目次
- ○ 医者を志すあなたに!高校生にオススメの「医学の本」3選
- ○ 高校生にオススメ「医学に関わる本」3選
- ・選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
- ・医者をめざす君へ―心臓に障害をもつ中学生からのメッセージ
- ・FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習
- ○ 本を通して「命」と向き合う時間を
医者を志すあなたに!高校生にオススメの「医学の本」3選
「医療の道を志している」
「医者や看護師の仕事が知りたい」
「命に関する本を読みたい」
そんな人にオススメの本を3冊ご紹介します。将来に向けた予習、モチベーションアップにはもちろん、推薦入試対策として具体的なエピソードを知りたいという人にもオススメです。
高校生にオススメ「医学に関わる本」3選
選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
「誰を生かし、誰を生かすべきでないのか」——命の選択の極限を描くノンフィクション作品。
出生前診断で「異常なし」と知らされて子供を産んだ女性が、「診断は誤診で子供はダウン症である」と告げられます。そしてその3ヶ月後、乳児は死亡。産むか産まないか、自己決定の機会を奪われたとして、女性は医師を訴えます。生殖医療の進歩で社会が直面する問題と向き合える1冊です。
医者をめざす君へ―心臓に障害をもつ中学生からのメッセージ
14歳の少年・山田倫太郎くんが「理想の医者」について書いた小さな本。
倫太郎くんは、生まれつき心臓に重い障害がありました。何度も手術を受けたけれど根治は難しく、今も酸素吸入器をつけて暮らしています。あるとき、4歳の弟が「医者になってお兄ちゃんを治す」と言ったのをきっかけに、倫太郎くんは医者を目指す人向けに「8カ条」の文章を書きました。
本書は、倫太郎くんの体験談から生まれた「患者が望む理想の医者になるための8カ条」を全文載せています。「命の尊さ」や「差別」についての文章も掲載されており、医学の道を志す人にぜひ読んでみてほしい作品です。医学部や医療系の学部を目指す全ての人に読んで欲しい一冊です!
▶▶▶医者をめざす君へ―心臓に障害をもつ中学生からのメッセージ
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習
質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
世界の事実にまつわる、こういった質問。大半の人は、正解率が3分の1以下だといいます。しかも、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほど正解できません。その理由は「10の本能が引き起こす思い込み」。
世界の「今」を知り、データや事実から世界を読み解くスキルを本書で身につけることができます。公衆衛生、医療に関わるデータも満載なので、医学部志望の人にも是非読んでおいてほしい1冊です。
▶▶▶FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習
本を通して「命」と向き合う時間を
患者さんたちの心に寄り添い、命と向き合い、病気と戦う「医療の現場」。この記事で紹介した本が、医者という仕事、命に関わる仕事に対しての考えを深めるための一助になれば幸いです。