勉強の成果を出すためには、ある程度の勉強量、勉強時間を確保する必要があります。
とはいえ、長時間勉強し続けるとどうしても集中力やモチベーションが低下してしまいますよね。
この記事を見ている方の中にも、
「長時間勉強するのは本当に効果があるのかな?」
という疑問、不安を持っている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、長時間勉強をするメリットやデメリット、長時間の勉強で集中力を持続させるコツについて詳しく解説していきます。
目次
- ○ ”長時間”の定義とは?
- ○ 長時間勉強するメリットは?
- ・インプットとアウトプットの時間をたっぷりとれる
- ・集中力が鍛えられる
- ○ 長時間勉強するデメリットは?
- ・逆に勉強効率が落ちてしまうこともある
- ・勉強に対して抵抗を感じるようになってしまうこともある
- ○ 長時間集中力を持続させるコツは?
- ・目標や目的を明確にする
- ・細かなスケジュールを立てる
- ・こまめに休憩を取る
- ・誘惑を断ち切る
- ・科目をこまめに変える
- ○ まとめ
”長時間”の定義とは?
長時間の勉強については、ネットやSNSで度々議論されていますが、
「そもそも長時間ってどれくらいのことを指すの?」
という疑問を持っている方もいるでしょう。
結論から言ってしまうと、この”長時間”には明確な定義がありません。
というのも、テストや受験を控えている学生は、1日のほとんどを勉強に費やすこともありますので、どこから長時間になるのかを判断するのが難しいのです。
おおよその目安で言えば、
・平日→5時間以上
・休日→8時間以上
が”長時間”の1つの目安になってくるでしょう。
長時間勉強するメリットは?
では次に、長時間勉強するメリットについて詳しく解説していきます。
インプットとアウトプットの時間をたっぷりとれる
長時間勉強することによって、インプットとアウトプットの時間をたっぷりとれるようになります。
例えば、1日10時間勉強する場合は、
・5時間→インプット
・5時間→アウトプット
というように、圧倒的な勉強量を確保できるため、定着力が向上しやすくなるのです。
集中力が鍛えられる
集中力が鍛えられるということも、長時間勉強をするメリットです。
普段から長時間の勉強を続けることによって、体や脳が慣れてきて、集中力が持続しやすくなります。
長時間集中力が続くようになれば、限られた時間の中でより効率的に知識を吸収できるようになりますので、テストや受験でも良い結果を出せる可能性が高くなります。
長時間勉強するデメリットは?
では次に、長時間勉強するデメリットについて詳しく見ていきましょう。
逆に勉強効率が落ちてしまうこともある
長時間の勉強が習慣になれば、体や脳が慣れてきますので集中力も持続しやすくなります。
ただ、人間はそもそも集中力を長時間維持できる仕組みになっていません。
そのため、一定の時間を超えてくると集中力が低下し、逆に勉強効率が落ちてしまうこともあるのです。
勉強に対して抵抗を感じるようになってしまうこともある
長時間勉強するというのは、決して簡単なことではありません。
特に最初のうちは、自分の心に鞭を打って、嫌々机に座ることになるでしょう。
このような生活が毎日続くと、モチベーションが低下しやすくなり、勉強に対して抵抗を感じるようになってしまうこともあります。
長時間集中力を持続させるコツは?
テストや受験を控えている学生の中には、
「できるだけ多くの時間を勉強に費やしたい」
と考えている方もいるでしょう。
そのような方は、これから紹介する「長時間集中力を持続させるコツ」を実践しながら勉強に取り組んでみてください。
目標や目的を明確にする
長時間集中力を持続させるためには、目標や目的を明確にすることが大切です。
何のために勉強するのか、勉強してどのような成果を得たいのかをはっきりさせることによって、モチベーションを維持しやすくなります。
モチベーションを一定に保つことができれば、集中力ややる気をキープしやすくなりますので、効率的に知識を吸収できるようになるのです。
細かなスケジュールを立てる
長時間勉強する場合は、細かくスケジュールを立てておくことが大切です。
1時間区切り、2時間区切りのスケジュールを立てることによって、自分の中でチェックポイントを作れるようになります
ので、モチベーションや集中力を持続させやすくなります。
中には、
「今日は8時間勉強するぞ!」
というざっくりとしたスケジュールを立ててしまう方もいるのですが、これをやると途中で挫折する可能性が高くなりますので注意しましょう。
こまめに休憩を取る
先ほども解説したように、人間は集中力を長時間維持できない生き物です。
そのため、こまめに休憩を取り、脳を休めてあげることが大切になってきます。
軽い運動をしたり、短時間仮眠をしたりすることによって、体の疲れや脳の疲れを軽減できるようになりますので、集中力を持続しやすくなるのです。
誘惑を断ち切る
長時間勉強する際は、誘惑となり得るものを全てシャットアウトしましょう。
スマホや漫画、テレビやゲーム機などが机の近くにあると、どうしてもそれらに気を取られてしまい、集中力が低下しやすくなります。
これらを目に入らない場所に保管しておくことによって、勉強だけに集中できる環境を構築できます。
科目をこまめに変える
人は、同じことをずっと続けていると次第に飽きてしまいます。
これは勉強にも当てはまり、何時間も同じ科目、同じ部分を勉強していると次第にモチベーションが低下します。
その結果、集中力が切れてしまい、
「今日はもういいや・・・」
となってしまうのです。
このような事態を避けるためには、科目をこまめに変えるのがおすすめです。
1時間あるいは2時間おきに科目を変えることによって、適度な刺激を脳に与えられるようになりますので、集中力やモチベーションを維持したまま勉強を続けられます。
まとめ
正しい知識を身につけ、正しい方法を理解したうえで長時間勉強することによって、高い効果を得やすくなります。
ただ、長時間勉強するためのコツやポイント、集中力を持続させる方法などを理解せずに挑戦すると、挫折したり、勉強に対して抵抗を感じるようになったりしますので注意が必要です。
テストや受験を控えている学生さんの中に、
「今よりもさらに勉強時間を増やしたい」
そう考えている方がいるのであれば、是非今回紹介したことを参考にしてみてください。