大学受験において、志望校をどう決めるかは多くの受験生と保護者が直面する大きな課題です。
文系や理系を問わず、はじめの一歩の志望校選びがその後の学習計画や受験戦略を大きく左右するでしょう。
志望校を決めるタイミングや偏差値をどの程度重視すべきか、併願校をどのように設定するかなど、考えるべき要素がたくさんあり、迷いや不安を抱える方は少なくありません。
自分の現状と将来像をどう結びつければよいのかわからず、判断に時間がかかってしまうケースも見られます。こうした不安を解消するためには、まず志望校選びの全体像の理解が重要です。
志望校を決める際の基本的な流れや基準を整理し、自分に合った判断軸を持つことで、受験勉強に集中しやすくなるでしょう。
さらに、成功例だけでなく注意すべき失敗例を知っておくことで、後悔のない選択ができるかもしれません。
本記事では、志望校選びの具体的なステップや考え方をわかりやすく解説します。
目次
- 大学受験で志望校はいつ決めるべき
- 遅くても高2の冬には決めよう
- 日頃から情報収集しよう
- 大学受験で志望校を選ぶ前に考えておくべきこと
- 将来のキャリアややりたいことを意識する
- 学部・学科で学べる内容を調べる
- 自分に合った滑り止めのレベルを把握しておく
- 大学受験で志望校を決めるときの重要な基準
- 学びたいことを学べるか確認する
- 大学の立地やキャンパス環境も考慮する
- 偏差値や合格可能性を参考にする
- 共通テスト利用や科目選択を確認する
- 学費や奨学金制度をチェックする
- オープンキャンパスに参加してみる
- 志望校を決める際にやりがちな失敗
- 偏差値だけで選んでしまう
- 興味のない学部を滑り止めにする
- 大学の知名度やイメージだけで決めてしまう
- 志望校選びに迷ったら
大学受験で志望校はいつ決めるべき

志望校とは、自分が進学を希望する大学のことを指します。
ある程度志望校を絞り込んでおくことは、受験勉強の対策や入学後の大学生活をイメージしやすくなるので、モチベーションの維持に重要です。
受験を控える高校生のなかには、「高3に入ってから志望校を決めても十分間に合うのではないか」と考える方もいるでしょう。
しかし、実際には受験科目や学習計画・併願校の調整などに時間がかかるため遅くとも高2の冬までにはある程度方向性を固めておくことが望ましいでしょう。
遅くても高2の冬には決めよう
志望校を早めに決める利点は、受験科目を明確にして対策を始められることです。
志望校によっては必須科目が異なるため、選択科目を早く確定することで余裕を持った学習プランが立てられます。
また、早いうちから学部や学科など志望の大学の候補を絞っておくことで、残りの高校生活をより効率的に使えるでしょう。高2の秋から冬にかけて志望校を考える学生も多くいます。
志望校を仮定して学習を進めながら、模試結果や学力の変化を見て見直していく柔軟性を持つことも大切です。
日頃から情報収集しよう
志望校を早めに決断するためには、日頃から情報を収集しておくことが不可欠です。
大学のパンフレット請求やオープンキャンパスの参加、模擬授業体験、先輩の話を聞くなど実際の大学や学部で学ぶ雰囲気を知る機会を積極的に体験しましょう。
オープンキャンパスの開催に合わせて、志望校候補の大学のパンフレットなどを入手して比較検討するとよいとされています。
また、大学入試制度や出願方式の変化にも対応できるよう、入試制度の改正動向を把握しておくことも重要です。
大学入学者選抜実施要項などは定期的に改訂されているので、受験生自身で制度を確認しましょう。
大学受験で志望校を選ぶ前に考えておくべきこと

志望校を決定するにあたって「何を基準に選んだらよいかわからない……」と悩んでいる方もいるかもしれません。
志望校の決定は、今後の進路や人生を左右する大きな決断です。
志望校をただ偏差値やブランドで選ぶのではなく、将来の視点をもとに判断軸を整えることは合格後の満足感にもつながる重要なポイントです。
ここでは、志望校を選ぶ前に押さえておきたい3つの視点を解説します。
将来のキャリアややりたいことを意識する
志望校や学部を選ぶ際は、大学で何を学びたいかや卒業後にどのような仕事をしたいかをイメージしたうえで選ぶことがとても重要です。
大学設置基準などでも、大学は学生に対して知識だけでなく応用的能力を育成する使命を持つと定められています。
例えば将来医療系や研究系を目指すなら理系学部・データ分析や情報系を目指すなら情報科学系・国際系を目指すなら外国語や国際関係系など、自分の関心領域と照らし合わせて志望学部を選ぶことが欠かせません。
大学が掲げている教育方針やカリキュラムもチェックするとよいでしょう。
学部・学科で学べる内容を調べる

