
大学受験を控えている方のなかには、共通テストで世界史の選択を検討する方もいるのではないでしょうか。
世界史は出題範囲が広いため、受験勉強に多くの時間を割かなければならないと考えている方も少なくありません。
限られた時間のなかで、効率的に勉強することが受験成功のカギとなります。
そこで本記事では、世界史の受験勉強のやり方や効率的に勉強するポイントを紹介します。
ぜひ最後まで読んで、効率的な勉強方法の参考にしていただければ幸いです。
目次
- 大学受験で世界史が占める比重
- 世界史の受験勉強のやり方5ステップ
- 全体的な流れをつかむ
- どこで起こった出来事か地図で確認する
- エピソードと一緒に用語を覚える
- 背景となる時代の文化史を頭に入れる
- 問題を解きアウトプットする
- 世界史の受験勉強のやり方のポイント
- 教科書に書き込む
- ノートの取り方を工夫する
- 参考書や問題集を増やさない
- 地図を頭に入れる
- インプットとアウトプットをバランスよく行う
- 塾や予備校で早い段階から正しい勉強法を身につける
- 世界史の受験勉強で注意すべきポイント
- 丸暗記のみにしない
- ノートにまとめただけで満足しない
- 一つの単元に時間をかけ過ぎない
- 世界史の受験勉強はやり方次第で成績を上げられる
大学受験で世界史が占める比重

大学受験における世界史は、努力次第で共通テストや入試問題で満点を狙える科目です。
大学受験を有利に進めるためには重要な科目だといえます。
基本的に大学受験で優先する科目は、英語・数学・国語であり、勉強を始めるタイミングに迷う方もいるでしょう。
世界史は暗記すべき事項が多いため、受験対策を早く始めるに越したことはありません。
高校3年の4月に始めることが理想的ですが、遅くとも8月には始める必要があります。
知識を定着させることで、共通テストや大学入試で高得点を狙える科目なので、毎日コツコツ勉強するようにしましょう。
世界史の受験勉強のやり方5ステップ

世界史を学ぶときは、単なる暗記だけでなく、事象の背景や同時代の出来事との関係まで理解することが重要です。
地域や時代を越えて広がる歴史のつながりを意識することで、より深い理解が得られ、暗記に頼らずに答えを導く力も養えます。
丸暗記のために時間を割いてしまっては、ほかの科目の点数を下げてしまうかもしれないため、他科目と両立できる学習計画を立て、効率的に勉強を進めましょう。
全体的な流れをつかむ
覚えるべき用語を暗記するよりも、まずは各時代の時代背景や歴史的出来事を理解しておく必要があります。
あらかじめ全体の流れをつかんでおくことで、暗記するべき用語も覚えやすくなるでしょう。
どこで起こった出来事か地図で確認する
地図を確認して、国や都市の位置などの地理的条件を把握しておくことも重要です。
世界的事象は国同士の位置関係と密接な関係があるため、地図上で確認しておくことで学習をスムーズに進められます。
時代の流れとなるタテのつながり、同時期の他国での歴史的出来事となるヨコのつながりを意識することが重要です。
地図の活用は世界史のヨコのつながりも把握できるため、同時代の世界的状況を比較できます。
効率的に学習するために、地図を活用してタテのつながりとヨコのつながりを勉強しておきましょう。
エピソードと一緒に用語を覚える

