特に方向性を意識した力を書き加える事です。力は上下左右あらゆる方向に働いています。「この問題ではどの方向の力を計算すべきなのか」を考えて書き込んでおきましょう。

 

第5問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩✩ (4)✩✩ (5)✩✩✩ (6)✩✩✩

 

この大問では気体の状態を計算しました。この問題で最もミスするポイントは、それぞれの気体の状態において、圧力、体積などがごちゃごちゃになってしまい、使う数値に誤りが生じることです。例えば、Bの状態の計算をしているのにも関わらず、その直前に使用していたAの状態の数値をそのまま使ってしまうことがあります。そのような小さなミスをしないように意識することで正答率は上がります。

対策としては、文字を多く使う計算に慣れておくことです。問題を選ぶ際には、出来るだけ多くの文字で公式をたくさん用いるものの方が良い練習になります。整理するときには、自分だけのルールを決めておくといいですね。例えば、私なら以下のように情報を整理します。

 

 物体A       物体B

速度:Va      速度:Vb

時間:t       時間:t

質量:ma      質量:mb

 

のように、物体ごとに、項目を書いて整理してから計算にうつりましょう。

 

 

 

2018年度の聖マリアンナ医科大学入試を、完璧に解ける人はかなり少ないように感じます。全体的に難易度も高く、解き方が複雑なものも多いですので、「自分はどの問題なら解けるのか」ということを見極めてから取り掛かることが望ましいです。数学よりも簡単ですが、英語や化学よりは難しいので自分は何の教科で得点を伸ばしたいのかを考えて、時間配分を意識して対策をしてください。

 

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2019/01/18

聖マリアンナ大学医学部2018『数学』入試分析|横浜医学部予備校

2

 

現役の国立医大生に聖マリアンナ大学2018年度の実際の入試問題を解いてもらい、
各問題の率直な感想をもらい、問題分析をしてもらいました。
受験生の立場に非常に近い現役医大生の感想なので受験生の立場に近い感覚だと思います。
是非、参考にしてください。このコラムが受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

聖マリアンナ大学医学部2018『数学』入試分析|横浜医学部予備校

私大医学部の問題の入試分析と対策(2018年度、聖マリアンナ 数学)

 

※各教科に基準点があり、1科目でも基準点に満たない場合には、不合格となることがある。

入試基本情報

・3教科で400点満点

・偏差値は65程度

・大問にして4つ、小問にして15問

・第1問、第2問、第3問はマーク式、第4問は証明

・全体の難易度はやや易~難で、完答は難しいため解ける問題から確実に解いた方が得点は上がる

・単純な問題ではなく、複数の分野を理解していなければ解くのは難しいものが多い

・技能・知識はセンター試験レベルのものをはるかに超えている

 

以下、✩~✩✩✩で難易度を表します。

✩の数が増えるほど、難易度が高くなります。

 

 

第1問 

 

(1)✩✩ (2)✩✩ (3)✩✩

 

第1問は小問集合の形式をとっていました。問題文1つ1つが短く、与えられている情報がかなり少ないため、自身で式を展開し解き進められることができる数学力が必要だと考えられます。小問集合と言いながらもよく出てくる私立大学医学部の難易度ではなく、小問1つにも多くの分野の知識を要します。一方で、問題文の内容は比較的伝わりやすく単純明快な書き方でした。ですから、計算が難しくとも時間をかければ解ける受験生は多いと思われるのが第1問です。他の大問と比べて全体を通しての難易度は高くなく、数学が苦手な人が得点したい場合は第1問を大切にするといいと考えました。

 

対策としては、Focus Goldやチャートの青・赤などで基礎的な部分の理解を分野ごとに深めて、クリアなどのような様々な大学の過去問を解きなれていくことがいいと思います。もちろん、聖マリアンナ医科大学の過去問は解けるようにしておきましょう。複雑な計算式になるかもしれませんが、解き方はいたってシンプルですので一度模範解答を見て確認した後はまた解き直して問題への理解を深めましょう。

 

第2問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩ (4)✩✩

 

