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歯学部と医学部の違い|歯学部がコンプレックスを感じる理由や進学に向いている人を解説

歯学部と医学部の違い|歯学部がコンプレックスを感じる理由や進学に向いている人を解説

歯学部と医学部はどちらも医療系専門職に就くための知識や技術を身につける学部です。

歯科医師と医師はともに人々の健康を支える重要な職業ですが、医療の現場における役割は似て非なるものであり、大学での学習内容や向いている方の特徴も異なります。

この記事では歯学部と医学部の違いや向いている方の特徴を解説し、進路を決めるうえでの判断基準を整理していきます。

歯学部と医学部の違い

医療スタッフ

歯学部と医学部はどちらも医療系の学部で、医師という肩書きをもつ専門職に就くための知識や技術を身につける場です。

医療系の学部はどれも似たようなものだと思われがちですが、実際は歯学部と医学部は大きく異なる特徴をもちます。

まずはそれぞれの学部の学習内容や偏差値・学費・卒業後のキャリアなどを比較します。

大学での学習内容

医師は医術を用いて人間の身体全体の疾患に対する治療や予防を行う職業です。

そのため医師になるには学部で人体の全容を幅広く学習する必要があります。

医学部では基本的に6年間かけて、基礎医学・臨床医学・社会医学の3つを学びます。

専門科に別れるのが医学部を卒業し医師国家試験合格後になる点は歯学部との大きな違いです。

一方で歯科医師は歯や顎といった口腔の疾患の治療および予防や歯列矯正、義歯などに関しての専門家です。

医学部と比較すると対象となる身体の範囲が限定されるため、6年間の学習内容はより専門的になります。

また歯科医師の業務には医学知識とともに技術力が必要です。

在学中の実習で歯科治療の技術を学ぶのも医学部と大きく異なる点といえるでしょう。

偏差値と入試難易度

医学部の受験は一般的に日本最難関とされています。

医学部の偏差値は国公立大学医学部で70〜78、私立大学医学部で60〜72程度です。

共通テストでも85%以上と、高い得点率が求められます。

受験倍率では私立医学部では10倍〜40倍と入試難易度は高い水準です。

歯学部の偏差値は国立大学医学部で57〜68、私立大学歯学部では42〜58程度です。

共通テストで求められる得点率は60台後半〜70台後半と、数値で比較すると入試難易度としては医学部ほど高くないといえます。

しかし、注目を集めている歯学部では受験倍率は年々上昇傾向にあり、志望の大学に簡単に入学できるわけではありません。

学費

学費・教育費・児童手当

国立大学の学費はほとんどの大学で学部問わずほぼ同じで、歯学部・医学部ともに6年間で約3,500,000円です。

公立大学の学費はその地域の住民であるか否かによって入学金が異なりますが、授業料に関しては国立大学と同様です。

一方で私立大学の学費は大学によって大きく異なります。

私立大学医学部では最も学費が安い国際医療福祉大学が18,570,000円、最も高い川崎医科大学が47,250,000円と、25,000,000円以上の差があります。

私立大学歯学部の学費は、最も安い朝日大学で19,181,000円、最も高い東京歯科大学が32,142,000円です。歯学部の場合でも12,000,000円以上金額に幅があります。

