理系志望だったものの成績が伸びず、文転を検討している方もいるでしょう。
今回は文転するメリット・デメリットを見ていきます。文転するのは珍しくありません。
なぜ文転するのかを理解するには、短期的な視点と中長期的な視点の両方が必要です。
文転を成功させるためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。文転を先行させるポイントを押さえつつ、今後の進路の検討材料にしましょう。
目次
文転とは

文転とは、理系から文系へ進路を変更することを指します。この意味を理解している方も少なくないでしょう。
しかし具体的に文転による出願要件や受験対策への影響はよくわからない方もいるかもしれません。
ここでは文転する意味やなぜ文転を選択するのか、その理由について見ていきます。
理系から文系へ進む「文転」の意味
文転とは進路選択で理系を志望していた生徒が、途中で文系受験に変更することです。
高校時代理系クラスに進学した生徒は、大学受験時には理系学部を志望学部にするのが一般的でしょう。
それを文系学部への受験に変更するのは、文系に転向したと解釈できます。よって、文転と呼ばれるわけです。
文転を選ぶ主な理由
文転を選ぶ動機はいくつかのパターンに分けられます。
まずは志望学部が文系だったことに後で気付いたためです。
理系と文系、どちらのコースを選択するのかは科目の得意不得意で決める生徒は少なくありません。
ところが後で学部を調べるなかで、文系に行かないとやりたいことができないと気付くわけです。
また中学までは理系が得意だったのが、高校入学以降苦手になって文転するケースも見られます。
特に数学は中学から高校にかけて、難易度が一気にアップします。高校で挫折して、文転を選ぶケースも珍しくありません。
文転は逃げだと言われる?
文転しようとすると、周囲から逃げや受験で楽をしたがっていると言われることもあるようです。
周囲の言葉に影響されて文転をためらったり、学習意欲が低下したりする方もいます。
文転を成功させるためには、周囲の声に惑わされず、自分の選択を信じて努力を続けることが大切です。
文転のメリットと魅力

文転した場合、どのようなメリットがあるのか気になる方もいるでしょう。
文転の主なメリットとして、以下の点が考えられます。
・数学・理科を避けられる
・暗記中心で得点を伸ばしやすい
・文系学部の受験科目が幅広い
・数学を活かすこともできる
これらのメリットを踏まえて、自分に合う選択肢かどうかを検討してみましょう。
数学・理科を避けられる
理系コースを選択したものの、数学や理科が苦手だと感じた場合は文転を検討する価値があります。
文転することで、受験科目から数学や理科を外せるためです。国立大学の場合、文系でも数学が必須科目となるケースは少なくありません。
ただし、理系よりも数学の得点配分が小さいため、受験全体では有利になる傾向があります。
暗記中心で得点を伸ばしやすい
国語や英語、社会がメインの文系科目が得意であれば、文転により大きな恩恵を受けられるでしょう。
文系科目は暗記中心の傾向があります。
問題演習よりも暗記を得意とする学生であれば、文転によって得点を伸ばせる可能性が高まります。
文系学部の受験科目が幅広い

文転するメリットとして、将来の選択肢が広がるのも見逃せないところです。
理系の場合、受験できる学部はそれほど多くありません。理工学部や農学部など、選択肢が限定されます。
一方、文系になると文学部のほかにも経営学部や法学部、教育学部などに進学できます。
将来の選択肢を広げたい場合は、文転を検討するのも有効です。
数学を活かすこともできる
文系でも国立や私立の一部では、数学も必須科目の一つです。
これまで理系コースで勉強していれば、数学にある程度精通しているでしょう。
一方、ずっと文系コースだった生徒は、数学を理系コースほど勉強していません。
すると文系の生徒と比較して、文転した生徒は数学で点数を稼ぎやすくなるわけです。
すると最初から文系だった生徒と比較して、受験で合格できる可能性も高まります。
文転のデメリットと注意点

文転には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
主なデメリットとして、以下の点に注意しましょう。
・理系分野の進路が狭まるリスク
・基礎から文系科目を学び直す必要がある
・得意な理系科目が活かせなくなる
それぞれの注意点を理解し、今後の進路の参考にしましょう。
理系分野の進路が狭まるリスク
大学に進学できたとしても、その後の進路が思いどおりに進まない可能性がある点に注意が必要です。
文転を選択すると、理系学部の受験は困難になるでしょう。理系で学びたい内容を実現できなくなる可能性もあります。
さらに、卒業後の進路選択の幅が狭まる恐れもあります。企業によっては理系学部限定で募集を出しているところも少なくないためです。
将来のことまで考えて、進路を検討しましょう。
基礎から文系科目を学び直す必要がある

