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横市医学部の入試要項をご紹介！
こんにちは！横浜予備校です。今回は横浜市立大学医学部医学科の入試要項について現役の横市医学生の私がお話ししていきたいと思います。
横浜市立大学、通称横市(よこいち)の医学部医学科の人気は高まっており、どういった方法で入試が行われるのか・どんな科目が必要なのか・何に気をつければいいのかといった疑問をお持ちの方も多いと思います。それらを一緒に見ていきましょう。
横市医学部の入試方式
横浜市立大学は、医学部医学科に対し３つの入試方式を採用しています。それは次の通りです。
・特別公募制学校推薦型選抜
・国際バカロレア(IB)特別選抜
・一般選抜
では、それぞれご紹介していきます。
特別公募制学校推薦型選抜
学校推薦型選抜は、センター試験が行われていた時には推薦入試と呼ばれていたものです。高等学校・中等教育学校在籍者、つまり現役生が対象となっています。次の3段階の選考が行われます。
【第一次選考】
評定平均値と英語資格点の合計点で選考が行われます。評定平均値は高等学校・中等教育学校の内申点のことです。英語資格点はTOEFL-PBT(iBT)、TOEIC、GTEC、英検、IELTSのいずれかの得点から算出されます。
【第二次選考】
MMI(Multiple Mini Interview)と言われる面接審査により、選考が行われます。
【第三次選考】
大学入試共通テストの点数によって選考が行われます。また、最終合格者はこの大学入試共通テストの成績と第二次選考の点数の合計点によって決定します。大学入試共通テストに必要な教科は一般選抜と同様なので、そちらを参考にしてみて下さい。
詳しくは、大学のHPを参照して下さい。
国際バカロレア(IB)特別選抜
国際バカロレア(IB)特別選抜は、国際バカロレア(IB)資格を取得した、或いは取得見込みの人を対象とした入試方式です。国際バカロレア(IB)資格とは、国際的に通用する大学入学資格のことで、こちらの選抜では海外でその資格を取得した人でも受験することができます。こちらも次の3段階の選考が行われます。
【第一次選考】
国際バカロレア資格の全体成績評価とTOEFLのスコアを元に選考が行われます。
【第二次選考】
MMI(Multiple Mini Interview)と呼ばれる面接方式で選考が行われます。基本的に第二次選考まで通った受験生は第三次選考に進むことができますが、この第二次選考の成績次第で不合格になることがあります。
【第三次選考】
国際バカロレア資格と第二次選考の面接審査の成績の合計点により選抜が行われます。
詳しくは、大学のHPを参照して下さい。
一般選抜
大学入試共通テストの成績によって選考が行われます。受験が必要な科目は次の通りです。
・国語(古文・漢文含む)
・地歴・公民：「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から一科目
・数学：「数学I・数学A」「数学II・数学B」の二科目
・理科：「物理」「化学」「生物」から二科目
・外国語：「英語」(リスニングを含む)
一般的な国公立医学部の受験に必要な科目とほぼ同様ですが、注目していただきたいのは地歴・公民です。「現代社会」「倫理」「政治・経済」での受験が可能となっています。これらの科目での受験が不可能な国公立医学部が多い中、負担の軽い教科でも受験ができるのは大きな特徴と言えるでしょう。
また、横市ではこの第一次試験の成績を元に第一段階選抜、つまり足切りが行われます。第二次試験を受験するためにも、まずこの大学入試共通テストでしっかり得点しておく必要があります。
【第二次試験】
個別学力検査によって選考が行われます。出題科目は次の通りです。
・数学
・理科：物理・化学・生物から二科目選択
・外国語(英語)
・小論文
・面接
学科試験だけでなく、小論文と面接の対策も必要となります。国公立医学部の前期試験で小論文が課される大学は少数派ですが、横市では受験が必要となっています。
詳しくは、 大学のHPを参照して下さい。
注意すべきは入試方式だけじゃない！募集枠とは？
さて、ここまで横市医学部の入試方式についてご紹介していきましたが、募集枠についても知っておく必要があります。
横市は次の三つの募集枠を設けています。
(1) 一般枠
(2) 地域医療枠
(3) 神奈川県診療科枠
(1)一般枠 は名前の通り一般的な募集枠なのですが、(2)(3)が特殊です。(2)地域医療枠は、卒業後に一定期間神奈川県内の指定の医療機関に勤務する必要があります。(3)神奈川県指定診療科枠は、卒業後に一定期間指定の診療科に従事する必要があり、神奈川県から修学資金の貸付を受けることが条件となります。いずれの募集枠でも大学在学中の六年間に受ける教育カリキュラムは同じです。
詳しくは、大学のHPを参照して下さい。