両学部を比較すると、歯学部の方が学費がやや安い傾向です。

学費を安く抑えられる国立の歯学部や一部の私立大学歯学部は特に注目されており、受験難易度は高くなります。

入試科目

国公立大学では歯学部・医学部ともに共通テストは5教科7科目の受験が基本です。

前期日程二次試験の内容も英語・数学・理科2科目に加えて面接を課す大学が多く、学部による差は大きくありません。

私立大学医学部では、一次試験で英語・数学・理科2科目の学科試験を受け、二次試験で小論文や面接が課される大学が多いです。

私立大学歯学部の入試科目も英語・数学・理科が一般的ですが、昭和大学や日本歯科大学では国語の選択も可能です。

どの大学も面接が必須であり、大学ごとの特色にあわせた勉強が必要になります。

卒業後のキャリア

歯学部・医学部ともに卒業後に国家試験に合格することで、歯科医師・医師になる資格を得ます。

ほとんどの方は国家試験を受験しますが、就職先によって国家資格が不要な場合は受験をしない選択肢もあります。

国家資格取得後、歯科医師・医師として働くにはどちらも臨床研修の修了が必要です。

歯科医師の場合は1年間、医師は2年間の研修を行います。

研修終了後は、歯科医師・医師ともに臨床に進むケースがほとんどです。

歯科医師は大学病院やクリニック、医師は大学病院や総合病院で経験を積むのが一般的です。

医師は研修終了後に専門の診療科を選択しますが、歯科の選択はできません。

経験を十分に積んだ後には、歯科医師・医師ともに医院の独立開業や親のクリニックの事業継承が可能です。

その他の進路としては、大学での研究や、製薬企業・医薬品機器メーカーなどの一般企業への就職の道もあります。


歯学部が医学部にコンプレックスを感じる理由

考え事をする学生

歯学部の学生のなかには医学部にコンプレックスを感じる方もいます。

そのコンプレックスの存在の影響で、歯学部への進学を迷っている方もいるかもしれません。

コンプレックスにはさまざまな要因が考えられます。

ここではその要因について詳しく解説していきます。

医師としての肩書で比較される

歯科医師・医師は医師という肩書きをもつ部分で共通しています。

この共通部分をもつために社会的に比較されることがコンプレックスの要因のひとつです。

しかし、医療法では歯科医師と医師は医療の担い手として同等の立場とされており、それぞれができる医療行為は異なります。

それぞれの職業は比較すべきものではなく、役割や専門性の理解が重要です。

歯科医師の人数が過剰なため就職が困難と考えられている

2010年に全国の歯科医師数が100,000人を超え、歯科医院の数はコンビニより多いと話題になりました。

その影響で、歯科医師になったところで就職先がみつからないのではないかと不安に思う学生もいるようです。

しかし、全国547大学が対象の学部別就職率のデータによると、看護・保健・医療分野の学生の就職率は92%を超えています。

また、歯科医師として勤務するには臨床研修が必須です。

ほとんどの国家試験合格者が研修医となるため、この時点では合格者ほぼ全員が研修先に就職していることになります。

このことから、歯科医師の就職は決して困難ではないといえます。

働き方の選択肢が少ない

医療系大学を卒業すると働き方の選択肢が限られると考えられがちですが、実際には幅広い選択肢があります。

卒業後の働き方として臨床に進む方が少なくないのは事実ですが、希望があれば大学での研究や製薬企業・医療機器メーカーへの就職、公務員の道へ進むことも可能です。

また、臨床現場における歯科医師の仕事内容も多岐にわたります。

勤務先によって出会う症例はさまざまですし、審美歯科や小児歯科など専門性を極めることによって仕事の幅を広げることが可能です。

近年は通院が困難な患者に自宅で治療を行う訪問歯科の需要が高まり、新しい働き方として注目されています。

将来の働き方の選択肢も含め、進路決定に関してはプロのアドバイスを受けることも有効です。

横浜予備校は医学部や難関大学受験に特化しているため、進路相談に関しても経験豊富です。

四谷学院などで活躍する一流講師が多数在籍しており、学習から進路相談まで少人数制でサポートを行います。

一度あなたの進学・進路の方向性をプロの講師と考えてみませんか。

お気軽に横浜予備校の無料相談をご利用ください。


歯学部進学に向いている人

歯ブラシと模型と医師

ここまで歯学部と医学部の違いや、歯学部が感じるコンプレックスについて説明しました。

では、どのような方が歯学部進学に向いているのでしょうか。

