
「面接が不安……どのようなマナーが必要?」「服装や話し方に自信がない……」
大学受験の面接を控え、このような悩みを抱えていませんか?大学受験の面接では、流れやマナー・身だしなみのポイントをしっかり押さえておくことが重要です。
本記事では大学受験の面接で求められるマナーや身だしなみについて、具体的に解説します。受験を控えている学生や保護者の方の参考にしていただければ幸いです。
目次
大学受験の面接マナーで大事なこと

面接は単に受け答えをするだけではなく、受験生の人柄や態度も評価される場です。
第一印象が合否を左右することもあるため、正しいマナーを身につけておくことが重要です。ここからは、どのような点に注意すべきか紹介していきます。
姿勢
面接において姿勢は第一印象を決定づける重要な要素です。
正しい姿勢を保つことで誠実さや自信を示すことができ、面接官に好印象を与えます。
猫背やふらついた姿勢は、自信がない・だらしないといった印象を与える可能性があるので、しっかりと背筋を伸ばし安定した姿勢を保つようにしましょう。
そうすることで落ち着いた雰囲気や積極性をアピールできます。
椅子には深く腰かけ、両足を揃えてかかとを床につけることも大切です。
両手は膝の上に軽く添え、面接官の目を適度に見つめることで真剣さを伝えることができます。
入室時に姿勢がよい受験生はそれだけで好印象を持たれる傾向があるため、意識的に正しい姿勢を保つようにしていきましょう。
声の大きさ・話し方・言葉遣い
面接では、話し方や言葉遣いが評価の対象となります。
適切な声の大きさやハキハキとした話し方を意識することで、相手に自信と誠実さを伝えられます。
はっきりとした発音を心がけ、面接官に聞こえる適度な音量で話すことが大切です。
また、早口になりすぎず落ち着いたペースを保つことで余裕のある受け答えができます。
語尾を伸ばしたり、曖昧な表現は避けるようにしましょう。
言葉遣いにも注意が必要です。
敬語を正しく使い、です・ます調を基本とすることで、礼儀正しさを示せます。
「えーっと」や「あのー」といった口癖は避け、友達言葉(「ヤバい」「マジで」など)を使わないようにしましょう。
また、丁寧な表現を意識し「~してもよろしいでしょうか」といった言い回しを使うことで好印象を与えることができます。
所作
面接中の所作(動作や振る舞い)も面接官に与える印象を大きく左右します。
緊張していても丁寧な動作を心がけることで誠実な印象を与えることができます。
入室時にドアをノックする回数は3回が基本です。
扉を開けたら「失礼いたします」と一言述べてから入室し、ドアを静かに閉めます。
着席時は面接官の指示があるまで座らず、案内があったら「失礼いたします」と一礼してから椅子に座りましょう。
面接中、面接官が話をしているときは適度にうなずき、相手の話をしっかり聞いていることを示すのがポイントです。
過度な身振り手振りは控えつつ、落ち着いた態度を保ちましょう。
退室時には「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、静かにドアを閉めることで最後まで丁寧な印象を残せます。
横浜予備校では、こうした面接マナーの基礎から、志望校ごとの面接対策まで、経験豊富な専門スタッフが丁寧に指導できるのが魅力です。
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面接の流れごとの基本マナー

面接では、受験生の受け答えだけでなく入室から退室までの一連の動作も評価対象となります。
どれだけよい回答をしても、基本的なマナーができていなければ減点される可能性もあるので気を付けないといけません。
ここでは面接の流れに沿って、それぞれの場面で注意すべきマナーを解説します。
控室でのマナー
面接会場に到着したら、まず控室で待機することになります。
控室ではほかの受験生や試験官が見ているため、気を抜かずに丁寧な行動を心がけましょう。
控室に入る際には静かにドアを開け、周囲に軽く会釈をしてから入室します。
席に着く際は大きな音を立てずに座り、足を揃えて背筋を伸ばして待ちます。
スマートフォンの使用は厳禁です。
試験官が控室に入ってきた際には立ち上がって軽く会釈をすることで礼儀正しさをアピールできます。
控室ではリラックスしすぎず、適度な緊張感を持って過ごしましょう。
入室時から着席までのマナー
面接官に呼ばれたら落ち着いて入室します。
ドアをノックする回数は3回が基本で「失礼いたします」と一言添えてから入室しましょう。
ドアは音を立てずに静かに閉め、面接官に向かって一礼した後に椅子の横まで進みます。
着席は面接官からの指示があってから行うので、「お座りください」と言われたら「失礼いたします」と述べ、ゆっくりと腰を下ろしましょう。
背筋を伸ばし、手は膝の上に置くことで落ち着いた印象を与えられます。緊張していても、焦らずに丁寧な動作を意識することが重要です。
面接時のマナー
面接が始まったら落ち着いて質問に答えます。
面接官の目を適度に見ながら、はっきりとした声で話しましょう。
相槌を適度に打ち、面接官の話をしっかり聞いている姿勢を見せることも大切です。
質問に答える際には簡潔に話すように心がけます。
無駄に長く話さず、逆に短すぎる回答にならないようバランスを考えましょう。
また「はい」「いいえ」だけの受け答えではなく、理由や具体例を添えて説明すると面接官によい印象を与えます。
退室時のマナー
面接が終わったら最後まで気を抜かずに退室しましょう。
面接官から「以上で面接を終了します」と言われたら「ありがとうございました」と丁寧にお礼を述べて一礼し、椅子の横に立ち、もう一度軽くお辞儀をしてからドアに向かいます。
ドアの前では再び面接官のほうを向き「失礼いたします」と一言添えて一礼し、静かにドアを開けて退室します。
ドアを乱暴に閉めることなく静かに閉めることで、最後まで落ち着いた印象を残すことができるでしょう。
大学受験の面接の身だしなみのポイント

