「勉強に集中したいのに、なぜか眠くなってしまう・・・」
という悩みを抱えている学生はたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、勉強中に眠くなる原因と、眠気を吹き飛ばすコツについて詳しく解説していきます。
目次
- ○ 勉強中に眠くなるのはなぜか?
- ・原因① 睡眠時間が足りていない
- ・原因② 睡眠の質が悪い
- ・原因③ 脳への刺激が足りていない
- ・原因④ 脳のエネルギー不足
- ○ 勉強中の眠気を吹き飛ばすコツは?
- ・対策① 仮眠をとる
- ・対策② 立ち上がって軽い運動をする
- ・対策③ 顔を洗う
- ・対策④ 科目を変える
- ・対策⑤ 勉強場所を変える
- ・対策⑥ 窓を全開にする
- ○ 勉強中の眠気を根本的に解決する方法
- ・根本的解決策① 十分な睡眠をとる
- ・根本的解決策② 寝る前のスマホやパソコンは控える
- ・根本的解決策③ 生活リズムを整える
- ○ まとめ
勉強中に眠くなるのはなぜか?
では早速、 勉強中に眠くなる原因として考えられることをいくつか紹介していきます。
原因① 睡眠時間が足りていない
テストや受験を控えている場合、1日1日がとても重要です。
多くの方は、睡眠時間を削って勉強に充てていることでしょう。
その結果、睡眠不足に陥ってしまっている方も多くいます。
睡眠不足が続くと、心身ともに疲弊してしまうため、強い眠気に襲われてしまうのです。
睡眠時間を削ってでも勉強をしたいという気持ちは素晴らしいですが、睡眠時間を削れば削るほど集中しにくい状態になりますので注意してください。
原因② 睡眠の質が悪い
スマホが普及している昨今においては、片時もスマホを離さない若者が増えてきています。
この記事を見ている方の中にも、
「寝る直前までスマホを触っている」
という方がいるのではないでしょうか。
勉強に追われている学生は、朝も昼も夜も関係なく勉強に時間を割くことになりますので、自分の好きなことができるのは寝る直前くらいになると思います。
ただ、この時間にスマホを見てしまうと、 脳が覚醒状態になってしまうため、眠りが浅くなってしまうのです。
眠りが浅くなると、体や脳の疲れを翌日に持ち越すことになってしまうため、勉強中に眠くなってしまいます。
原因③ 脳への刺激が足りていない
勉強中に眠くなってしまうのは、脳への刺激が足りていないからかもしれません。
ゲームやスマホ、マンガやテレビなどを見ている時は、脳が「楽しい!」という状態になります。
こうなると、やる気や幸福感を得られる「ドーパミン」の分泌量が増えますので、眠気を感じなくなります。
ただ、 同じ内容をずっと勉強している場合などは、脳への刺激が足りなくなってしまうため、ぼーっとしたり、眠くなったりしてしまう のです。
原因④ 脳のエネルギー不足
脳をフル稼働させるためには、エネルギーが必要です。
このエネルギーが不足していると、眠気が襲ってくるだけでなく、集中できなくなったり、内容が定着しにくくなったりしてしまいます。
よくあるのが、勉強に集中しすぎるあまり、呼吸が浅くなってしまうケースです。
呼吸が浅くなると、脳への酸素供給量が少なくなりますので、エネルギーが不足します。
また、ブドウ糖が不足することで脳がエネルギー不足になってしまうこともありますので、適 度に換気をしたり、栄養バランスの取れた食事を意識したり、適度に甘いものを食べたりして、脳のエネルギー不足を防ぎましょう。
勉強中の眠気を吹き飛ばすコツは?