この大問は確率、数列、複素数などの複数の分野の理解が必要です。この問題の良いところは、書き出していけばいずれは答えにたどり着けるところです。第3問などと比べると時間をかければ正解できる可能性が高いです。書き出すのは非効率的なような気もしますが、テスト開始後に他の問題に目を通した際に、どの大問にならば時間をかけてもいいのか(すなわち、どの問題なら時間をかければ解けるのか)を基準に解く問題を選び、他に解ける問題が少ない場合は第2問に時間をかけましょう。ちなみに、個人的には他のどの大問よりも第2問が力づくで解けました。

対策としては、場合の数・確率の書き出し方です。計算で答えを導く場合はそれほど重要視しないのが書き出し方ですが、問題文が複雑であったり、どのようなルールがあるのかを理解するために具体的に数字を入れて書き出すこともあると思います。その際に、ご自身で何かルールを決めて書き出せているのかに注目してください。書き出す際に最も恐れることは、時間を割いて書き出したのにも関わらず書き出しにミスがあることです。個数が足りているか、多くはないかを確認することは難しいので、書き出し方のルールを決めて規則正しく書き出すことをあらかじめ注意しながら書き出すようにしましょう。

 

第3問

 

(1)✩ (2)✩✩✩ (3)✩✩✩ (4)✩✩✩

 

この大問は三角関数、ベクトル、微分などの分野を理解しておく必要があります。文章はシンプルですが、とにかく計算に注意が必要です。三角関数の計算を計算ミスなく解いて最後の答えを出さなくてはなりません。一方で、センター試験のような記述の仕方ですから、計算ミスがあった際には答えがうまく当てはまらなくなりますのでミスの発見にはつながりやすいです。解いたらまずは解答欄に当てはまるかどうかを確認してから次の小問に移るようにしましょう。個人的には最も得点しづらいように感じましたが、ベクトルや三角関数は得意不得意がわかれやすいので、個人差が大きく出る部分なのではないでしょうか。

対策としては、多くの入試問題を解く事です。学校のテキストなどにもなりやすい問題集を使っていると、分野ごとの理解を深める事にはなりますが、複数分野を組み合わせたような問題は解けないままです。それぞれの分野への理解を深めると同時に入試問題にも慣れておくようにしましょう。

 

第4問

 

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩✩(4)✩✩✩

 

この問題は集合を主に使う問題で、集合は高校1年生で習っている分野です。この問題は、証明がメインのテーマとなりますので、比較的時間は必要な部分です。証明1つ1つは方向性が明示されていますので解き方を考えるというよりも、問題文の指示に対応できるかがカギとなります。他の部分と異なりマーク式ではないため、自身の言葉で説明できるかどうかが大切なポイントです。

 

証明を解く際の対策としては、ゴールへの道筋を明確にすることです。何を証明したいのかを忘れてしまう受験生が結構多いのです。テストの採点をしていると、証明をする目的、すなわちゴールを見失ってしまう受験生が多く、結局なんで証明を始めたのかを途中からそっちのけで違ったゴールを目指し始めます。「まさか」と思う人もいるかもしれませんが、本当に多いので注意してください。

 

 

2018年度の聖マリアンナ医科大学入試を、完璧に解ける人はかなり少ないように感じます。難易度も高く、解き方が複雑なものも多いですので、「自分はどの問題なら解けるのか」ということを見極めてから取り掛かることが望ましいです。時間をかけてでも確実に得点できるところから進めることで少しでも得点アップが望めます。もちろん、力づくで解いた問題(必要以上に時間をかけて地道に解いた問題)にはもっと簡単な解き方がある場合が多いので、解説をしっかりと読んで模範解答の方法でも解けるようにしておくことで、次からはより短時間で解けるようになります。大学ごとに頻出問題のパターンはバラバラですが、同じ大学であれば好んでいる解き方や分野はありますので、入試本番でも模範解答の解き方は役に立つ可能性は高いです。ぜひその視点で過去問を分析してください。

 

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2019/01/18

2018年度東海大学医学部『生物』の分析と対策|横浜医学部予備校

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現役の国立医大生に東海大学医学部2018年度の実際の入試問題を解いてもらい、
各問題の率直な感想をもらい、問題分析をしてもらいました。
受験生の立場に非常に近い現役医大生の感想なので受験生の立場に近い感覚だと思います。
是非、参考にしてください。このコラムが受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