高得点を狙ううえで、用語の暗記は欠かせません。ただ暗記するのではなく、エピソードと一緒に紐づけることで、知識として定着しやすくなります。
暗記するべき用語を覚える際、関連知識を一緒に覚えることで理解が深まります。
用語の暗記は反復練習が重要であり、一度の学習だけで知識として定着させるのは困難です。
単語カードや暗記用のアプリを活用するなど、自分に合った方法を見つけるようにしましょう。
暗記するべき用語が多い世界史では、日々の生活で用語学習を習慣化させることでスムーズに学習できます。
移動時間や休憩時間の合間など、暗記する場所と時間を固定化することで、用語の暗記学習を習慣化させましょう。
背景となる時代の文化史を頭に入れる
共通テストや入試問題によっては文化史が出題されるため、背景となる時代について学習しておく必要があります。
覚えるべき内容は、各時代の重要人物や文化の特徴などさまざまです。
文化史の学習は、通史を理解しておくことで時代背景と関連付けられるため暗記しやすいです。
効率的に学習するために、通史を学習し終えてからではなく、各時代で並行しながら暗記するようにしましょう。
問題を解きアウトプットする
基礎知識の定着と全体的な流れの理解によって知識をインプットしたら、問題演習によって知識をアウトプットすることが必要です。
入試問題では、特定の歴史的出来事について多角的な視野での知識が求められます。
実際の問題を解けるようにするには、問題演習を通じて実践力を養うことが重要です。
覚えた知識を忘れずに定着させるために、問題を解いてアウトプットするようにしましょう。
横浜予備校では、オリジナル教材をもとに、生徒一人ひとりの理解度に合わせた個別指導を行っています。入試傾向に即した内容を効率よく学べるため、短期間でも着実に実力を伸ばすことが可能です。
さらに、豊富な演習問題に触れながら、実践的な対応力を養うカリキュラムも整っており、「知識を活かせる力」を自然と身につけられるよう工夫されています。
学習・進路をトータルに支えるサポート体制で、あなたの志望校合格を力強く支援します。
「今のままで本当に合格できるのか不安……」「何から始めればよいかわからない……」そんな方こそ、ぜひ一度、横浜予備校の無料相談をご利用ください。
専門のスタッフが、あなたの目標・学力に合わせた適切な学習プランをご提案いたします。
世界史の受験勉強のやり方のポイント

世界史は上記に挙げたステップを反復学習することで、知識の定着につながります。
限られた時間のなかで受験対策をするには、効率的に学習を進めることが重要です。
ここでは、世界史の効率的な受験勉強のやり方のポイントをお伝えします。
教科書に書き込む
教科書には積極的にボールペンや蛍光マーカーで必要な情報を書き込むことが重要です。
ただ教科書を読むだけでなく、自分の言葉でメモを書いたり補足を加えたりすることで、学んだ内容をしっかりアウトプットできます。
教科書への書き込みには3つのメリットがあります。
・情報をひとつにまとめられる
・用語のイメージが具体的になる
・学習への意欲が高まる
参考書や用語集などのさまざまな資料の情報を教科書に書き込むことで、情報をまとめられる点で便利です。
用語の補足情報を書き込み、情報を深堀りすることで、イメージが具体化しやすくなります。
教科書への書き込みは使用感が増していくので、愛着が次第に湧いていき、学習意欲の向上にもつながるでしょう。
ノートの取り方を工夫する
世界史を効率的に勉強するには、自分なりのまとめノートを作ることが重要です。
まとめノートは、時代背景や全体的な流れを理解し、反復的に学習して暗記していくためのノートです。
授業ノートとは異なり、先生ではなく自分なりにまとめる必要があります。
受験対策につながる世界史のまとめを作ることが目的であり、自分の理解度や苦手分野に合わせてノートを作るようにしましょう。
教科書で優先して覚えたい範囲を読み込み、参考書などの資料集でも同範囲を確認します。
教科書に載っていない情報をノートに書くことで、知識が定着しやすくなります。まとめにくい内容は、図や表にして整理すると、目で見てわかりやすくなります。
可視化することで理解もしやすくなるため、おすすめです。
参考書や問題集を増やさない
世界史の受験勉強のポイントとして、参考書や問題集を増やさないことが挙げられます。
受験対策の鉄則は、自分のレベルに合った1冊の参考書を徹底的に活用することです。
共通テストや大学入試における世界史の出題範囲は、基本的には教科書の内容に限られるため、1冊の参考書の内容を把握するだけで十分です。
地図を頭に入れる

