目次
- ○ 受かる受験生・高校生のノートの作り方・考え方
- ・ノートは勉強するうえで最高のデーターバンク!
- ・ノートは何のためにあるのか?
- ○ 受験・勉強に役立つノートのポイント・コツは余白!
- ○ ノートに余白をとる3つの理由
- ・理由① 余白がないと見にくいので見直しをしない!
- ・理由② 読みやすいので勉強の効率が上がる!
- ・理由③ 補足のしやすさ!
- ○ お勧めの余白の作り方
- ・①3行あけてノートをとる
- ・②ノートの右端か下に6cmの余白を作る!
- ○ たっぷり作った〇〇を利用して自分専用の参考書方ノートを作り上げよう!
- ○ 余白に書き込むタイミングと見直しのタイミング
- ・①先生に質問したとき
- ・②演習で間違えた問題
- ・③試験や模試の直前
- ・④試験や模試の直後
- ○ 余白がなくなって来たら…
- ・①大き目の付箋を買う
- ・②ルーズリーフをのりで貼る
受かる受験生・高校生のノートの作り方・考え方
記録よりも記憶に残るノートをつくる! これを合言葉にノートの作成に取り掛かりましょう。
ノートは勉強するうえで最高のデーターバンク!
横浜予備校に通う生徒を見ていてもノートの取り方が上手(字がきれいとか、カラフルできれいという意味じゃありません)な生徒がしっかりと成績をあげて、大学受験でも結果を残していることが多いです。そもそもノートは何のためにあるのでしょうか?
ノートは何のためにあるのか?
ノートをとってもそれを見直さないとノートの意味はありません。ノートをとっただけでは記録には残りますが記憶には残りません。
見直せるノート、見直す気になるノートを作ってしっかりと記憶に残しましょう。合格する力をつけるためにノートは存在します。
受験・勉強に役立つノートのポイント・コツは余白!
受験に役立つノートの取り方の最大のポイントは余白を十分に空けるということです。ノートの半分は余白にするというつもりでノートを使っていきましょう。
ノートがもったいないという人がいますが、受験に必要な投資の中でノートにかかる費用は小さなものです。ノートを上手に使えるようになれば、少ない投資で多くの利益[学力]が跳ね返ってくるのでしっかりとノートの余白を取りましょう。
ノートに余白をとる3つの理由
大学受験に合格するためのノートに余白が必要な理由は全部で3つあります。納得ができたら是非、実践してみて下さいね。
理由① 余白がないと見にくいので見直しをしない!
余白なしで字がミッチリかいてあるとそもそも見直しをしなくなります。
これでは、ノートをとる意味が全くありませんね。余白が十分にあれば字が多少汚くてもあとで見返す気になるノートになります!
理由② 読みやすいので勉強の効率が上がる!
読みやすいノートになるので文字がミッチリ書いてあるノートよりも速くノートを見直すことができるようになります。
理由③ 補足のしやすさ!
ノートは繰り返し見直して、書き加えて完成していくものです。
余白があることとで、先生に個別に質問した内容を書ける、演習で間違えた類題を書ける、英語なら例文を追加できる、などなどのメリットがあります。
お勧めの余白の作り方
余白の作り方のポイントを2つご紹介します。
①3行あけてノートをとる
英語の和訳を例にとってお話しします。行間を開けずにノートを書くと次のようになるはずです。
<×ノート>
一方で3行余白をあけてノートをとると次のようになります。
<〇ノート>
×ノートだと授業で解説を聞いて、(自分の訳)を修正するスペースがありません(自分の訳の上に正しい訳を赤ペンで書くしかありませんね)が、〇ノートのほうであれば“3行の余白”に間違った訳の修正や先生が解説した内容を書き込めますね。
②ノートの右端か下に6cmの余白を作る!
この余白部分があることで、ノートを見直した時に追加事項を書き込んだり、類題演習で間違った問題を書き込めたり、また、授業後などに先生に個別に質問をしに行った内容などを書き込むことができますね。
この6cmの余白欄が知識という名の木をドンドンと大きくしてくれます。
①記録よりも記憶に残るノートを作ろう!
②ノートは最高のデーターバンク。見直さなければ意味がない!
③余白を取ることで情報の追加・補足ができる!
④勉強用のノートは書き加えて完成していくもの!
たっぷり作った〇〇を利用して自分専用の参考書方ノートを作り上げよう!
市販で売られている参考書や問題集は一般的なレベルに合わせて記述されています。なので、すべての参考書や問題集が自分のレベルに合うわけではではありません。
たっぷりと余白を空けたノートの余白部分に自分に必要な情報をどんどん書き込んでいくことで自分だけのオリジナルの参考書(ノート)が完成します。ノートは受験生にとって最高のデーターバンク!是非、上手く活用していきましょう。
余白に書き込むタイミングと見直しのタイミング
余白に追加情報を書き込むタイミングもあらかじめ決めておけばより効率的に勉強を進めていけます!
①先生に質問したとき
先生に個別に質問をしたときは、それこそ先生からあなたに向けられたオリジナルの解説が受けられます。必ずノートの該当箇所を開いて余白に先生の説明や先生から聞いたポイントを書き込んでいきましょう!
(先生に質問をしに行くときはノートを必ず持参しましょう。そうでないと、聞いた内容を数日後に思い出せなくなってしまいます。)
②演習で間違えた問題
演習で間違えた問題はあなたにとっての弱点を的確にあぶりだす重要なデータ。必ずノートの該当箇所にその問題(長ければ縮小コピーを貼る)を書き留めておきましょう。
③試験や模試の直前
試験や模試の直前にノートを見直す癖をつけましょう。②で“間違えた問題”を書き込んでいるので効率よく弱点の補強ができます。
④試験や模試の直後
試験や模試の後でノートに書いてあるにも関わらず正解できなかった問題があれば、また、書き込みがなかった問題や考え方があればやはり、ノートに情報を追加していきましょう!
人間は出来て“うれしい”時よりも“間違えて悔しい”という時の方が記憶できるものです。是非、この“悔しい”という感情を記憶の定着のために役立てて下さい。
余白がなくなって来たら…
追加情報の書き込みによりノートの内容がどんどん濃くなってきます。勉強すればするほどたっぷりあった余白もだんだんと少なくなってきます。もう書く場所がなくった…という場合は次の2つの方法がお勧め。
①大き目の付箋を買う
お店に行くと様々なサイズの付箋が売っています。ノートに余白を足すつもりで大き目の付箋を貼っていきましょう。罫線の入った付箋も売っているのでお勧めです。
②ルーズリーフをのりで貼る
ルーズリーフをノートに付け足して余白を作るのも良いです。付け足す部分が多い場合はルーズリーフを利用しましょう。
“記録よりも記憶に残るノート”
“合格するためのノート”
をしっかり作って合格へ向けて勉強していきたいですね。