2018年度東海大学医学部『生物』の分析と対策|横浜医学部予備校

入試基本情報
・解答は計算結果や関係式を書くもの、選択肢付きの記号問題と様々
・大問にして5つ、小問にして39問
・全体の難易度は易~難で、他の受験科目と比べると、点数は比較的かせぎやすい

以下、✩~✩✩✩で難易度を表します。
✩の数が増えるほど、難易度が高くなります。

第1問 

(1)✩ (2)✩ (3)✩✩ (4)✩✩ (5)✩✩✩ (6)✩✩✩ (7)✩✩✩ (8)✩✩✩

この大問は、血液循環、左心室内圧―容量曲線をテーマにした問題で構成されていました。「…この問題、受験生に解けるの!?」というのが正直な感想です。といっても、この種類の問題に出会ったことがないわけではありません。しかし、この問題によく出会うようになったのは、私が大学に入学してから!高校生に解かせるのかと少し驚きました。入学後にはよく出会うようになりますので、今の内から解けるに越したことはないですが、必ず解けなければならないとは思いませんし、何なら他の大問から解いた方がいいのではないでしょうか。
対策としては、あまりたてられなさそうです。他にこの問題を取り扱っている学校も聞きませんし、問題集でも一回見たことがあるかな、という程度です。ですから、基礎の知識を確かなものにしておくこと以外に特にできることはなさそうです。さすがに、大学に入ってからの勉強を今しておいてほしいとは言いません、私なら他の分野を強化します。

第2問

(1)✩ (2)✩✩ (3)✩✩ (4)✩✩✩ (5)✩ (6)✩✩ (7)✩✩ (8)✩✩ (9)✩✩✩

この大問は、細胞分画法、ミトコンドリアの酸素消費実験をテーマにした問題で構成されていました。第1問と同様、これも中々に難しい問題ですね。しかし、まだこちらの方は模試や他の入試でも似たような内容を見たことがあるのではないでしょうか。実験問題を解くうえで重要なことは、「実験結果から考えられることとして、~」「実験結果は~」というように、基本は実験からわかったことのみから考えます。そこに不必要な知識はいりません、必要な結果から推察することです(知識は答えを推測するヒントにする程度です)。自分の知識よりも、実験結果から考えられることを優先しましょう。

第3問

(1)✩ (2)✩ (3)✩✩ (4)✩✩ (5)✩ (6)✩ (7)✩✩✩

この大問は、受精、卵割と体細胞分裂、DNA量の変化をテーマにした問題で構成されていました。この大問は第1問、第2問と比べると簡単に思えてきますね。プラナリアって、実は今後も皆さんは出会うと思います。大学の疾病系の講義でプラナリアが取り上げられることが少なくないのです。ということは、高校の時の基礎的な知識があるかを入試で問うているというようにも考えられるでしょう。
対策としては、資料集のようにまとまった図や表を頭に入れておくことです。増殖の仕方は多岐にわたりますから、表などでまとまっている方が整理して暗記しやすいと思います。

第4問

(1)✩ (2)✩ (3)✩✩ (4)✩✩✩ (5)✩✩✩ (6)✩✩✩ (7)✩✩✩

この大問は、減数分裂、SRY遺伝子、連鎖と組換え、集団遺伝をテーマにした問題で構成されていました。遺伝の分野は苦手な受験生が多いですね。その理由は、とにかくややこしいからでしょうか?独立や連鎖などにはじまり、「もうこの分野いや!」となってしまうのでしょうか。しかし、遺伝は生物選択者にとって強化すべきポイント。遺伝はよく出題されますので、苦手だからとスルーせずに強化してから入試に臨んでください。

