目次
- ○ 現代文が苦手な受験生必見!点が伸びない理由は●●不足?
- ・オススメの参考書① ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾シリーズ)
- ・オススメの参考書② 現代文キーワード読解(Z会出版編集部)
現代文が苦手な受験生必見!点が伸びない理由は●●不足?
「現代文はセンス」「勉強しても点が伸びない」
現代文の苦手な意識のある受験生は多いかと思われます。もしかしたらその理由は「知識不足」かもしれません。
入試問題として直接問われることがほぼないため軽視されがちなのが、評論文のテーマとなりうる用語です。こうした用語の知識がないが為に、評論文の主張の全体像がつかめない、ということが往往にしてあり得ます。そのような用語について解説している参考書もあるため、それらで勉強していきましょう。ちなみにそうした用語については、英単語や古文単語のように意味を丸暗記するのではなく、大枠をつかむことを意識しましょう。古文や英語の単語のようにその用語の意味を問われることはないため、評論文頻出の用語の暗記は非効率的であり、どちらかというとそうした用語集に書いてある解説を自分なりに理解して納得することが大事です。また二次試験に小論文のある大学を受ける受験生は、テーマに関して自分なりの意見を持つこともおすすめされます。
現代文の知識をつけるためには、以下の参考書がおすすめです!
オススメの参考書① ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾シリーズ)
先述の通り、評論文を読む上で大きな武器となるのが、社会・思想などの、評論文の頻出テーマに関する知識です。この本ではそうしたテーマを取り上げ、基本的な考え方・思想史などをまとめて解説しています。大きなテーマに関してこれまでどのような議論がなされてきたのか、というように、大局的にテーマを捉え、多面的に解説していると言えるでしょう。巻末には、評論文に頻出の単語集がついています。評論文の頻出テーマを知れば、読んだことのない課題文に関する問題でも、読解が速くできることでしょう。
オススメの参考書② 現代文キーワード読解(Z会出版編集部)
こちらは先述の「ことばはちからダ」よりも、より単語集的な性格が強い構成です。全ページの1/6ほどですが、小説に出てくる語彙もカバーしています。この本が最も効果を発揮するのは、私立大学などの難解な用語が多数ちりばめられる現代文の入試問題だと考えられますが、普段からニュースや本をよく読んでいて、その時に出てくる語彙の意味を個別に知ることで、評論文に頻出のテーマの全体像を見通していく方が面白いと感じる受験生には、共通テストも含む受験評論文対策としておすすめです。