今回のコラムでは机の前に長時間座っているのになかなか成績が上がらない…と苦しんでいる受験生・高校生へのアドバイスをお届けします。
横浜予備校にも同じような症状の生徒がいて、このコラムに書く事を意識した生活で徐々に成績も向上してきています。
このコラムが頑張る高校生・受験生のお役に立てれば幸いです。
目次
典型的な成績の上がらない受験生の生活習慣と意識
生活習慣編
次の①~③の項目に当てはまってしまうという人とはいないでしょうか
症状
①机の前に座ってやることがまずスマホを見ることだ
②学校や予備校・塾への遅刻・欠席が多い
③音楽を聞きながら、又はテレビ(ユーチューブも)を見ながら勉強している
まず①はかなり多くの生徒に見られる症状です。
机の前に3時間座っていても2時間スマホをいじっていれば実質的な勉強時間は1時間程度になってしまいます。
これは完全に「勉強をしているつもり」になっているだけ。この症状がある人は家の人や可能なら塾・予備校の先生にスマホを勉強中は預かってもらいましょう。
次に②の症状がある人はそもそも時間管理が出来ていない人に多いです。
学校・塾・予備校に間に合うように行くという行動ができないのに「志望校合格に向けての勉強計画」や「志望校合格に向けての戦略」は立てられません。家を何時に出て何時何分の電車に乗れば学校(塾・予備校)というゴールに時間内にたどりつけるかの逆算が慢性的にできていない状態です。
明日からでも自分の行動を見直すようにしましょう。
多いのが③の症状を持った人たちです。
音楽を聞きながら、テレビを見ながら勉強したのでは集中力が上がりません。
学力は勉強時間×集中力です。この勉強時間が同じ3でも集中力が1であれば3、集中力が2であれば6の学力がついてきます。
学力=勉強時間×集中力
この方程式を忘れないで下さいね。
改善策その1
①スマホを親や先生に預かってもらう
②遅刻・欠席が多いようでは合格はおぼつかないと考えて生活習慣を変える
③学力=勉強時間×集中力の方程式を思い出す(机の前に貼る!)
意識編
次の④~⑥のどれかに当てはまる人は意識の持ち方を変えていきましょう。
症状
④目的意識をもって授業を受けたり自習していない
⑤自分のテストの結果を覚えていない
⑥メモを持ち歩いていない
"④は自分が「その授業で何を吸収したいか」とか「なぜ、その参考書をやるのか」という目的意識が曖昧なまま勉強している状態です。
“目的”(ゴール)がないのでどんなに良い授業をうけて、素晴らしい参考書・問題集で勉強しても“どこにもたどり着くことができません”。
授業や参考書・問題集に対して”どういう風になりたいからそれをやるのか?”という目的意識をもって勉強するようにしましょう。
⑤の症状がある人は自分の“弱点を補強しないまま”模試当日や試験当日を迎えることになってしまいます。
自分の弱点を早期に発見し克服するためにも“何をどこでなぜ間違えたのか”を記録する癖をつけていきましょう。
⑥は特に先生に質問をする場面を思い浮かべてみてください。
“分からない”から先生に質問するのにその解答を聞くだけでは頭に残すことが出来ません。
先生からの解答を頭に残すためにも常にメモを持参して教わった内容を自分で使えるようになりましょう。聞いただけではその場では分かっても後々、使えるようになりません。
改善策その2
④授業・参考書にはそれをやることによってどういう風にないりたいかという目的意識をもって挑む
⑤テスト結果は自分の弱点を早期発見・克服する宝庫だと肝に命じる
⑥常にメモを持って歩く
結論!
「合格するためには何が必要かという意識を常に持ち、ながら勉強や勉強の妨げになるスマホを遠ざける」
勉強の絶対時間は確保しつつもその”質”を最大限にあげることを考えて勉強していきましょう。正しい習慣・意識を身につけてドンドン成績を上げていきましょう。