第5問

(1)✩ (2)✩ (3)✩ (4)✩✩ (5)✩✩✩ (6)✩✩✩ (7)✩✩ (8)✩✩✩

この大問は、RNA干渉、血液凝固、遺伝子ノックダウン免疫をテーマにした問題で構成されていました。この大問も第1問や第2問に比べると難しくはありませんね。医学部らしい問題ともいえます。実験結果を第一に問題を解くことは変わらずに重要です。また、この大問はカタカナが苦手な受験生には辛いものかもしれません。カタカナだけやけに覚えられないという人には少し辛いですが、用語の意味を把握して細かい働きまで理解しておきましょう。また、これは受験生に勧めるわけではなく、受験までの期間がまだある方にお勧めしたいことなのですが、「働く細胞」などのように今では漫画で生体内の働きが学べますから、教科書や資料集だけでなく、自身が記憶しやすい教材の1つとして漫画を使うこともいけないことではありません。もちろん、これは勉強の一環ですので、ただ読んで「ああ面白かった!」で終わらないように注意してくださいね。漫画を使いながら血球の働きなどをまとめるくらいはしましょう。

2018年度の東海大学入試を、完璧に解ける人は受験生には少ないと思われます。しかし、合格最低点を見てみても、完璧に解ける必要はなさそうです。全体的に難易度は高いですから、生物で点数を稼ぐことは難しいかもしれません。しかし、それは受験生のほとんどにとって同じ条件ですから、皆さんができる限りの点数をとればいいだけなのです。「物理選択者は満点を取ることができるが、生物選択者は満点をとれない科目ともいわれています。つまり、物理は解ける人には解けるけれど、生物は満点がなかなか取れないような出題形式だということです。一つ一つとれるところからとることだけを考えて、得意分野からとりかかるようにしましょう!

そして、今回の過去問を解いてもらえればわかりますが、内容がなんとも医学部っぽくありませんでしたか?どこの学部においてもそうなのですが、大学入学後の勉強を意識した問題で構成されていることが多いのです。つまり、医学部受験者は人体の構造やホルモンについてはより重点的に学習しなければいけません。そのほかにも、臓器の役割や消化液の役割についても理解しておいてください。「医学部としてどのような視点が必要なのか?」ということを意識して、どの部分をより重点的に学習するかを決めておきましょう。医学部に合格するだけが目標ではありません、今から医学部生としての視点も大切にしてください!

 

 

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2019/01/01

2018年度東海大学医学部『数学』の分析と対策|横浜医学部予備校

2018年度東海大学医学部『数学』の分析と対策|横浜医学部予備校

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現役の国立医大生に東海大学医学部2018年度の実際の入試問題を解いてもらい、
各問題の率直な感想をもらい、問題分析をしてもらいました。
受験生の立場に非常に近い現役医大生の感想なので受験生の立場に近い感覚だと思います。
是非、参考にしてください。このコラムが受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

私大医学部の問題の入試分析と対策(2018年度、東海大学医学部 数学)

 

(2018年2月2日実施)

 

入試基本情報

・合格最低点/満点 82/300

・選択肢無しの穴埋め式

・大問にして3つ、小問にして13問

・全体の難易度は基礎~やや難で、かなり難しい問題というのは出ていない。

 

以下、✩~✩✩✩で難易度を表します。

✩の数が増えるほど、難易度が高くなります。

 

 

第1問

 

(1)✩

 

この小問は確率の問題で、その中でも条件付き確率に分類されるものです。この問題は問題文を正しく理解することが最も重要です。問題文がわかれば、後は条件付き確率の公式が頭に入っている状態ならすらすら解けるサービス問題です。計算にも時間はかからないので、この問題は確実にテンポよく解き進めていきましょう。

対策としては、問題文の指示をよく読み、情報を整理する力を日頃から鍛えることです。

 

(2)✩✩

 

曲線の長さを求める問題ですが、これは計算ミスをしやすい問題です。計算過程で多くの注意事項があり、知識を確実につけている状態でないと完璧に解くことが難しく感じられます。問題の内容は基礎的なものなので、知識や解き方さえ身についていれば時間はそれほどかからずに正解できます。

対策としては、積分の公式を正確に覚えておくことです。文字や記号が多い積分はおろそかになりがちですが、公式を覚えて自身の技術として使えるようになるまで定着させましょう。

 

(3)✩

 

