目次
大学受験の小説の記述問題を得意になるには?
近年、大学受験の仕組みがセンター試験から共通テストに変わりました。
大学入試自体の難易度も増し、国公立大学の2次試験や一部の私立大学の試験などでは記述問題が多く採用されてきています。
高校生の、東進、河合塾、ベネッセ駿台などの記述模試では、現代文の記述問題は必ず出題されています。記述は全体的に1問の配点が高い傾向にあります。
だからこそ、1問1問を大事にし、記述問題を完璧にとれなくても部分点をしっかり稼いでいくことが大事 になります。
今回は大学受験の小説の記述問題に焦点を当て、対策を一緒に見ていきましょう。
字数制限のある書き抜き問題を完璧に!
いきなり記述問題の問題演習に取り組んだからといって、すぐにできるようになるわけではありません。
記述が苦手な人は、書き抜き問題も点数を落としていることが多いです。
なぜなら、答えをもってくる場所自体が分かっていないことが多いからです。
まずは、字数制限のある書き抜き問題を正確に解けるように練習しましょう。
空所補充問題や傍線問題の含まれている段落をよく読んで、何が書かれているのかを正確に把握することが重要です。
それも、主人公や登場人物が話している場面であれば、どのように気持ちが移り変わっていくかに注意して読むことが大切になってきます。
記述にいきなりまとめようとしない!
字数制限の書き抜き問題ができるようになったら、段階的に進めていきましょう。
記述問題の字数制限を確認し、まずはその字数にピッタリ合う部分というよりは、字数が多くなってもいいので、答えになりそうな箇所に線を引いてください。
指示語や接続語、不要な修飾語などを取り除き、主語と述語で簡潔にまとめた場合、どのぐらいの字数になるか書いてみましょう。
文字数が明らかに足りなくなると思うので、自分の言葉で少し詳しさを足していくイメージです。
記述問題には必ず問題文中に条件があるので、その条件を確認して当てはまるように書きましょう。
その後、実際の答えや記述の解答例を見て、自分にはどのキーワードが足りていないのかをしっかり確認してみてください。
それを何度も多くの記述問題で繰り返していくうちに、少しずつ適切な回答が書けるようになっていきます。
根気よく続けることが力になりますので、1日1題の小説の記述問題に触れるつもりで頑張っていきましょう。