様々な分厚さの問題集が本屋さんには並んでいますが、皆さん1冊は分厚い問題集を持っているのではないでしょうか?
チャートやFocus Goldといった問題集です。
十分な説明と豊富な問題で、受験生の数学力を鍛えてくれます。
情報量が多いので、受験に必要な知識が漏れなく書かれているのが嬉しいポイントではあります。
しかし、前から順番に全ての問題を解き進めていくと、かなりの時間がかかってしまうというデメリットもあります。
時間に余裕がある時期であれば全て解くという目標を決めても良いですが、受験生になるとあらゆる教科に時間を割かなければならないので、数学だけに注力するというわけにもいきません。
そのため、今回は分厚い問題集を効率よく使うための3つのポイントをご紹介します。
目次
効率的な使い方① 苦手な分野だけを解く
まずは、自身の苦手な分野を把握します。
薄い問題集を解いてみて正解できなかった分野や、模試で正答率が低かった分野などを把握しましょう。
「薄い問題集は持っていないし、何が苦手なのかわからない」
という方もいらっしゃいます。
そのような方で、かつ、入試までに数か月以上ある方は、まずは全ての分野の簡単な問題を解いていって、すらすら解けないと感じるページを見つけましょう。
(補足ですが、入試までの時間がない方は、とにかく得意なところを伸ばしてしっかり得点するという手法も視野に入れて、得意な分野を勉強するか苦手な分野を勉強するかを判断してください。)
効率的な使い方② 問題を選んで解く
分野が選べたら、次に解く問題を選びます。
多いパターンが、簡単な問題、章末問題、応用問題のようにページによって問題の難易度がわけられているパターンです。
自身の能力に応じて、解くページを選んで解くようにします。
そうすることで、自身にとって簡単すぎる問題は解かなくても済むのです。
効率的な使い方③ 解けなかった問題には☆(星マーク)
問題を解いて丸つけをした後には、解けなかった問題には印をつけておきます。
私は☆(星マーク)をつけていました。
☆が多い問題ほど何度も間違えた苦手な問題というわけです。
そうすることで、自分の苦手が一目でわかる「自分のための問題集」が完成します。
ある分野を勉強した後も模試などでその分野の成績が伸び悩んだ場合には、再度同じ分野を解き直します。
この際、時間があればじっくり解くようにして、時間がなければ☆が多い問題を優先的に解くようにしましょう。