
医学部受験は、どの大学でも面接が課されるため対策が不可欠です。そのため、早くから対策を始めることをおすすめします。
ただし、対策を始める前に、医学部受験で面接に落ちる方の特徴を知ることが大切です。
特徴を理解することで、適切な対策方法が見えてきます。
本記事では、「面接で落とされたらどうしよう」「面接が苦手」など、面接に不安がある方のために医学部受験で面接に落ちないための対策方法を解説します。
また、よく聞かれる質問も紹介しますので、本記事を参考にして面接対策に取り組みましょう。
目次
医学部受験で面接試験がある理由

医学部受験では、共通テストや大学独自の試験にくわえて、面接試験が実施されます。
過去には面接試験がない医学部もありましたが、2024年現在はすべての国公立大学と私立大学で面接試験が実施されるようになりました。
そのため、医学部を目指す受験生は面接対策をしっかりと行う必要があります。
では、なぜ医学部受験に面接が必要なのでしょうか。その理由として挙げられることは、以下の3点です。
・コミュニケーション能力をみる
・倫理観や社会性などをみる
・医師としての適性があるのかを見極める
医師は、勉強ができたり豊富な知識があるだけでは務まらない職業です。
患者さんはもちろん、看護師やほかの医師と接する機会が多いため、医師としてのコミュニケーション能力や人の心に寄り添う人間性と協調性が欠かせません。
医学部受験の面接では、対面で会話をしながら一人ひとりの性格や医師としての適性、倫理観などが判断されます。
そのため、医学部合格を目指すには、筆記試験対策と並行して面接対策を進めていくことが重要です。
横浜予備校には医学部を目指す受験生のためのコースがあり、一人ひとりにあった授業はもちろん、出願書類の添削や面接練習なども行っています。
コースは医学部・難関大コースで、能力や科目別に1クラス平均2名の少人数制での授業が受講できることが魅力の一つです。
また、予備校のプロ講師による徹底指導にくわえて、学習習慣を身に付けるための自学自習サポートも実施しています。
集団授業が苦手で予備校に抵抗がある、自学自習のスケジュール管理が苦手などの悩みがある方は、医学部・難関大学受験に強い横浜予備校にご相談ください。
無料相談で悩みや将来についてなどを相談したうえで、医学部受験までの計画を立てて、志望校合格を目指しましょう。
医学部受験の面接で落ちる方の特徴

医学部受験で面接に落ちやすい方にはいくつかの特徴があり、その特徴を理解することで対策がしやすくなります。
ここでは、医学部受験で面接落ちしやすい5つの特徴を紹介します。
大学が掲げる教育理念や人物像を満たしていない
大学では、それぞれに教育理念が掲げられており、大学側が求める人物像が示されています。
教育理念や求める人物像を理解しているかどうかは、合否を判断するポイントの一つです。
そのため、教育理念や求める人物像を理解していない受験生は、不合格になる可能性があります。
医師としての素質や言動に欠ける
医学部受験の面接では、医師としての素質や適性もみられます。
特に、「医師は稼げそうだから」「社会的地位が高いから」など、自分中心の理由で医師を目指す方は面接の際に注意が必要です。
自分中心の理由が悪いわけではありませんが、その姿勢が透けて見えると、印象が悪くなる恐れがあります。
また、命を軽んじるような発言は、合格の可能性が極めて低くなると考えてよいでしょう。
高い倫理観を求められる医師だからこそ、面接中の発言には注意し、マイナスイメージを与えないようにすることが重要です。
医学部への志望動機が薄い