面接では話し方や受け答えだけでなく、受験生の外見や清潔感も評価の対象となります。
適切な服装や髪型は第一印象を左右し、面接官に誠実さや意欲を伝える重要な要素です。
ここでは、大学受験の面接にふさわしい服装と髪型について詳しく解説します。
服装
大学受験の面接では高校の制服を着用するのが一般的です。
受験は学校生活の一部ですので制服が適切な服装となります。
制服がない場合や私服指定の面接であればフォーマルな服装を意識しましょう。
高校の制服を着る場合は、以下のポイントに気をつけましょう。
・ブレザーやズボン・スカートはシワがないように整える
・シャツはきちんとアイロンをかけ襟元を整える
・ネクタイやリボンがある場合は曲がっていないか確認する
・靴下は清潔なものを選び、派手な色や柄は避ける
・靴はローファーやシンプルな革靴が望ましい
私服での受験の場合は、以下のようなオフィスカジュアルを意識しましょう。
・男子は白や淡い色のシャツに黒や紺のスラックス、革靴が無難
・女子は白や淡い色のブラウスに膝丈のスカートやスラックス、シンプルなパンプスを選ぶ
・派手な柄や極端なカジュアルスタイル(ジーンズ、スニーカー、派手なアクセサリーなど)は避ける
面接時の印象がよくなるように、適切な服装を選びきっちりと着こなすことが大切です。
髪型
髪型も面接の印象を大きく左右します。
特に長すぎる髪や乱れた髪型はだらしない印象を与えるため、清潔感を意識することが重要です。
・男子は短めの髪型が基本。前髪が目にかからないように整え、寝ぐせがないようにする
・女子は髪が肩にかかる場合、後ろでまとめると清潔感が増す。ヘアゴムは黒や紺など目立たない色を選ぶ
・髪の色は黒が基本。明るすぎる髪色は避ける
・整髪料を使う場合は、控えめにし、自然な仕上がりを心がける
以上のように、服装だけでなく髪型も整えることで第一印象をよくし、面接官に好印象を与えることができます。
事前に鏡でチェックし清潔感のある見た目を心がけましょう。
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面接の受け答えだけでなく、面接時に気を付けるべきポイントなどもお伝えします。
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大学受験の面接でよくある質問

大学受験の面接では、面接官が受験生の思考力や人間性を見極めるため、さまざまな質問を投げかけてきます。
これらの質問にしっかりと答えられるように事前に準備をしておくことが重要です。
ここでは、面接でよく聞かれる質問とその対策を詳しく解説します。
志望理由
大学受験の面接でよく聞かれる質問の一つが「なぜこの大学・学部を志望したのか?」というものです。
面接官はこの質問を通じて受験生の熱意や目的意識を確認します。
志望理由の明確さは合否を分ける重要な要素の一つとされています。
特にこの大学でなければならない理由を明確に伝えることが重要です。
例えば「この大学の〇〇教授の研究に興味があり、直接指導を受けたい」「カリキュラムの〇〇が魅力的で、自分の目標と一致している」といった具体的な理由を述べると説得力が増します。
大学入学後の目標
面接官は大学でどのように学びたいかという点も重視します。
入学後の目標を明確に持っているかどうかは学習意欲の指標となるため、しっかりと考えておきましょう。
例えば「〇〇学を専門的に学び、将来的には〇〇の分野で活躍したい」「この大学の留学制度を利用しグローバルな視点を養いたい」など、具体的なプランを話すとよいでしょう。
将来のキャリアを見据えたビジョンを持つことで、より好印象を与えることができます。
高校生活について
「高校生活で最も力を入れたことは?」という質問もよくされます。
面接官はこの質問を通じて受験生の努力や成長の過程を知ろうとしています。
例えば「文化祭の実行委員としてチームをまとめて成功に導いた」「部活動で全国大会を目指しチームワークを学んだ」といった具体的なエピソードを交えながら話すと、説得力が増すでしょう。
また失敗した経験からどのように学んだかも重要なポイントです。
「大会で敗れたが、その経験を活かし次の大会では優勝を果たした」など、成長のプロセスを伝えることで面接官に好印象を与えることができます。
将来の夢
「将来どのような職業に就きたいか?」「社会にどう貢献したいか?」といった質問もよく出されます。
これは受験生のビジョンや価値観を確認するための質問です。
例えば「医師になり、地域医療に貢献したい」「エンジニアとして、先進端な技術を開発したい」といった具体的な目標を持っていると、面接官に強い印象を与えることができます。
大学受験の面接では上記のような質問が多いので、事前に自分の考えを整理し的確に答えられるよう練習しておきましょう。
そうすることで自信を持って面接に臨むことができます。
大学受験の面接時のマナーも対策したいなら

大学受験の面接では、基本的なマナーが身についているかどうかが重要な評価ポイントの一つとなります。
どれだけ優れた回答をしても態度や振る舞いが不適切であれば、面接官によい印象を与えることはできません。
面接のマナーを習得する効果的な方法は、模擬面接を繰り返し行うことです。
塾や予備校の講師に面接官役をしていただき、実際の面接を想定した練習をすると本番でも自信を持って対応できます。
面接官は言葉遣い・態度・姿勢・表情・アイコンタクトなどを重要な判断材料にしています。
そのため、模擬面接ではこれらのポイントに注意しながら実践練習を行うことが大切です。
横浜予備校では、受験者一人ひとりと模擬面接を行い、個別指導や改善点のフィードバックも行っています。
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