世界史を勉強するうえで、地図を頭に入れておく必要があります。
教科書や参考書で地名を見ても、地図上の位置がわからなければ、世界史の内容を理解するのは難しいでしょう。
共通テストや大学入試では、世界地図と歴史的出来事を結び付けた内容が出題されることもあるため、地図を頭に入れておかなければなりません。
世界史の受験勉強では、地図を覚えることが、歴史の流れや出来事の理解に役立つ重要なポイントです。
インプットとアウトプットをバランスよく行う
覚えるべき用語が多い世界史では、インプットに目を向けがちですが、アウトプットも同様に目を向ける必要があります。
教科書や参考書を読み込んで理解したと思い込んでいたことが、問題を解く際には解答できないことがあります。
共通テストや入試問題では、論述問題も出題されることがあるため、多角的な視野での思考力が必要です。
日頃からのアウトプットによって自分の弱点を補強することができるため、バランスよく学習するようにしましょう。
塾や予備校で早い段階から正しい勉強法を身につける
世界史の受験勉強において、塾や予備校で早い段階から正しい勉強法を身につけることも重要なポイントです。
闇雲に受験勉強をしていても、効率的に知識を身につけることができません。塾や予備校であれば、学習計画や勉強方法を相談することもできます。
効率的に世界史を学習するために、塾や予備校を早い段階で活用するようにしましょう。
横浜予備校では各生徒の学力を詳細に分析し、それぞれに適切なカリキュラムを作成します。
個別カリキュラムに基づいて各生徒の学力や目標に合わせた細やかなサポートを提供し、志望校に合わせた戦略的な学習が可能です。
世界史のようなインプットとアウトプットの両立が重要な教科では、多様な授業が用意されており、生徒の思考力や表現力を高められるプログラムが整っています。
また、独自に作成したオリジナルの参考書やテキストも提供しています。市販の教材では得られない、入試に特化した内容を盛り込んでいる教材です。
生徒一人ひとりの学習をより効果的にサポートしています。効率よく力を伸ばしたい方は、ぜひ一度横浜予備校の無料相談にてご相談ください。
世界史の受験勉強で注意すべきポイント

世界史の受験勉強にはいくつか注意点があります。
間違った勉強法は時間の無駄になってしまうため、次の項目で事前に注意点を押さえて効率的な勉強方法を身につけましょう。
丸暗記のみにしない
入試問題では用語のみではない広い知識が求められるため、一問一答形式の丸暗記のみしてはいけません。
志望校に合わせて幅広く対応できるために、覚えた用語を用いてその時代の特色を説明できる力を身につけるようにしましょう。
ノートにまとめただけで満足しない
世界史の受験勉強は暗記と問題演習を両立し、ひたすら反復学習することが重要です。
ノートまとめは勉強した気になりますが、単なる作業ということを忘れてはいけません。
大切なのは、そのノートを使って知識を何度も反復し、自分の言葉で説明できるようにすることです。
さらに、まとめた内容を使って問題を解いたり、人に教えたりすることで、知識の定着度が一気に高まります。
ただ作業的にまとめるのではなく、「どう活用するか」を意識して勉強に取り組むようにしましょう。
一つの単元に時間をかけ過ぎない
効率的に知識を定着させるためには、集中して勉強する必要があります。一つの単元に時間をかけ過ぎることで、内容に飽きてしまい集中力が落ちてしまいます。
同じ時間勉強するのであれば、複数の単元をまんべんなく勉強する方が効率的だといえるでしょう。
世界史の受験勉強はやり方次第で成績を上げられる

世界史の受験勉強は全体的な歴史の流れを把握し、用語や重要人物の時代背景を理解する学習が必要です。
また、インプットした知識をアウトプットし、反復学習することで知識を定着させることが重要です。
世界史の受験勉強は正しい勉強法を身につけて、反復学習を継続するようにしましょう。
大学入試は国公立大学や私立大学とさまざまな出題方式をとっているため、志望大学の入試要項を確認して出題範囲や方式を理解し、対策しておく必要があります。
横浜予備校では、難関大学受験から医学部受験に特化したカリキュラムを経験豊富な講師陣がサポートしています。
保護者との定期的な面談やサポート体制を整えており、家庭との連携を強化しているのが特徴です。
また、有償で提供されることが少なくない推薦対策などは追加料金なしで実施しています。
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気になることがあれば、どうぞお気軽に横浜予備校までご相談ください。