
大学受験を控えている受験生のなかには、「模試の結果が伸びない」「第一志望の判定が悪かった」などの理由で、第一志望を諦めようと悩む方も少なくないのではないでしょうか。
受験本番が近付くにつれて、悩みや不安は大きくなり、ネガティブな感情を抱くことは珍しいことではありません。
しかし、第一志望の大学受験を諦める判断はまだ早いです。
第一志望を諦めるということは、さまざまなデメリットがあり、努力してきた自分を否定することにもなります。
今回は、受験生が第一志望を諦めてはいけない理由と、諦めないためにするべきことについて詳しく解説します。
この記事を通じて、第一志望の合格を諦めかけていたり、気持ちが落ち込んだりしている受験生の手助けになれば幸いです。
目次
第一志望合格を諦めてはいけない理由

第一志望の合格を諦めてはいけないということには、根拠があります。
それは、以下の3つの理由が関係しています。
・不安になるのは当然
・第一志望は挑戦校でもある
・成績が伸びるタイミングは試験直前
不安や悩みによって、第一志望を諦めようと考える受験生は、少なくありません。
しかし、諦めてはいけない理由を知れば、考え方が変わるかもしれません。
諦めてはいけない理由について詳しく解説しますので、読んだ後に、受験に対する考え方の変化がないか確認してみてください。
不安になるのは当然
第一志望の合格を目指すとき、焦りや不安はどの受験生も感じることです。
さまざまなことを我慢し、ひたすら受験勉強に時間を使っている受験生は、このプレッシャーを感じやすい傾向があります。
模試の判定が良かった受験生であっても、判定のとおりに合格ができるかはわからないので、不安を感じます。
不安や悩みは、目標のために努力をするとき、誰にでも起こる可能性がある感情です。
第一志望は挑戦校でもある
たくさんある学校のなかから、第一志望の大学を選択している方がほとんどでしょう。
同時に、複数の大学も志望校として設定している受験生は少なくないのではないでしょうか。
複数の志望校のなかで、ここに行きたいと決めたのが第一志望の大学です。
言い換えれば、第一志望も、数ある志望校のなかの一つということです。
受験自体を諦めるのではなく、志望校の一つと考え、挑戦する気持ちで受験してみてはいかがでしょうか。
考え方一つで、少しは気が休まるかもしれません。
成績が伸びるタイミングは試験直前
第一志望の受験を諦めてはいけない最後の理由は、成績は試験直前で伸びる、ということです。
各教科の基礎学力が定着するのにかかる時間は、受験生によって違います。基礎学力がしっかりと定着するまでは、目にみえた成果を得ることは難しいでしょう。
しかし、基礎学力が身につきはじめてくると、模試の点数アップや過去問を回答する時間が短くなり始めます。
受験本番まで時間に余裕がある場合は、基礎学力がまだ発展途上の段階の場合があるため、焦らず基礎を固めるようにしましょう。
横浜予備校は、少人数制(1クラス平均2名)による個別指導を徹底することで、生徒一人ひとりの学力に合わせた細やかなサポートを実現しています。
また、少人数制を取り入れることで、受験に対する悩みや不安を打ち明けやすい環境にもなっています。
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第一志望を諦めたときのデメリット

第一志望は将来の夢の実現に必要な知識を、その大学で学びたいと強い気持ちで決めた大学ではないでしょうか。
将来の目標達成のために決めた第一志望の大学を諦めることは、大きなデメリットを伴います。
諦めて第一志望ではない大学に入学し、社会人になった後も引きずる可能性は否定できません。
第一志望を諦めたときに生じるデメリットについて、一つずつ解説をしながら紹介します。
モチベーションを取り戻すためのきっかけにしていただければ幸いです。
後悔してしまう
第一志望は、数ある大学のなかから、「どうしてもこの学校で勉強がしたい」という強い気持ちで決めた学校です。
強い気持ちで決めた第一志望を諦めることは、後悔が残る可能性があります。
第二志望や滑り止めで受験した大学に通っても、モチベーション低下の原因になることもあり、卒業後の目標にしていたことにも意欲的になれない可能性もあるでしょう。
受験を諦めた後に、「やっぱり受験しておけばよかった」と後悔する前に、できる限りのことをして挑戦する気持ちが大切です。
本当に行いたいことができなくなる

同じ学部や学科でも、大学によってカリキュラムは異なります。
また、講義内容にも違いがあります。なかには、先輩から話を聞いて、「この教授の講義を受けたい」と決めた受験生もいるでしょう。
そのため、しっかりとした理由で第一志望を決めている場合、諦めてしまうとやりたかったことができなくなる可能性があります。
大学受験全体のモチベーションが下がる可能性がある
第一志望の大学を諦めて、志望校のランクを下げると、モチベーションの低下につながる可能性があります。
モチベーションの低下は、受験勉強の成果に直結する、とても大きな問題です。
「ランクを下げたから模試の判定がよくなった」と楽観視してしまい、結果的に受験に失敗してしまう可能性もあるため注意が必要です。
大学受験で志望校を諦めてもよいとき

