
大学を受験する際には、調査書の提出を求められるのが一般的です。特に学校推薦型選抜や総合型選抜では、調査書の内容が合否に大きく関わります。
調査書には、高校での学業成績・出席状況・活動内容などが記載されています。調査書の発行は受験生自らが高校に発行申請を行う必要があり、時間がかかる可能性が高いため、余裕を持って申請することが大切です。
本記事では調査書の具体的な内容や合否への影響、入手方法について解説します。調査書について事前に把握し、必要な準備は早めに進めておきましょう。
目次
大学受験の調査書とは

大学受験の調査書とは、高校での学業成績や生活態度・出欠状況・課外活動などを記録した書類のことです。
大学を受験する際には、この調査書の提出が求められます。
選択する入試形式によっては合否に大きく関わる可能性があります。調査書に記載されている内容や入手方法を事前に把握し、早めに準備しておきましょう。
調査書に記載されている項目
調査書に記載されている項目は主に以下の4つです。
・学業成績
・出席状況
・特別活動
・資格や検定
調査書には高校1年時〜3年時の一学期までの成績、出席状況を記載する項目があります。
またボランティア活動や部活動の成績などを記載することが可能です。
そのため、日頃の頑張りが大学受験の合否に大きな影響を与えることがあります。
特に推薦入試で受験する場合は、記載内容が重要になるため定期テストや特別活動に力を入れて取り組んでおくと、大学受験が有利になるでしょう。
入手方法
調査書を入手するためには、受験生自らが高校に調査書発行願を提出する必要があります。
調査書発行願には保護者の署名、捺印が必要です。
また発行までに時間がかかるため、余裕を持って申請する必要があります。
志望校の出願時期を把握し、早めに調査書発行願を提出するようにしましょう。
調査書がおよぼす大学受験の合否への影響度

大学受験をする際に調査書の提出を求められることが一般的ですが、入試形式によって合否への影響が異なります。
調査書が希望する入試形式にどのくらい影響するのかを事前に把握し、必要に応じた対策をしておきましょう。
学校推薦型選抜では極めて重要
学校推薦型選抜で受験する場合、調査書の内容は極めて重要になります。
学校推薦型選抜では、出願条件を大学側が定めているため、調査書に記載されている内容が条件を満たしていない場合は不合格になる可能性が高いです。
また公募推薦で受験する際には調査書を点数化し、その他の試験内容の結果と合わせて合否を判断する傾向があります。
このように学校推薦型選抜は調査書の内容が合否に大きな影響をおよぼすため、高校での勉強や特別活動には力を入れて取り組んでおきましょう。
総合型選抜でも重視される
総合型選抜でも調査書は重視されます。
総合型選抜では学力より人柄や高校での活動内容を総合的に評価する大学がほとんどです。
そのため、教師からのコメントや部活動の活動実績などが記載されている調査書は合否に大きな影響を与えます。
また総合型選抜では、取得している検定や資格が重視されることがあります。
受験する学部・学科に関係のある検定や資格は合否に影響するだけではなく、大学入学後も役立つ場合があるため、高校在学中に取得しておきましょう。
一般選抜ではあまり影響しない
一般選抜でも調査書を提出しますが、卒業見込み証明書の代わりや本人確認に使用するのが一般的です。
そのため一般選抜で受験する場合は、調査書の内容が影響することは少ないです。
一般選抜では高校の成績や活動内容よりも入試の結果で合否を判断するため、入試対策をしっかりと行う必要があります。
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調査書で高評価を得るためのポイント

学校推薦型選抜や総合型選抜で受験する場合、調査書の内容は合否に大きく関わります。
調査書で高評価を得るために各学年で意識するべきポイントを押さえ、できることは早めに取り組んでおきましょう。
1年時は普段の勉強・学校生活を頑張る
1年時は普段の勉強や学校生活を頑張るのが高評価のポイントです。
調査書に記載する成績の平均に1年時の成績も反映されるため、1年時の成績も重要になります。
特に1年時のみの教科は1年間だけの成績で平均値が決まるため、しっかりと取り組んでおくことが大切です。
また成績は定期テストの結果だけではなく、普段の授業態度や提出物、小テストの内容が総合的に評価されます。
提出物は期限内に提出し、積極性のある授業態度を心がけて好成績を維持しましょう。
2年時は特別活動・検定に取り組む

