単語はある程度覚えたのに長文が頭に入らなかったり、設問で落としてしまったりする方もいるのではないでしょうか。
また、和訳に時間がかかりすぎて全体像がつかめず、自分がなぜ読めないのか原因を特定できていないケースもあります。
長文が読めないのは語彙・構文・処理速度・母語変換(日本語への直訳癖)といった複合的な問題です。
本記事ではなぜ読めないのかを原因別に可視化し、初心者期の基礎強化から応用トレーニング、入試直結の攻略へと段階的に解説しています。
ぜひ参考にしてください。
目次
- 英語長文が読めない主な原因
- 語彙・語法の知識が不足している
- 構文・文法の理解が追いついていない
- 読む速度(処理速度)が遅い
- 日本語に直そうとしている
- 初心者期に取り組むべき基礎強化法
- 語彙を増やすインプット習慣
- 構文パターン(倒置・関係詞・挿入)を攻略
- 短めの英文で“読む→訳す→理解”を繰り返す
- 英語長文が読めるようになる応用トレーニング
- 段落構成・論理展開(接続詞)に注目して読む
- 要旨・筆者主張を素早く把握する訓練
- スキミング/スキャニングを使い分ける
- 大学入試/共通テストで使える英語長文読解のコツ
- 設問形式別の攻略法(内容一致・指示語・整序など)
- 時間配分と見直しのポイント
- 過去問演習と復習で弱点を炙り出す
- 英語の長文読めるようになりたいなら
英語長文が読めない主な原因

長文が読めない原因は主に語彙・語法の知識不足や構文・文法の理解不足、処理速度が遅い、日本語に直そうとしてしまうなど4領域に分解できます。
例えば、指示語This・Itが指す内容の取り違えや、どこからどこまでが形容詞句や節か判別できないのは典型的な間違いです。
これらの原因を知ることは、効果的な練習への第一歩です。
ここでは長文が読めない原因の4領域についてふれていきます。
詳しく見ていきましょう。
語彙・語法の知識が不足している
「単語はなんとなく知っているけど文脈のなかで意味が通らない」「多義語の適切な訳が選べない」といった場合、語彙・語法の知識不足が原因です。
単語のコアな意味や、その単語がどのような前置詞や副詞と結びつくか、あるいは頻出の派生語を知らないと文の意味が曖昧になります。
例えば、accommodateを宿泊させるとしか知らず、対応する・順応させるといった意味を理解していないケースです。
単語を点ではなく面でとらえる頻出派生語セット学習へつながります。
構文・文法の理解が追いついていない
単語は知っているのに文が読めない原因の一つが、構文・文法理解の不足です。
特に関係詞節や倒置、挿入句などが複雑に絡み合った文章に出くわすと、主語(S)と動詞(V)・目的語(O)・補語(C)といった文の骨格を見失い木を見て森を見ずの状態に陥ってしまいます。
典型的なミスは、修飾の範囲を誤解し、本来主語にかかるはずの形容詞句を動詞にかかる副詞句と間違えるなどです。
指示語の指す内容を間違えるなどのミスも誘発されます。
この問題は、意味の塊(チャンク)ごとに区切って正確に解釈するチャンク解釈のトレーニングで克服可能です。
読む速度(処理速度)が遅い

「正確に読めているはずなのに、試験時間内に最後まで読み終わらない」という受験生は、英文を処理する速度つまりリーディング・スピードが不足しています。
一つ一つの単語や文法事項に立ち止まりすぎると読む速度が遅くなり、全体像を把握する力が養われません。
これは、英語を英語の語順のまま理解する直読直解ができておらず、頭のなかで何度も日本語に変換しようとする往復読みの癖がある場合に顕著です。
段階的に読むスピードを上げていく制限時間トレーニングで鍛える必要があります。
時間配分を意識し、内容をざっくりつかむ練習も並行して行いましょう。
日本語に直そうとしている
英文を読む際に完璧な日本語に翻訳しようとする癖は、リーディング速度の低下と、文章の要旨把握の妨げになります。
英語の語順と日本語の語順は異なるため、頭のなかで並べ替え作業が発生し、処理が滞ります。
英文を読んだ後に「この段落の要旨は何か」を英語のままとらえる意識を徹底しましょう。
英語長文を読めない根本原因は、単語力か構文力かそれとも処理速度の遅さか、正確な自己分析ができていますか?
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初心者期に取り組むべき基礎強化法