同じ大学でも学部や学科によって学ぶ内容や教員の専門分野・研究テーマ・授業スタイルなどは大きく異なります。
大学のシラバスや過去の講義概要、研究室紹介、卒業研究テーマなどをよく確認して自分が目指す方向性に合っているかを見極めましょう。
また、大学の教育改革や教学マネジメント指針による学修者目線の教育制度改革にも注目し、学ぶ環境が時代に即しているかを判断材料にするのもおすすめです。
自分に合った滑り止めのレベルを把握しておく
志望校だけでなく、合格可能性を見据えた併願校を選んでおく必要があります。
併願校の選定にあたっては、入試方式が違う大学や出願科目が異なる大学も候補に入れておくとリスク分散になるかもしれません。
受験戦略として、第一志望校が予期せず厳しくなった場合にも備えておくことが重要です。
大学受験で志望校を決めるときの重要な基準

志望校選びでは偏差値や大学のブランドにとらわれるのではなく、複数の視点からの検討が欠かせません。
大学進学は人生の数年間を過ごす重要な決断であり、将来のキャリアや生活にも大きな影響を与えます。
ここでは、受験生や保護者が意識しておきたい主な志望校選びの基準をご紹介します。
学びたいことを学べるか確認する
志望校を選ぶ際は、大学でどの分野を深めたいかを軸に選ぶのが基本です。
大学や学部によってその学部で育成したい知識や能力・適性なども選抜基準に据えており、それぞれ特色があるでしょう。
したがって、その大学の学部や学科の教育理念・カリキュラム・教員の研究テーマなどを確認し、自分の興味や将来と一致するかどうかを丁寧に調べることが大切です。
大学の立地やキャンパス環境も考慮する

大学の特色や専門性なども大切ですが、通学時間や生活環境も日々のモチベーションや勉強の継続性に大きく関わってくるでしょう。
都市部の大学は交通アクセスや就職機会が恵まれる反面、家賃や生活コストが高めになるケースもあります。
地方大学では自然や静かな環境を活かした学びの場が得られることがあります。
キャンパスの設備・図書館・研究施設・学生支援センターなどが充実しているかもチェックすべき重要な要素です。
偏差値や合格可能性を参考にする
模試や偏差値は合格戦略を立てるうえで重要な指標ですが、これだけに頼るのは危険かもしれません。
国公立大学か私立大学か・学部や学科・入試方式によって合格基準が変わるため同じ偏差値でも受験の難易度が異なることがあります。
例えば、同じ大学の入学試験でも、共通テストを利用した入学試験と一般入試では相性や受験の難易度が異なってきます。
自分の模試成績や大学の過去合格ライン、併願校を含めた戦略が大切になってくるでしょう。
こうした戦略を立てる際に役立つのが専門家のサポートです。横浜予備校では、模試の成績などのさまざまな情報をもとに、生徒一人ひとりに合わせた詳細な分析を行っています。
単に偏差値で合否を判断するのではなく、プロの講師と一緒に志望校の入試方式や出題傾向、併願パターンを考慮して戦略を立てられるでしょう。
また、少人数制だからこそ、講師が生徒の弱点を的確に把握し、短期間で成果を出すための効率的な学習方法を指導してくれます。
偏差値に振り回されるのではなく、横浜予備校で自分に合った現実的かつ挑戦的な受験戦略を築いてみてはいかがでしょうか。
共通テスト利用や科目選択を確認する
大学や学部によって受験科目が異なるため、志望校が共通テスト利用方式を採用しているか、どの教科を必須としているかを早期に確認する必要があります。
志望校の受験科目が自分の選択教科と合致していなければ、無駄な勉強になってしまうため受験する学部の科目選択は欠かせない判断基準でしょう。
学費や奨学金制度をチェックする

