目次
- ○ 中高一貫校の中学生の「中だるみ」とは!? 中だるみする時期と解決策について
- ○ 中高一貫校生の中学生の中だるみとは!?
- ・中高一貫校生以外の中学生の中だるみ
- ・中高一貫校生の中学生の中だるみ
- ○ 中高一貫校生の中学生が中だるみしないためには
- ・生活にメリハリをつける
- ・目標を設定する
- ・高校の新入生代表になる
- ・中高一貫校では学力をアップすることは大前提!
- ○ 塾や予備校は強い味方
中高一貫校の中学生の「中だるみ」とは!? 中だるみする時期と解決策について
こんにちは!横浜予備校です。
新入学や進級からすっかり時間が経ち、中高一貫校の中学生の皆さんもすっかり新しい環境に慣れ切ったころだと思います。
そして、 新しい環境に慣れてくると心配になってくるのが、『中だるみ』という問題です。
だれにでも起こりうる症状ですが、中高一貫校の場合は高校受験がないので、普通の中だるみとは違った心配が発生してきます。
そこで今回は、中高一貫校に通う中学生や保護者の方に向けて、「中高一貫校の中学生の『中だるみ』とは」についてご紹介させていただきます。
中高一貫校生の中学生の中だるみとは!?
あらゆる学生に「中だるみ」という心配があります。しかし、中高一貫校とそれ以外の中学校では、中だるみの性質が変わっています。
そして、 中高一貫校生の中だるみの問題は深刻で、ほったらかしにしておくと、取り返しのつかない状態になってしまうのです。
中高一貫校生以外の中学生の中だるみ
中高一貫校でない中学校の場合、1年生と3年生は勉強に対して、モチベーションを保ちやすくなります。
・高校受験に向けて頑張り始める中3生
そして、その間にある学年が中2で、何となく勉強をやる気になれず、ダラダラと過ごしがちになってしまいます。
これが、「中だるみ」になります。
しかし、中3生になってくると、周りが高校受験ムードになることによって、 高校受験が現実味を帯びて危機感を持つようになり、自然と中だるみは解消されます。
中高一貫校生の中学生の中だるみ
しかし、中高一貫校生には高校受験がありません。そのため、 中2で中だるみになってしまうと、その状態が高校に入るまで続いてしまいます。
最悪の場合、大学受験を目前にした時に危機感を感じるまで、中だるみの状態でいることもあります。
そして、 ほとんどの場合、中だるみが解消したときには、成績が壊滅的な状態になっているのです。
中高一貫校生の中学生が中だるみしないためには
中高一貫校生の中学生が中だるみしないようにするためには、 「生活にメリハリをつける」「目標を持つ」ことが重要になってきます。
生活にメリハリをつける
中高一貫校生の中学校は遠方から通学する生徒が多いため、活動時間が限定されてしまい、部活動が盛んでない場合があります。
しかし、 勉強や研究系の課外活動に、学校単位で取り組めることが多くなります。
横浜市にある公立中高一貫校である横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校では、さまざまな課外活動に取り組み、実績を挙げています。
・木原記念こども科学賞授賞式(3年生)
・グローバルサイエンティストアワード2022(3年生)
・第41回 モデルロケット全国大会「ロッキード マーティン賞」受賞(3年生)
・第18回全国物理コンテスト 物理チャレンジ2022全国大会優良賞(3年生)
その他にも、たくさんの実績があります。
中高一貫校の先生たちも、生徒が活躍できる機会を積極的に探し出してきてくれます。そのため、中高一貫校では全国的な大会や研究会に参加する機会を得ることが多くなるのです。
このような取り組みに積極的に参加することで、メリハリのある生活を送ることが可能になります。さらに、高校生と一緒に活動できることもあるので、将来の目標を設定しやすくもなります。
目標を設定する
中高一貫校には高校受験がないので、その代わりになる 「検定」の取得を目標にしましょう。
横浜市にある公立中高一貫校である横浜南高等学校附属中学校では、教育方針で次のような中期目標を打ち出しています。
・3年生2月の時点で、数検3級の取得率を100%にする。
同級生全員が目標とする級を取得するには、自分自身が取得することも前提となります。
自分のため、そしてみんなのために頑張れるので、中だるみになってしまう心配が少なくなります。
高校の新入生代表になる
高校に進学する際に入学式を行う中高一貫校の場合、新入生代表のあいさつを行う生徒は、中学校3年生の時にトップの成績をとっていた生徒 になります。
新入生代表はみんなからの話題の的となります。これを目標やモチベーションにしても、勉強を頑張り続けることができるでしょう。
中高一貫校では学力をアップすることは大前提!
中だるみを防止するために、全国的な大会や研究会に参加したいと思っても、希望したすべての生徒が参加できるわけではありません。学校内に希望者がたくさんいた場合には、学校内で選抜が行われます。
その時には、 学校内での成績が考慮されることが多くなります。また、検定に合格するにも、確かな学力が必要になってきます。
いずれの場合であっても、学力をアップしておくことが大前提になるのです。
塾や予備校は強い味方
知識だけで太刀打ちできる漢字検定は、学年相当級以上の級でも独学での合格が可能です。しかし、英検や数検で学年相当級よりも上の級を受ける場合には、分からないところを誰かに教えてもらう必要があります。
先取り学習を行っている私立の中高一貫校ならば、学校の学習で何とかなる級があるかもしれません。しかし、公立中高一貫校では先取り学習を行わないので、対策の打ちようがありません。
そんなとき、個別形式の塾や予備校ならば、検定の取得に対しての対策を行ってもらえます。さらに、学校での指導に詳しい塾・予備校であれば課外活動に関しての情報も入手できます。
また、中だるみにならないためにも毎週の学習予定を作り習慣的に自習できるようになるよう指導しています。