どれだけ悩んでも、諦める結論しか出ないときはあります。
自分を取り巻くさまざまな状況を総合的に検討したとき、以下のような理由が出てきたら、諦めることを検討してもよいでしょう。
・進路希望が変わったとき
・偏差値に大幅な差がある
・どうしても克服できない科目がある
第一志望を諦めるとき、家族や先生に相談するでしょうが、最終的に決めるのは受験生である自分自身です。
第三者の意見を取り入れたうえで、客観的に判断をするようにしましょう。
進路希望が変わった
受験勉強をはじめた後に、将来の目標が変わることがあります。
志望の変更をしなくても、学部や学科を変えることで新たな目標達成ができる場合は、そのままでもよいでしょう。
しかし、第一志望にしている大学の考え方が目標と合わないときは、志望校を変えなければならない場合があります。
新たな目標と現在目指している第一志望を比べて、しっかりと判断しましょう。
偏差値に大幅な差がある
模試の結果や過去問をといたときの正解数が、第一志望の基準を満たすことができず、現状の学力に大きな差がある場合は志望校の変更を検討してもよいでしょう。
特に、受験本番が近づいている11月末頃の模試で、判定がDやEだった場合は挽回が難しくなります。
受験勉強をするということは、インプットとアウトプットの繰り返しです。
受験生の多くは、冬の時点ではインプットが落ち着き、集中的に過去問に取り組んでいます。
そのため、11月の終わりの時点でDやE判定になるということは、受験本番までに間に合うかどうか微妙なラインです。
受験間近で志望校を変えることは、判断に勇気が必要ですが、気持ちを切り替えることも必要です。
どうしても克服できない科目がある
どうしても克服ができない科目があり、合格ラインに届かない状況が続く場合は、第一志望の変更を検討してもよいでしょう。
第一志望を変えることで、苦手な科目の回避ができる場合があります。
これは一例ですが、第一志望を国立大学にしている場合、大学共通テストで6教科8科目の受験が必要です。
一方で私立大学の場合、理系なら英語と数学(1A2B3C)、そして理科(物理・科学・生物から選択と科目を減らすことができます。
大学共通テストを導入している私立大学もありますが、受験科目の少ない大学を検討することで、苦手科目を避けられる可能性があります。
また、受験科目が減ることで、各科目に時間をかけて取り組むことができるでしょう。
横浜予備校は、医学部や難関大学受験に特化した予備校です。生徒一人ひとりの学力を徹底的に分析し、個別のカリキュラムを用意することで、偏差値向上を目指します。
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第一志望合格を諦めないために行うべきこと

受験勉強をはじめたとき、第一志望の合格を目指し、熱い気持ちで勉強に取り組みはじめたでしょう。
勉強のせいでやりたいことを我慢し、たくさんの努力をしてきた受験生は少なくないのではないでしょうか。
たくさんのことを我慢し、たくさんの努力をして目指した第一志望を諦めることは、とても難しい決断です。
では、第一志望の合格を諦めないためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。
ここからは、第一志望を諦めず合格を目指すための方法をご紹介します。第一志望を諦めたくないという受験生は、ぜひ参考にしてください。
苦手分野の分析を行う
受験科目すべてに自信があるという受験生は少ないのではないでしょうか。
何かしら、苦手分野があるでしょう。まずは、自分の苦手分野について、しっかり分析を行いましょう。
分野だけでなく、回答に時間がかかりやすい設問もあれば、ノートに書き出してみてください。
問題点を書き出すことで、苦手としている分野や設問がどのようなものか、具現化することができます。
具現化することで、克服するための学習戦略が立てやすくなります。
勉強方法を見直す
「現状の勉強方法では受験本番に間に合わないかもしれない」と感じている場合は、勉強方法の見直しをしましょう。
例えば、過去問を解いていてよくつまずくときは、基礎学力が足りていない可能性があります。
一度過去問から離れて、使っていた参考書に立ち戻ることも方法の一つです。
勉強の質にもこだわる

第一志望合格を目標に勉強を始めると、とにかく量をこなそうとする受験生は少なくありません。
受験本番までに不足している学力を伸ばすためには、量だけでは対処できないことがあります。
勉強した時間の結果だけでなく、何を学習して何を身につけたかという、学習した内容の質も大切です。
アプリやタブレットで学習の進捗が確認できるツールもあるため、活用してみてもよいでしょう。
先生や講師にアドバイスをもらう
独学で勉強を続けて学力アップができない場合は、塾や予備校へ通うことも検討しましょう。
塾や予備校の講師陣は、大学受験のスペシャリストです。塾や予備校に通うことで、勉強方法のアドバイスをもらうことが期待できます。
すでに通っている受験生は、担当の講師や専任アドバイザーに相談してみましょう。
自主学習のやり方があっているかどうかは、自分ではなかなか気付きません。
相談することで、自分に合った学習方法を手に入れることができるでしょう。
第一志望合格はギリギリまで諦めない!

強い熱意を持って決めた第一志望を諦めることは、判断するときに辛い思いをするだけでなく、後悔することによって将来にも影響が及ぶ可能性があります。
第一志望合格に向けて頑張ってきた努力を無駄にせず、納得できる成果が出せるように、諦めずに工夫しながら勉強を続けましょう。
横浜予備校は、医学部や難関大学に特化した予備校として、偏差値を大幅に向上させるサポートをしてきました。
また、一流の講師陣による少人数制(1クラス平均2名)の個別指導によって、生徒一人ひとりに合ったサポートを提供しています。
第一志望の合格に不安があり、諦めることを検討している方は、まずは無料相談で悩みをお聞かせください。
学力を徹底的に分析し、適切なカリキュラムをご提案いたします。