初心者期に取り組むべき基礎勉強法には、どのような方法があるのでしょうか。
英語長文読解の基礎を固めるには、闇雲な演習ではなく、語彙のインプット習慣→頻出構文の型理解→短文での精読循環という段階的な学習が効果的です。
ここでは以下の3点についてふれていきます。
・語彙を増やすインプット習慣
・構文パターン(倒置・関係詞・挿入)を攻略
・短めの英文で“読む→訳す→理解”を繰り返す
それぞれ見ていきましょう。
語彙を増やすインプット習慣
語彙力強化は、長文読解の土台であり、優先的に取り組むべき課題です。
単語帳を一通り覚えた後は、多義語の意味や頻出の派生語、そしてコロケーション(連語)まで体系的に覚えることが重要です。
目標は頻出3,000語レベルの派生語・コロケーションを瞬時に識別できることであり、学習時間の目安は1日15分、週5日とします。
単語帳で覚えた後、すぐに短い例文のなかで使われているのを確認し、視覚的な情報としてインプットを繰り返しましょう。
構文パターン(倒置・関係詞・挿入)を攻略
英文を正確に読むためには、複雑な構文パターンを型として理解し、瞬時に文の骨格を把握する力を養う必要があります。
特に倒置や関係詞、挿入といった構造は文が長くなる主要因です。
目標は関係詞節や倒置、挿入の構造を即座に見抜き、主語・動詞の骨格を迷わず特定できることです。
文法問題集や構文参考書を使い、1日30分、週3日を目安にそれぞれのパターンを集中的に確認します。
特に「なぜこの語順になっているのか?」という文法的な背景を理解することが大切です。
短めの英文で“読む→訳す→理解”を繰り返す
このステップの目的は、短く正確に読む→構造に即して訳す→結局何が言いたいのか要旨を理解するという読解の循環を体得することです。
学習時間の目安は1日20分、週5日とし、必ず声に出して読みながら意味の塊(チャンク)で区切って解釈する練習を徹底します。
この反復練習を通じて、脳は英語を英語の語順のまま理解する直読直解の回路を作り始めます。
精読した英文は、最終的に筆者の主張やメッセージを簡潔な日本語または英語で要約できるまで、深く読み込みましょう。
英語長文が読めるようになる応用トレーニング

英語長文が読めるようになる応用トレーニングには、段落のトピックセンテンスから筆者の主張を把握する練習や、スキミング・スキャニングといった読解法の習得が含まれます。
ここでは以下3点について解説します。
・段落構成・論理展開(接続詞)に注目して読む
・要旨・筆者主張を素早く把握する訓練
・スキミング/スキャニングを使い分ける
それぞれ見ていきましょう。
段落構成・論理展開(接続詞)に注目して読む
応用期に入ったら単に一文一文を理解するだけでなく、文章全体の論理展開と段落構成に意識を集中させましょう。
すべての段落は基本的にトピックセンテンス(主張)、具体例やデータ、結論という流れで構成されています。
読む際には、この骨組みを把握する意識を持ちましょう。
重要なのが文と文、段落と段落をつなぐ接続詞(and・but・therefore)や論理転換の表現(in contrast・nevertheless)、そして指示語(this・those)です。
これらのサインに注意することで、筆者が何を強調しているのか、議論がどこで転換しているのかを明確にでき長文全体の理解が安定します。
要旨・筆者主張を素早く把握する訓練
長文読解の最終目標は、筆者の主張と文章の要旨を素早くかつ正確に把握することです。
そのためには、細部にこだわる逐語訳の癖を避け、「この段落は何を主張しているのか」という問いを持ちながら読み進める訓練が不可欠です。
具体的な訓練として、パラグラフを読み終えたら、30〜45秒で内容を口頭要約する練習を取り入れましょう。
これにより、文章の要旨を先取りする習慣がつき、設問へ進む際の準備が整います。
このトレーニングにより文章の冒頭や結論、譲歩後の転換点に注目する意識を強化し、文章全体の構造を把握できるようになります。
スキミング/スキャニングを使い分ける