勉強中に眠気が襲ってきた場合、その日の勉強は諦めて就寝するというのも1つの方法です。
ただ、テストや受験が迫ってくるとそうも言っていられませんよね。
そのような方に向けて、ここからは 勉 強中の眠気を吹き飛ばすコツについて詳しく解説していきます。
対策① 仮眠をとる
勉強中に眠気が襲ってきた場合は、一旦仮眠をするのがおすすめです。
10分から20分目を瞑るだけでも、ある程度脳の疲労を回復できますので、リフレッシュも兼ねて休憩しましょう。
この時に注意すべきなのが、寝すぎることです。
中には、
「ちょっと仮眠を取ろう」
と考えて、そのまま何時間も眠ってしまう方がいますが、これをやると脳が睡眠モードに入るため、集中力が低下してしまいます。
就寝時以外の長時間睡眠は、逆に勉強の妨げになる可能性がありますので避けるようにしてください。
対策② 立ち上がって軽い運動をする
ほとんどの方は、椅子に座って勉強をすると思います。
これ自体は悪いことではありませんが、 ずっと座りっぱなしだと血流が悪くなってしまい、眠気に襲われることがあるのです。
そんな時は、立ち上がって軽い運動を行い、身体の血流を良くしてあげましょう。
そうすることによって、血流を改善できるだけでなく、気持ちもリフレッシュできますので、モチベーションの回復にも繋げやすくなります。
対策③ 顔を洗う
勉強中に眠気が襲ってきた場合は、冷たい水で顔を洗いましょう。
「冷たい!」
という感覚を脳に与えることによって、眠気を吹き飛ばせる可能性が高くなります。
また、 顔を洗うのと同時に歯を磨いてみるのもおすすめです。
そうすれば、歯磨き粉の清涼感も相まって、より高い眠気解消効果を得られるはずです。
対策④ 科目を変える
勉強中に眠気が襲ってくるのは、脳への刺激不足が原因になっていることが多いです。
簡単に言ってしまえば、勉強に飽きているということです。
この状態を解消するためには、勉強する科目を変えるのがおすすめです。
英語から国語へ、国語から地理へというように、 学習する内容をガラッと変えることによって、脳に新たな刺激を加えられるようになりますので、眠気を吹き飛ばせる可能性が高くなります。
対策⑤ 勉強場所を変える
勉強場所を変えるというのも、マンネリ解消には効果的です。
家族がいない場合はリビングを使ってもいいでしょうし、晴れている日はベランダで勉強するのもおすすめです。
また、たまにはカフェや図書館など、自宅以外の場所で勉強するのも良いでしょう。
場所を変えることによって、普段とは違う感覚を持てるようになりますので、眠気に悩まされることなく勉強に集中できるようになります。
対策⑥ 窓を全開にする
先ほども解説したように、眠気を解消するためには、脳にたくさんのエネルギーを送る必要があります。
勉強に集中していると、どうしても呼吸が浅くなってしまいますし、窓を閉め切っている場合も脳への酸素供給量が少なくなってしまいます。
このような状況を回避するためには、窓を全開にするのがおすすめです。
冬場は、外の空気が物凄く冷たいため、数分窓を全開にするだけでも眠気をしっかりと吹き飛ばせるようになります。
勉強中の眠気を根本的に解決する方法
では最後に、勉強中の眠気を根本から解決する方法について詳しく見ていきましょう。
根本的解決策① 十分な睡眠をとる
勉強中の眠気を根本から解決するためには、十分な睡眠をとることが大切です。
睡眠時間を確保することによって、体と脳の疲労をしっかりと回復させられますので、日中眠気に襲われることがなくなります。
テストや受験を控えている場合、まともに睡眠をとるのが難しくなってしまうこともありますが、上手に時間を使うことによって、十分な睡眠時間を確保できるようになります。
スマホをいじっている時間、何もせずにぼーっとしている時間を削るだけでも、眠る時間を増やせるようになりますので、無駄な時間を徹底的にカットする意識を持って生活してみましょう。
根本的解決策② 寝る前のスマホやパソコンは控える
先ほども解説したように、 寝る前のスマホやパソコンは脳を覚醒させてしまいます。
また、スマホやパソコンからはブルーライトという特殊な光が出ており、これも質の高い睡眠を阻害する原因となるのです。
寝る前のスマホやパソコンを控えることによって、ぐっすり眠れるようになりますので、疲れを翌日に持ち越すことがなくなり、結果として眠気に襲われることも少なくなります。
根本的解決策③ 生活リズムを整える
勉強中に眠くならないためには、生活リズムを整えることが大切です。
運動不足や偏った食事、睡眠不足など、生活リズム全体が崩れてしまうと、常にぼーっとしたり、常に眠たくなったりしてしまいます。
また、どれか1つを改善したとしても、あまり変化を感じられなくなってしまうことがあるのです。
生活リズム全体を見直すことによって、健康的な体、健康的な心を維持できるようになりますので、眠気に悩まされることなく勉強に集中できるようになります。
まとめ
勉強中に襲ってくる眠気は、テスト前や受験前の学生さんにとっての天敵です。
「勉強したいけど眠たい」
「寝たいけど勉強しなければならない」
このような状況は、本人からするとかなり辛いですよね。
ただ、勉強中に襲ってくる眠気は、ちょっとしたコツやポイントを意識するだけで解消できます 。
勉強中の眠気を何とかしたいと考えている方は、今回紹介したことを参考にしながら机に向かってみてください。
また、眠気を根本から解消するためには、生活リズムから見直していく必要がありますので、運動、食事、睡眠を意識した健康的な生活を心がけましょう。