目次
- ○ 横市医学部一般選抜に必要な入試科目をご紹介!
- ○ 必要な科目・配点
- ・大学入試共通テスト
- ・2次試験
- ○ まとめ
横市医学部一般選抜に必要な入試科目をご紹介!
こんにちは!横浜予備校の立川です。今回は横浜市立大学医学部医学科の受験に必要な科目についてご紹介していきたいと思います。ここでは、一般選抜での入試科目を取り扱っていきたいと思います。
横浜市立大学、通称横市(よこいち)の医学部医学科の人気は高まっており、どんな科目が必要なのか・共通テストと2次試験の比率はどうなのかといった疑問をお持ちの方も多いと思います。それらを一緒に見ていきましょう。
必要な科目・配点
それでは、横市医学部一般選抜受験に必要な科目・配点を、大学入試共通テストと2次試験それぞれご紹介します。
大学入試共通テスト
大学入試共通テストに必要な科目は次の通りです。
・国語(古文・漢文含む)
・地歴・公民:「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から一科目
・数学:「数学I・数学A」「数学II・数学B」の二科目
・理科:「物理」「化学」「生物」から二科目
・外国語:「英語」(リスニングを含む)
一般的な国公立医学部の受験に必要な科目とほぼ同様ですが、注目していただきたいのは地歴・公民です。「現代社会」「倫理」「政治・経済」での受験が可能となっています。これらの科目での受験が不可能な国公立医学部が多い中、負担の軽い教科でも受験ができるのは大きな特徴と言えるでしょう。
次は、各科目の配点についてです。
・国語:200
・地歴・公民:100
・数学:200(100×2)
・理科:200(100×2)
・外国語:300(リーディング(100点満点)×2.4 + リスニング(100点満点)×0.6)
合計:1000
ご覧の通り、外国語、つまり英語の配点が高くなっています。横市は英語教育に力を入れているので、英語ができる人が欲しいというメッセージがこの配点からも読み取れるでしょう。また、共通テストの外国語のリーディングとリスニングの点数は同じ100点満点ですが、リーディングが拡大・リスニングが圧縮され、センター試験の時と同じリーディング:リスニング=4:1 となります。
2次試験
2次試験の必要な科目は次の通りです。
・数学:「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」(数学Bの出題範囲は数列、ベクトル)
・理科:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から二科目選択
・外国語:「コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ」
・小論文
・面接
数学Bの確率分布・統計は出題されませんが、数学Aのデータの分析は出題範囲となっており、実際に過去に出題されたことがあります。注意しましょう。また、学科試験だけでなく、医学部ならではの、小論文・面接も課されます。国公立医学部の前期試験で小論文が課される大学は少数派ですが、横市では受験が必要となっています。
次は、各科目の配点についてです。こちらは、2022年度(令和4年度)での変更点があります。
・数学:400
・理科:300×2=600
・英語:400
合計:1400
変更があったのは、理科の配点と合計点です。2021年度(令和3年度)までの理科の配点は200×2=400と、理科二科目で数学、英語と同じ配点だったのですが、理科の配点が大きくなったことで合計点も大きくなりました。理科がより重視されるようになり、共通テストに対する2次試験の比率が高くなりました。
まとめ
いかがでしたか? 初めて聞いた情報ばかりだった!と感じた方もいれば、典型的な国公立医学部に近いな、と感じた方もいるでしょう。当然ですが、入試科目を把握しなければ、そもそも受験できないなんて事態もありえます。志望校の入試科目はしっかりと調べておきましょう。