志望動機が薄いと、医学部に行きたいという意志や、その大学の医学部でなければならない理由が伝わりにくくなります。
また、深掘りされた質問に答えられず、印象が悪くなる場合もあるため注意が必要です。
志望大学を十分にリサーチし、その大学の医学部でなければならない理由を盛り込んだ志望動機を用意しておきましょう。
さらに、深掘りされた質問に対しても、具体的に答えられるよう準備しておくことも大切です。
多浪している
医学部は頻繁にテストが実施される学部で、進級や卒業にはその都度合格していく必要があります。
多浪していると、そのテストに合格できず、入学しても進級できないかもしれないと判断されるケースがあります。
そのため、多浪している方は医学部受験の面接において、不利になる可能性があることを理解しておきましょう。
高校の生活態度や出席日数に問題がある
医学部の面接では、対面での会話や高校の生活態度、出席日数も踏まえて合否判定がされます。
大学側からすると、入学後に欠席が続いて単位が取れずに進級できない学生や中途退学する可能性があり、周りに悪影響を及ぼすことが考えられる学生は求めていません。
そのため、高校の出席日数が足りない方や、生活態度に問題がある方は面接試験で落とされる可能性が高くなることが考えられます。
医学部受験の合格を目指すためにも、日頃から注意して過ごすようにしましょう。
医学部受験で面接落ちしないための対策

医学部受験の面接で落ちないためには、適切な面接対策が欠かせません。
ここでは、医学部受験の面接対策方法を5つ解説します。
それぞれのポイントを押さえ、医学部受験の面接試験合格を目指しましょう。
大学の掲げている理念を把握しておく
医学部受験の面接に落ちやすい方の特徴として、大学が掲げる理念や人物像を満たしていないという点を挙げました。
そのため、大学が掲げる理念や求める人物像を把握することが医学部受験の面接対策で重要です。
大学の理念や求める人物像は、各大学の公式ホームページやパンフレットに記載されているため、事前に調べておきましょう。
そのうえで、ほかの大学ではなく志望校の医学部でなければならない理由を考え、深掘りされた質問に答えられるように対策することが大切です。
結論から話す癖を付ける
面接対策として、結論から話す癖を付けておくことが効果的です。
結論から話すことで、内容が相手に伝わりやすくなります。
結論を伝えずにただ喋り続けていると、自分でも何を伝えたいのかわからなくなり、印象が悪くなってしまうかもしれません。
面接練習中だけでなく、普段から結論から話す癖を付けておくことで、面接当日は自然に受け答えできるようになるでしょう。
結論を伝えた後は、その理由や背景に関する具体的なエピソードを挙げることで、より説得力のある回答となります。
身だしなみに気を付ける
対面で行う面接は、身だしなみも重要なポイントです。
どれだけよい内容を話しても、清潔感のない見た目や制服の乱れがあると、マイナスイメージを与えます。
現役生は高校の制服、既卒生はスーツを正しく着用して面接に臨みましょう。
また、清潔感のある見た目を保つために、必要に応じてワックスやゴムなどを使用して髪型を整えることも重要です。
スムーズな会話を心がける

回答につまることが悪いわけではありませんが、会話が途切れてしまうと、焦って失敗してしまう方は少なくありません。
そのため、スムーズな会話を心がけて面接練習を行うことがおすすめです。
また、医学部の面接の流れや、よく質問される内容を理解しておくのもよいでしょう。
おおよその流れや内容が頭に入っていれば、ある程度のイレギュラーにも対応しやすくなります。
塾や予備校の模擬面接で慣れておく
面接対策を行うには、一人では限界があるため、塾や予備校の模擬面接を活用することをおすすめします。
模擬面接で練習を積み重ねることで、面接に慣れ、落ち着いて本番を向かえられるようになるでしょう。
横浜予備校では、プロ講師によるきめ細かい指導を実施しており、一人ひとりにあった面接対策を行っています。
特に、大学受験における面接の種類はさまざまです。そのため、志望校にあわせた対策が必要となります。
横浜予備校なら、プロ講師による本番を想定した模擬面接が行われ、具体的なアドバイスを受けられます。
プロ目線での指導やアドバイスを受けられるため、一人で練習するよりも効率的にスキルを磨くことが可能です。
横浜予備校に通うのが難しいという方には、オンライン指導コースを用意しています。
授業や学習計画のカウンセリングなど、すべてオンラインで対応可能です。
医学部を目指しているけど近所によい塾や予備校が見つからない、高品質な授業を抑えた価格で受講したいという方は、まずは無料相談にお越しください。志望校の医学部合格まで、全力でサポートいたします。
医学部受験の面接で聞かれやすい質問