限られた試験時間内で効率よく長文を解くためには、スキミングとスキャニングという2つの異なる読解スキルを、目的や設問の種類に応じて使い分けることが重要です。
スキミングは、トピックセンテンスや見出しに注目し、文章全体のテーマが何についての文章かを短時間でつかむために行います。
一方、スキャニングは特定の単語や年号など具体的な情報を探すために、該当箇所に焦点を当てて読む方法です。
目標は文章の素材・設問の目的・残りの時間に基づいて、どちらの読解法を使うべきかを即座に判断できることです。
長文対策の基本は理解していても、志望校に特化した教材選びや過去問の戦略的な勉強法がわからず、不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
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大学入試/共通テストで使える英語長文読解のコツ

大学入試や共通テストで活用できる英語長文読解のコツにはどのようなものがあるでしょうか。
入試本番で長文読解を得点源とするには、設問形式別の攻略法と厳密な時間管理、そして戦略的な過去問演習が不可欠です。
ここでは以下の3点についてふれていきます。
・設問形式別の攻略法(内容一致・指示語・整序など)
・時間配分と見直しのポイント
・過去問演習と復習で弱点を炙り出す
それぞれ見ていきましょう。
設問形式別の攻略法(内容一致・指示語・整序など)
大学入試で出題される長文の設問には、それぞれに特有の解法パターンが存在します。
内容一致問題では、本文に書かれている事実と筆者の主張・意見を明確に区別し、選択肢を吟味する手順を確立しましょう。
指示語問題(This・Itなど)では、指示語が指す先行詞を直前だけでなく、文脈全体から限定する手順が不可欠です。
文の整序問題では、因果関係などの論理接続と情報の既知/新情報の流れに着目し、一文ずつの役割を理解しなければなりません。
これらの形式別攻略法を確立すれば、本文を理解しているのに設問で誤答する失点を大幅に減らせます。
時間配分と見直しのポイント
入試における長文読解は、読む速さ=解く速さではなく、適切な時間配分によって成果が決まります。
長文一題あたりに使える時間を逆算し、具体的な配分目安を設定しましょう。
推奨される例は以下のとおりです。
1.設問の選択肢先読み(30〜45秒)で出題意図を確認
2.本文読解(5〜6分)で概要を把握
3.設問解答(2〜3分)で選択肢を吟味
4.見直し(1分)でマークミスや誤読を防ぐ
上記の流れを厳守しましょう。
特に見直しでは、判断に迷った問題の根拠箇所を再確認し、解答時間を残すことを優先目標として制限時間内に解き切るトレーニングを徹底しましょう。
過去問演習と復習で弱点を炙り出す
長文読解力向上の最終段階は、過去問演習を通じて自分の弱点を炙り出し、それを克服する復習サイクルを確立することです。
過去問は必ず制限時間を厳守して本番同様の環境で解き、その後、時間不足・語彙不足・構文誤解・設問誤読といった誤答原因を分類します。
復習では段落ごとの要旨や正答の根拠行、自身の誤読パターンを整理し、テンプレートにまとめて記録しましょう。
英語の長文読めるようになりたいなら

本記事では、英語の長文が読めない原因と克服法を段階的に解説しました。
やるべきことは理解できても、自分に合う素材選定・難易度調整・弱点補正を一人で行うのは難しく、不安を感じる方も多いでしょう。
横浜予備校の無料学習相談では、あなたの現在の学力と弱点を診断することが可能です。
どのレベルの語彙が不足しているのか、構文のどこでつまずいているのかを明確に分析し、志望校合格から逆算した個別の4週間モデルプランを具体的に提案します。
学習ログや面談レポートで進捗状況が見える化するため改善プロセスと成果を安心して確認できます。
短期間で読解力を安定させるためには、専門家による指導やサポートが効果的です。
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