総合型選抜で課題文型の小論文を課す大学の対策
総合型選抜入試の特に文系の学部学科に多いのが、小論文を課す入試です。
小論文の中にもさまざまな種類があり、それに応じて対策をする必要があります。
特に課題文があるものはメジャーで、論文構成力だけではなく、読解力も重要となります。読解力とは言っても、大学の学部学科によって、色々な特徴がある文章が出題されます。
学部学科によっては文章だけではなく、グラフや表が入ってくるものもあります。
それでは、 どのように課題文型の小論文入試に対応していけばよいのでしょうか?
よく出題される形式が要約!
文系のさまざまな学部学科の総合型選抜入試の小論文では、600字~800字ぐらいの小論文が課されます。
その半分か3分の1ぐらいの字数で、要約を書かせる大学も多くあります。大体字数にすると、200字~400字ぐらいになります。
要約を書かなくてはならないということは、課題文の内容をよく理解しなくてはなりません。段落ごと、もしくは意味段落ごとの要点にアンダーラインを引きながら、熟読してみましょう。
文章が頭括型なのか、双括型なのか、尾括型なのかによって、要旨や筆者の主張が書かれる部分が変わりますので、そちらにも注意して読みましょう。
要約を課されない学校でも、課題型の小論文を書く場合には、必ず要約を行っておくことをおすすめします。
課題文に対しての自分の意見を決める!
課題文に対して、筆者の意見に賛成なのか、反対なのかを決めましょう。
課題文を課しているのは、ほとんどが大学の教授か講師です。事前に、 その大学の教授の考えや主な研究内容を下調べしておきましょう。
その教授がどのような意見を持っているかを知った上で、その考えよりに意見を書く方が安全です。
真っ向から対立する意見も書いてもよいですが、教授を打ち負かせるぐらいの勢いと根拠や理由がないと小論文として書くのはリスクが伴うでしょう。
どんな課題文が出題されても平気なように
総合型選抜入試では過去問題がある学校も、ない学校もあります。でも、過去問があったからと言って、絶対安心というわけではありません。なぜなら、今年から違う出題になったという話はいくらでもあるからです。
どんな課題文が出ても大丈夫なように、普段から最低限、自分の希望する学部学科に関する用語や知識は、ニュースや新聞で調べておきましょう。
また、それが出題された時にどのように意見を書くか、小論部の書き方をおおよそ決めておきましょう。備えあれば憂いなしです。
事前にできる準備は全て行い、万全の体制で総合型選抜入試を迎えましょう。