医学部受験の面接対策として、よく聞かれる質問を網羅し、スムーズに答えられるようにしておくことがポイントです。
事前準備をしっかりと行うことで、自分の自信にもつながります。
医師を志した理由や理想像
医学部を受験するにあたって、医師を志した理由や理想像はほとんどの大学で聞かれます。
医師を志した理由を答える際は、きっかけと決意を自身の背景と結びつけて話すことがおすすめです。
・幼少期に通院した小児科医が優しかった
・医師である両親の背中をみて育った
・病気になった家族の担当医が親身になってくれた
理想の医師像を聞く理由としては、将来のビジョンについてどのように考えているのかを確かめるためです。
臨床医と研究医のどちらを目指しているのか、希望の診療科はあるのかなど、現時点で考えているビジョンをしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。
自己PRや長所短所
自己PRを準備するためには、事前に自己分析を行い、自己理解を深める必要があります。
そのうえで、長所や短所、高校生活などの内容を踏まえた自己PRを考えておきましょう。
長所と短所を答えるポイントは、以下の3点です。
・自分を客観的に把握する
・具体的な理由を言葉で説明できるようにする
・具体例や経験エピソードを入れる
短所を伝える際は、改善のために努力していることや違う面から見ると長所になるなど、プラスで付け加えることでよい印象を与えることができます。
学生時代に力を入れたこと
医学部受験の面接では、学生時代のことを聞かれることがよくあります。
これは、協調性やコミュニケーション能力、経験してきたことから人間性を見極めることが主な目的です。
具体的な内容としては部活動や生徒会、ボランティア活動など、自分が特に力を入れて取り組んだことを簡潔に伝えられるようにしておきましょう。
また、医療系セミナーの経験がある場合は、そこでの経験や感じたことを伝えるのもおすすめです。
医療に関する時事問題
時事問題に関する質問では、専門的なことではありませんが、医療に関する内容を聞かれることがあります。
医療に関するニュースや医療事故などについて、どのような意見を持っているのかを答えられるようにしておくとよいでしょう。
また、最近の医療ニュースを把握しておくことも重要です。
印象に残ったニュースがあればなぜ興味を持ち、印象に残ったのかを言語化できるようにしておくと、面接時にスムーズな受け答えができるようになります。
医学部受験の面接に不安があるなら塾や予備校で対策をしよう

医学部受験において面接は重要な試験であり、筆記試験対策にくわえて、面接試験対策も欠かせません。
横浜予備校では、医学部受験に特化したコースを提供し、プロ講師によるきめ細かな指導で生徒一人ひとりをサポートします。
授業では、面接対策や出願書類の添削がコース内容に含まれており、追加費用を気にすることなく包括的なサポートを受けられます。
特に、自己PRや志望理由書の添削を行うことで、効率的で質の高い書類作成が可能となります。
大学ごとに異なる提出書類にも対応し、受験生が抱える悩みや不安を解消するために個別指導を徹底しています。
このようなサポートにより、面接や書類提出時の自信を高め、合格に近づけることができます。
また、横浜予備校は少人数制(1クラス平均2名)の指導や個別カリキュラムを通じて、学力向上と同時に精神的なサポートも行い、受験生がスランプや不安を乗り越えられるよう支援します。
受験生が効率的に学習を進め、志望校合格を達成できるよう、全力でサポートします。
面接に不安がある方や、出願書類作成に悩んでいる方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご活用ください。
あなたの悩みや不安をお聞きし、必要な対策をご案内いたします。