1年時と同じく、普段の勉強や学校生活を頑張るのはもちろんですが、2年時には特別活動や検定に積極的に取り組むことも大切です。
例えば、部活動での継続的な活動や学校行事への積極的な参加は、調査書に記載できるため、大学側へのアピール材料として大学受験が有利になります。
また検定の取得に取り組むことも高評価を得られるポイントです。
特に英検は国際系の学部を受験する際に、合否判定に関わる場合があります。
英検で勉強したことが実際に大学の入試問題で出題される可能性もあるため、検定取得に力を入れて取り組んでおきましょう。
3年時は1学期に勝負をかける
調査書が合否に関わる推薦入試の出願時期は9〜11月のため、記載される高校での成績は3年時の1学期までです。
そのため、3年時の1学期の成績は1年間の成績に匹敵し、その時期だけ集中的に勉強をすれば成績の平均値が飛躍的に向上する可能性があります。
また部活動でも、高校生活最後の大会でよい結果を残せればその内容を記載できるため、高評価につながります。
1、2年時に考えていたような成績を残せなかった場合は、3年時の1学期に勝負をかけましょう。
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また徹底した学習管理を行い、生徒の学習習慣を身につけさせることで、成績を飛躍的に向上させることが可能です。
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大学受験の調査書発行の注意点

調査書の発行にはいくつかの注意点があります。
発行に関する注意点を事前に把握し、余裕を持って早めに準備をしておきましょう。
発行申請は余裕を持って行う
調査書を入手するためには、受験生自らが高校に調査書発行願を提出する必要があります。
調査書発行願には保護者の署名や捺印が必要になり、申請を受けてから高校側が調査書を作成するため、入手までに時間がかかる可能性が高いです。
万が一発行申請が遅れると出願までに間に合わないケースもあります。
調査書発行願の提出時期を定めている高校もありますが、事前に出願時期を把握し、余裕を持って発行申請を行うようにしましょう。
出願1件ごとに1通が必要になる
調査書は出願するごとに1通ずつ準備する必要があります。
そのため、総合型選抜を受験して不合格だった場合、同じ学校や学部でも違う入試形式で再度受験するときは別の調査書の提出が必要です。
同じ大学で複数の学部を受験する場合は、出願が同時期に行われるため、1通提出するだけでよいケースもあります。
事前に入試要項を確認し、合計で何通必要になるのかを把握しておきましょう。
開封したら無効になる
調査書は1通ずつ封筒に入れられ、簡単に開封できないようにしっかりと封がされています。
提出前に開封してしまうと、その調査書は無効となり再度作成してもらう必要があるため注意が必要です。
もし中身が気になる場合は、担任の教師に相談してみましょう。
書いてほしい内容を教師に伝える

調査書は主に担任の教師が作成するため、自分が書いてほしい内容が書かれていないケースがあります。
このような事態を避けるために、調査書に記載してほしい内容は事前に教師に伝えておきましょう。
また自らが作成する志望理由書や自己推薦書と調査書の内容が食い違っていると、大学側に不信感を抱かれる可能性があります。
提出書類の内容を統一させるためにも、書いてほしい内容は事前に伝えておくことが大切です。
浪人生・社会人は出身高校に申請する
浪人生・社会人で調査書が必要な場合は、実際に在籍していた高校に申請して直接受け取りに行くのが一般的です。
直接高校に行くことが難しい場合は、インターネットや電話で対応してくれるケースもあります。
調査書の入手には時間がかかるため、出願時期を把握し、早めに申請を行うようにしましょう。
大学受験の調査書は入試形式によって重要度が異なる

調査書は大学受験をする際に願書と一緒に提出する必要がありますが、入試形式によって重要度が異なります。そのため、自分が希望する入試形式によっては調査書の対策を入念に行う必要があります。
特に総合型選抜や学校推薦型選抜での受験を考えている場合は、調査書の内容が合否に大きく関わる可能性が高いため、高校での勉強や活動に力を入れて取り組んでおくことが大切です。
自分が希望する入試形式を事前に把握し、必要な準備は早めに進めておきましょう。
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