目次
- ○ 現役早稲田大学生が教える金谷先生の日本史おすすめ参考書!
- ・「金谷の日本史『なぜ』と『流れ』がわかる本」シリーズ
- ・「金谷俊一郎の決定版日本史」
- ・「日本史B一問一答(東進)」・「日本史史料一問一答(東進)」
現役早稲田大学生が教える金谷先生の日本史おすすめ参考書!
こんにちは! 横浜予備校の竹下です!!
ついに8月になってしまいました!
この前初めて「高2の夏は天王山」というワードを聞いたのですが、これは高2のときに教えてほしかったですね! 今聞かされても……って思いました! 天王山は「勝負や運命の分かれ目」と言う意味で、京都にある天王山が、羽柴秀吉(のちの豊臣)vs明智光秀が争った山崎の戦いの舞台となっていることに由来しているらしいです! へぇ!って感じですね。
ちなみに横浜予備校に通っている高2生は、夏休みは300時間を目標に勉強しているそうで、まさしく天王山ですね! きっと高3になる頃には天下が取れるんだろうなと思います!(?)
さて、ここまでGoogle先生全面協力のもと日本史知識をあたかも自分のもののように振りかざしてみたのですが、大学受験日本史において協力を乞うべき先生は、かの有名な金谷俊一郎先生なのではないでしょうか……?? とはいえ金谷先生の所属している東進ハイスクールに通っていても、直接講義を聞くのは至難の業……そこでおすすめするのは、金谷先生監修の参考書です!
金谷俊一郎先生監修の参考書は、日本史を選択した受験生ならば誰しもが知る有名どころですが、実は結構賛否が分かれる部分も大きいんです。確かに、金谷先生の参考書はとても分かりやすい。しかしそれだけでは、実際の模試などでうまく得点に繋げられなかった、という経験をされた方も多いのではないでしょうか?(私はそうでした…)
そこで! 今回はおすすめの金谷先生監修参考書、そしてその使いどころを、まとめてみたいと思います
「金谷の日本史『なぜ』と『流れ』がわかる本」シリーズ
これぞまさに!というド定番かつ王道参考書ですが、王道には王道たるゆえんがあるということですね! このシリーズの強みは、歴史の流れを表などの視覚的にまとめてくれるところです。特に近現代におけるややこしい流れについては、「誰が、どういう意図で」をしっかりと教えてくれるので、読んだ後の頭の残り方が違います。あとは一冊一冊の本の薄さ! これは意外と強みになります。同じ一周でも、一時代ごとに参考書を終えられると達成感を味わえますし「まだこんなに…」という無駄な焦りも感じずに済みます。
ここまでいいことずくめに見える「金谷なぜ」シリーズですが、やはりこれだけではいまいち得点につながらない……それはやはり、この「金谷なぜ」シリーズは単体で完結する参考書ではないからです。と言いますと、このシリーズは分かりやすさを求めるがゆえに抜いている情報がかなりあります。一応レベル的には共通テストまでとは記載されていますが、やはりこれだけでは共通テストも満足には解けないんじゃないかな、というのが個人的な感想です。他で問題集などを解いて補填する必要があります。
よって、この参考書は初学者、特に日本史の膨大な暗記事項に打ちのめされている人の最初の一周として効果的なのではないでしょうか。大事なところしかまとめられていないので、どこに対する知識を頭に入れて行けばいいのか、のいいマップになってくれます。このシリーズをもし購入しているのであれば、参考書に別問題集等で得た関連情報を書き込んでみると効果的かもしれませんね!
「金谷俊一郎の決定版日本史」
こちらも使い方、内容はほとんど先述の「金谷なぜ」シリーズと同じです。違うところと言えば、こちらの場合は全てが一冊にまとまっているところでしょうか。一冊にまとまっているだけあって、こちらはなかなかの厚みなのですが、それでも内容の分かりやすさは変わりません。また、1章1章がほんの数ページなので、これはこれで違った取り組みやすさがあると思われます。「日本史の参考書を何冊も買いたくないなぁ……」という人にはおすすめです!
「日本史B一問一答(東進)」・「日本史史料一問一答(東進)」
この2冊はご存知の方も多いかと思います、鉄板ですね! まじですごい。共通テストから難関私大あるあるの「いや何それ」というワードまで網羅している問題集! しかも一問一答なのでちょっとした隙間時間にもお勉強出来ちゃいます。これについては特に注意書きとかないです、この参考書に記載されている単語を覚えきれれば、模試くらいなら満点に近いものが取れます。難関私大の過去問でもかなりいい線行くでしょう。この参考書のすごいところは、すべての問題で「重箱の隅をつついて」くれることです。ここに載っているのはどの情報も「重箱の隅」のようなもので、何も考えずに覚えているだけで勝手にどんな問題にも対応できるようになっています!
また、同じシリーズで発売されている史料の方も、入試頻出の有名史料はほぼすべて網羅されているので安心ですね!
と、金谷俊一郎先生の日本史参考書について紹介してみました!
天王山をのぼっている最中の方も、もう過ぎてる方も、これからって方も、ぜひ参考にしていただけたら幸いです!!