素因数分解、整数問題に分類されるものですが、この問題は実にシンプルなものです。ただ、立式には発想力が必要なので、日頃から整数問題にも、しっかりと取り組んでいることが望ましいです。特殊な問題ではないので、日頃から問題集の章末問題にも取り組んでいれば、比較的解きやすい問題でした。

対策としては、とにかく諦めずに解くことが1番です。今回は必ず答えに辿りつく問題ですし、計算過程も複雑なものではありませんから、工夫する解き方が出てこなくとも、時間に余裕があれば解くことが重要です。

 

(4)✩

 

対数の問題です。問題の内容は難しくなく、問題文の情報を1つ1つ式にしていくことで、後は計算するのみになります。

対策としては、対数の扱い方に慣れておくことです。問題文から判別式を用いることは多くの受験者が分かることですが、計算過程でミスをすることが多い問題でしょう。その理由は、対数の和差積商と、底の扱い方が苦手な学生が多いからです。しかし、実際に解くのが難しいわけではありませんので、普段から対数の計算に慣れておくことで対応できます。対数の分野は公式が多いため、1つ1つを正確に覚えておくだけで、他の受験生との差がつきはじめます。基礎的な問題集には底eの計算問題があまり載っていない場合もあるので、新たに入試対策問題集などを活用しましょう。

 

 

第2問

 

(1)✩ (2)✩ (3)(ⅰ)✩✩ (ⅱ)✩✩✩

 

漸化式、場合の数の分野の問題です。この分野は難しいと感じる人が多いのですが、この問題の最も難しいところは、実は問題文の解読。問題を解くにも、まずこのゲームのルールが理解できず、何を問われているのかがわからない…という人が多いでしょう。

対策としては、文字の扱い方に慣れることです。問題文を理解するのに苦労するときには、文字に関する2つの工夫のどちらかを使ってみましょう。1つ目は、文字を数字に変える方法です。問題文に出ている文字の数が多く、理解が困難な場合です。この場合には、文字に適切であろう数字を入れて、具体的な数値にすることです。そうすることで、隠された法則が見えることがあります。2つ目は、答えに辿りつくために数字に文字を当てはめる方法です。この方法で見えてくる法則もあるのです。問題文がわからない時には様々な方法を試し、とにかく手を動かし続けて自分が理解できるためのあらゆる方法を試してみてください。

 

 

第3問

 

(1)✩ (2)✩ (3)✩ (4)✩✩ (5)✩✩✩ (6)✩✩✩

 

この問題で主に使うのは、ド・モアブルの定理と関数の極限です。(1)、(2)は時間さえかければ解ける問題ですから、出来る限り解いておきたいところ。(3)はド・モアブルの定理を勉強し多くの問題を解いているとわかるように、頻出問題ですね。つまり、勉強してきたかどうかが鍵になりますから、言い換えれば時間をかけて何とか解こうとしても解けない問題です。(4)以降は、それまでに解いた問題の答えを利用して解く問題ですから、(1)以降の問題がミスなく解けているかが重要になります。

対策としては、入試問題集を購入するなど、入試問題に触れる機会を作ることが重要です。定理が難しいものほど学校で使う参考書(白チャート・黄チャートなど)では、知識の定着度を確認するのにはいいのですが、実際に入試問題(しかも医学部)を解くには不十分なのです。最後の問題ということもあり、これは難問。私立の入試問題だけを集めたものが売っていますから、それを購入して普段から複雑な解いておきましょう。また、普段から解く過程を大切にしてください。入試本番は解ければどのような解き方でも構いませんが、普段は解き方も大切にすることで正しい解き方を知ることができます。模範解答は最短ルートで、かつ確実な方法ですから、良く理解しておきましょう。

 

 

 

2018年度の東海大学入試を、完璧に解ける人は受験生には少ないと思われます。しかし、合格最低点を見てみても、完璧に解ける必要はなさそうです。とにかく普段から基礎的なことを繰り返し、応用問題を解ける程度にはしておきましょう。入試問題らしいものは数問ですから、テスト開始直後に問題全体を見て、自分が解ける問題はどれなのかをきちんと判断して、解ける問題から解くことが重要になる大学です。

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