歯科医師として活躍する方の特徴には、安定志向で手先が器用であること、丁寧なコミュニケーションが得意なことが挙げられます。

その他にもいくつかポイントを示して解説していきます。

医学部に合格するには学力が足りない

偏差値や共通テストの得点率をもとに考えると、歯学部受験の難易度は医学部に比較して低いといえます。

また大学によっては入試科目として国語の選択も可能であり、理系科目に苦手意識をもつ方でも挑戦しやすい学部です。

将来は安定した医療系の職業に就きたいけれど医学部に合格するには学力が足りないケースでは歯学部への進学も視野にいれるとよいでしょう。

学力が医学部合格レベルまであと一歩で、進学する学部を迷われている方もいるかもしれません。

横浜予備校は医学部や難関大学に特化しており、医学部受験に強い予備校として高い評価を得ています。

少人数制・個別指導を徹底しており、一流の講師が生徒の進路目標にあわせたきめ細やかな指導を行います。生徒の学力を分析して、それぞれにぴったりのカリキュラムを作成するので、着実に力を伸ばせる環境です。

進路や学習方法にお悩みがある方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご利用ください。


口腔内の健康管理に貢献したい

歯科医師は口腔内の健康管理の専門家です。

医学部では全身の症状について幅広く学習しますが、口腔内の領域に関してはほとんど勉強しません。

また、歯を失った際の人工の詰め物や被せ物を用いた治療は歯科医師のみに許された医療行為です。

手先の器用さを活かして患者の口腔内の健康を守りたい方は、歯学部への進学を強くおすすめします。

親の歯科医院を継げる

親の歯科医院を継げるのは歯科医師になる大きなメリットの一つです。

独立開業のためには大きな資金が必要ですが、事業継承の場合にはそのコストを大幅に抑えられます。

また既存の患者を引き継ぐため経営も安定しやすく、地域に根差した歯科医師として活躍できます。

医学部進学に向いている人

都会の青空の下にいる医者・医師の男女

一方で、医学部進学にはどのような方が向いているのでしょうか。

医学部進学に必要な資質として、高い学力のほかに強い覚悟や責任感があります。

医学部での学習内容は膨大で、在学中にはたくさんの試験や実習があり、その道のりは決して楽ではないからです。

こちらもいくつかポイントを挙げて解説します。

医学部に合格できる学力がある

医学部に合格できる学力があれば、医学部進学を検討するとよいでしょう。

医師になるには幅広い知識を身につける必要があります。

卒業試験や国家試験に向けた6年間の学習内容は膨大で、その難易度も入試と同様に国内最難関です。

高い学力がある方でないと乗り越えられない壁ですので、自信がある方には挑戦する価値があります。

病気やケガから人を救いたい

医師は医療系職種のなかで唯一、全身の症状・疾患・ケガを治療できる職業で、ほかの職業での代用はできません。

医師になるまでの道のりはとても厳しく、それを乗り越えるには学力だけでなく熱意も重要です。

入学前から医療に対する熱意がある方は、医学部進学に向いているといえます。

高年収に魅力を感じる

働き方によって幅があるものの、医師は一般的に高収入な職業です。

勤務医の平均年収は約15,000,000円、開業医では約27,000,000円といわれています。

収入の高さに対して感じる魅力を医師になる覚悟に変えられる方は医学部進学を目指すとよいでしょう。

歯学部と医学部で迷ったら

ナンバーワン 自信 女子高生

この記事では歯学部と医学部の違いや、それぞれの学部に向いている方の特徴を解説しました。

歯学部・医学部はどちらも医療系の学部ですが、大学での学習内容や卒業後の社会における役割には大きな違いがあります。

歯科医師も医師も社会的に重要な職業であり、どちらの学部へ進学すればよいのか迷いが生じます。

学部選択は人生において大変重要な選択の一つであり、自分だけでの判断が難しい場合は、受験の専門家からのアドバイスを受けることも有効です。

横浜予備校は医学部や難関大学に強い予備校で、指導実績が豊富です。

生徒の悩みや目標にしっかりと耳を傾け、適した進路や学習方法をいっしょに考えます。

また横浜予備校では受験生を支える保護者の方に向けたサポートも行っており、LINEを通じて24時間相談できる体制を整えています。

学部選択や今後の学習方法に少しでも不安がある場合には、お気軽に横浜予備校の無料相談をご利用ください。


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