今回は私立医学部合格のための英語の対策について考えていきましょう。
目次
- ○ 私立医学部はとにかく単語力!
- ○ あますところなく訳す姿勢を!
- ○ 私立医学部の英語はスピード
- ○ 英作文では冒険するな!
- ○ おすすめ参考書
- ・やっておきたい英語長文700
- ・医歯薬系の英単語(赤本ポケットシリーズ)
- ・私立医大の英語[長文読解編] (MEDICAL 難関校過去問シリーズ)
私立医学部はとにかく単語力!
私立大学の医学部の英語となると、東大や京大レベルをも超えるくらいの単語を含む文から出題されることがしばしばあります。
とにかく単語力をつけることが大事です。
もちろん、基礎的な単語力があったうえで、私大医学部対策のための単語力を強化していくべきです。
基礎力がなければ、文を読む上でわからない単語でつまづき文を読み進めていくことも難しくなります。
基礎があってこその発展であることを肝に銘じておきましょう。
あますところなく訳す姿勢を!
下線部訳はほとんどの大学で出題される形式ですが、そのときに、フィーリングで訳してしまうことは減点材料となります。
単語・熟語の意味をしっかりと追い、それらを忠実に答案に落とし込み、採点者に言い訳する余地を与えないような完璧な訳をするよう心掛けましょう。
またこのような完璧な訳をするためには、単語・熟語を十分に知っていることが必要なことは言うまでもありません。
日々、単語・熟語の知識を磨き続けましょう。
私立医学部の英語はスピード
医学部の英語はスピード重視であるところが多いです。
過去問などをただ漫然と解くのではなく、時間を本番同様に設定し、実戦形式で解くことが大切です。
このように実戦形式で解くと、時間に追われていても解ける分野と、時間に追われているとできない分野がはっきりわかってきます。
後者へのより綿密な対策が必要であることは言うまでもありませんので、苦手分野をあぶり出すという意味でも、実戦形式は大切になってきます。
英作文では冒険するな!
英作文の出題形式には、和文英訳や自由英作文などさまざまありますが、いずれにも共通して言えることは、知っている表現のみを使うべきということ、つまり「冒険しない」ということです。
「確かこんな言い回しがあったはず」「この言い回しで伝わるだろう」などと考えてよく知らない表現を使ってしまうとかなりの確率で減点されてしまいます。それよりは、たとえば和文英訳なら、まずその和文を言い換えて、そしてその言い換えた文を英訳するように心がけましょう。
たとえば「日本人の考え」という言葉を「日本人が考えていること」と言い換え、「what Japanese people think」というように言い換えるようなやり方です。これは、英語の名詞で日本語訳がわからないものなどが課題文で出たときに使える方法です。
自由英作文では、自分の思いついた意見を何とかわかりやすく英語にできないかを心がけましょう。
難しい言葉はわかりやすく言い換え、それを英語に訳す姿勢が大事です。
つまり、英語を解くには国語力も必要ということなのです。
英語はやればやるだけ伸びる科目です。日々の積み重ねを怠らず、本番では大きな花を咲かせましょう!
おすすめ参考書
やっておきたい英語長文700
長文読解問題の中でもレベルの高い問題が集まっている問題集です。これを楽にこなせるくらいの力がつけばかなりのものです。
これを物足りなく感じたり、あるいは志望校がとくに英語の難度が高い大学ならば、
「やっておきたい英語長文1000」というステップアップ版もありますので、そちらも合わせておすすめです。
医歯薬系の英単語(赤本ポケットシリーズ)
基礎的な単語力があり、医学系の単語にまで手を伸ばしたいのならおすすめなのがこちらです。
医学系単語が多く収録されており、医学部に入ってからも使える仕上がりです。
私立医大の英語[長文読解編] (MEDICAL 難関校過去問シリーズ)
その名のとおり私立医系のための英語問題集です。かなり特化した問題集であるため、
やり始めは不慣れなためあまり得点できないかもしれませんが、やりこめば私立医学部への実力は十分つくでしょう。