「ある程度の点数はとれるけど、満点には少し遠いような…」
「問題集と同じ問題が定期テストで出た時には解けるけど、先生オリジナルの問題が解けない…」
「学校の試験では点数がとれるのに、模試になるとなぜか点数がとれない…」
このようなことで悩んでいる方はいらっしゃいますか?
その原因は、もしかすると問題を解くことしか経験していないからかもしれません。
問題を作る側の目線に立ってみると、「ここが重要なのではないか?」とテスト範囲の中でも特に重要な部分がわかるようになることがあります。
そこで今回は、問題を作る側の目線に立てる、テスト作りに関してご説明します。
定期試験前にも、模試前にももってこいの方法ですので、ぜひお試しください。
(今回ご紹介する点数アップの方法は、高得点を日頃取れているけれどもさらに点数をあげたい方向けのものです。)
目次
テストを作ることのメリット
テストを作ることのメリット、それは「重要な部分が見えてくる」ということです。
テスト範囲になっていることすべてが、問題になるわけではありません。
テストの時間や配点、解く側の能力を考慮しながら、テスト範囲の中でも特に重要なことをピックアップして、出題者側は問題を作るのです。
そのため、自身で試験対策用の模擬試験のようなものを作ることで、重要なところ(出題されやすいところ)はどこかを考える視点を持つことが出来ます。
これがかなり重要で、習慣化されると、より効率的に勉強ができるようになったと実感できるのではないでしょうか。
もう1つのメリットは、テストを作る段階で知識が身についていきます。
知識の定着のためには、インプット(知識を頭に入れていく)だけよりもインプットとアウトプット(知識を出す、知識を使って何かをする)を組み合わせる方がより効率的です。
問題を作っていく段階で、
「この知識をどのようにして問題にしようか」
「この公式はあの公式と組み合わせて問題にしよう」
などと考えて問題にして、テスト作成後は自身でそれを解くことで、より知識の定着を感じるでしょう。
テストを作るコツ
テストを作るコツは、問題集を解いてきた経験から、何が重要視されているか(よく出題されているか)を考えるということです。
問題集と全く同じ問題にするのではなく、オリジナルの問題だけでテストを作るのですが、その際には問題集でよく問われていた知識を重点的に使って、テスト問題を作りましょう。
また、複数人でテストを作って、お互いに出題し合うという体制づくりもおすすめのコツです。
似たような問題が多ければ、それだけ重要なポイントがつかめているのでしょう。
もし出題している問題が違っていたとしても、それは異なる人の視点から見た重要なポイントなので、自身のテスト対策の参考にしましょう。