大学での学費や生活費は将来的な負担に直結するので志望校の決定の際にも重要な判断基準になるでしょう。
公的機関の日本学生支援機構は、奨学金制度を通じて経済的支援を行っており、貸与型奨学金や給付奨学金制度を公式に案内しています。
第一種奨学金は無利子、第二種は有利子で貸与される方式があり、また給付型で返済不要な制度も存在します。
大学や地方公共団体が実施する独自の奨学金制度もあり、志望校選びの重要な要素となるため、大学の学費や奨学金ページを事前に確認するとよいでしょう。
オープンキャンパスに参加してみる
パンフレットやWebサイトでは伝わらない大学の雰囲気や学びの現場、教員や学生の生の声を知るにはオープンキャンパスへの参加が有効かもしれません。
実際の講義・キャンパスツアー・在学生との対話などを通じて自分に合うかどうかを肌で感じられます。
オープンキャンパスへの参加は志望校判断の重要な材料になるでしょう。
志望校を決める際にやりがちな失敗

志望校選びは、今後の将来を左右する人生の大きな選択の一つです。
そのため、知名度や偏差値だけで決めてしまい、後悔するケースも少なくありません。
後悔しないためには専門家へ相談するのもよいでしょう。横浜予備校では経験豊富なプロの講師が多く在籍しているため、一人ひとりに合わせた細やかなサポートを提供しています。
勉強の相談はもちろんのこと、志望校決定などの勉強以外の相談も豊富な知識で一人ひとりに寄り添いサポートします。
また、教材費や入会金などもかからないので、受験に伴う家庭の負担を減らせるかもしれません。
各生徒の学力を詳細に分析し、適切なカリキュラムを作成します。医学部をはじめとした難関大学を目指す方、自分に合った志望校を探したい方は横浜予備校にご相談ください。
経験豊富な講師が志望校の決定の手助けや志望校に向けた学習プランをご案内します。まずは資料請求や無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。
偏差値だけで選んでしまう
偏差値は模試結果から受験者のなかでの相対的な位置を示す指標ですが、大学の入試方式や科目構成・競争状況などによって合格難度は大きく変わります。
例えば、共通テスト利用入試の導入や総合型選抜試験の増加により、単なる偏差値順だけでは合否の予測が難しくなってきています。
実際に偏差値だけで選ぶのは通用しないと指摘されることもあり、学力以外の適性や入試方式の違いなどが合否に大きな影響を与えるでしょう。
偏差値以外でも興味や学びたい内容のすり合わせが不可欠となってきます。偏差値を参考にするのは大切ですが、信頼しすぎないように注意が必要です。
興味のない学部を滑り止めにする
受験をする際に併願校として、希望していなくてもとりあえず出願しておくケースがあります。
しかし、興味がない学部であれば入学後に学び続けるモチベーションが維持できないことがあります。
せっかく合格して入学しても途中で挫折し退学や転学を考える方も少なくありません。
併願校を選ぶ場合も、将来性や興味がある分野かを見極めておくことが重要です。
大学の知名度やイメージだけで決めてしまう
大学の知名度やブランド力などのイメージが理由で志望校を決めてしまうこともよくある選び方です。
しかし、大学の知名度と自分の適性や学びたい内容が合致しなければ、後に不満や後悔のもとになります。
知名度やイメージも大切ですが、志望校を選ぶ際は学部の内容や学ぶ環境をより重視すべきかもしれません。
志望校選びに迷ったら

志望校選びでは、情報量が多すぎて逆に決断できないという悩みを抱える方も少なくありません。
親子で意見が分かれたり、周囲の声に流されたりもあるでしょう。そんなときは、外部の視点を取り入れることが有効です。
予備校や進路指導の専門家に相談することで、学力や志望・性格などを踏まえた適切な選択肢を提示してもらえます。
予備校では、模試の傾向や過去の合格状況をもとに成績と志望校のギャップを把握し、無理のない併願プランや志望校の再調整案を示してくれるでしょう。
横浜予備校では、生徒一人ひとりの学力や志望に合わせた完全個別カリキュラムを組み立てており、漠然とした不安を具体的な学習計画へと変えるサポートが可能です。
大手予備校のように一斉授業に埋もれることなく、少人数制ならではの丁寧な指導が受けられるので、受験への不安が軽減するかもしれません。
さらに、進路相談や併願校の提案にも力を入れており、学力的に無理のないプランと挑戦的な選択の両立を実現してくれます。
情報があふれて混乱しがちな大学受験で、専門家と二人三脚で戦略を立てることは合格への近道です。
志望校選びで迷ったら、横浜予備校の無料相談を活用し、将来につながる第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。