これまで文系科目の学習が不足している場合は、基礎から学び直す必要があります。
文系科目の多くは暗記を中心とした学習内容です。地道に暗記を繰り返すことになるので、根気が要求されます。
特に社会系科目は、どの科目を選択しても膨大な知識量を習得する必要があります。
文転の時期によっては、受験までに十分な準備が間に合わないかもしれません。
得意な理系科目が活かせなくなる
文転を選択すると、それまで学習してきた理系科目の知識を活かしにくくなる可能性があります。
文系の場合でも、一部の大学では数学が受験科目に含まれることがあります。
しかし例えば国立の文系学部で数学が必須科目でも、対象は数学Ⅱ・Bまでです。
理系コースで学んだ数学Ⅲ・Cは対象外となるため、これまでの学習内容が活かしづらくなります。
このように文転するにあたって、メリットだけでなくデメリットもある点は十分留意しましょう。
デメリットも理解してそれでも文転を希望するなら、専門家による指導を受けながら学習するのがおすすめです。
私たち横浜予備校は、少人数制によるきめの細かい授業形態をとっているのが特色です。
講師の目が生徒一人ひとりに届きやすく、生徒それぞれの学力に合わせたカリキュラムの設定やサポートができます。
志望校に合わせてカリキュラムを個別に策定しているため、戦略的な学習が可能です。自習環境を整備しているのも、横浜予備校の大きな特徴です。
例えば、生徒専用の自習スペースを設けており、集中して学習できる環境が整っています。
文転しようかどうか迷っているのであれば、まずお話だけでもお聞かせください。
浪人してからの文転は間に合う?成功のポイント

これまで理系学部を志望していたものの、浪人を機に文転を検討している方もいるでしょう。
ただ、受験までに間に合うのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
浪人生が文転して合格を目指すにあたり、いくつか押さえておくべきポイントがあります。ここで押さえておきたいポイントを紹介するので、これからの学習計画の参考にしましょう。
志望校と受験科目を早めに決める
文転するのであれば、まずは志望校を早めに決めましょう。
志望校が決まり次第、志望学部の受験概要を調べます。どのような受験科目か、学校によって若干異なるためです。
例えば国立大学の場合、共通テストを一次試験として受験するところが少なくありません。共通テストでは数学や理科が必要です。
一方私立の場合、国語と英語、社会の3科目が主です。どの科目を勉強すればよいか、まずは理解しましょう。
基礎固めを優先して短期間で追いつく
理系科目を中心に学習してきた方のなかには、文系科目に十分な時間を割いてこなかった場合もあります。
文転したければ、文系科目の基礎を徹底的に学習しましょう。
いきなり赤本や問題集を解くのではなく、まずは教科書の内容をしっかり覚えるのが優先です。
特に国語の古典や漢文、社会系の科目は覚えることが大量にあります。教科書に書かれている項目を暗記するところから始めましょう。
模試・過去問で実戦感覚を養う

基礎が固まったところで、問題集で実践的に問題を解いていきましょう。
特に国語と英語の問題を繰り返し解くことです。
国語では現代文の問題を解き、文章の構造を把握する力を養います。
英語は長文読解と英文法の問題を重点的に解きましょう。英文法は短期間でも得点力を上げられます。
模試を定期的に受けるのもおすすめです。そのときどきの自身の実力がわかるためです。
得点の取れなかった科目や分野は苦手と考えられるので、重点的に学習しましょう。
計画的に学習時間を配分する
どのタイミングで決めるかにもよりますが、受験まであまり時間がない段階で文転を決める生徒もいるかもしれません。
その場合、限られた時間をどう使うか、学習時間の管理を徹底しましょう。
効率よく学習を進めるためには、どのようなスケジュールで勉強すべきか、あらかじめ決めておくべきです。
文系科目には社会など暗記中心の科目が多く含まれます。知識を定着させるには、毎日継続的に学習を積み重ねることが欠かせません。
文転して大学合格するためには、スケジュール管理とどの科目をどの程度勉強するかなどのタイムマネジメントが大切です。
よりしっかりと合格するためには、専門家のアドバイスを受けた方がよいでしょう。
横浜予備校は個別指導を中心とした少人数制の授業形式だけでなく、自習支援にも力を入れています。
自習支援ですべての教科書を学習し、毎日の生活で勉強するのが当然の環境を整備します。
さらに定期的に進捗状況を確認し、学習管理を行っているのが強みです。
勉強する習慣が身につくことで、限られた時間でも学力アップは十分期待できます。
文転したいけれども本当に志望校へ合格できるか不安であれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
迷ったら専門家に相談!

理系コースで学んできたものの、文系学部を志望したい、あるいは理系科目に苦手意識を持ち文系への転向を考える生徒も少なくありません。
文転自体は十分可能であり、状況によっては合格のチャンスが広がることもあります。
ただし文転すると今まで勉強してきたことが無駄になったり、文系科目を新たに勉強したりと大変な部分があるのも否めません。
文転を検討している場合は、まず専門家に相談してみることをおすすめします。
文転すべきか、また文転後どのように学習計画を立てていくべきかなど、具体的なアドバイスを受けられるからです。
横浜予備校では、文転を検討する生徒一人ひとりの状況に合わせて、親身に相談対応を行っています。
横浜予備校の大きな特徴は、個別指導を中心とした少人数制の授業形態にあります。
生徒それぞれの目標や学力を踏まえて、どのように学習を進めるべきか細かなサポートが可能です。
少人数制のため、疑問点があっても講師にすぐ質問できる環境が整っています。
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