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大学受験直前期に効く勉強法
いよいよ本番の試験、直前ですね。机の上にドッサリと積み上げられた参考書、教科書、塾や予備校の教材の山と格闘している人も多いのではないでしょうか?その巨大な山を見て、
「試験までに終わらない…」
「やることが多すぎてパニック…」
という状態になっている人に有効な勉強方法をこのコラムではお伝えします。
入試直前期に各教科の全範囲の知識を網羅的にチェックする方法
使い慣れた参考書や教科書を用意しましょう。
そして、その教科書や参考書の“目次”と“索引”を利用して知識を網羅的に勉強していきます。
“目次”は“索引”よりも大雑把なくくりで参考書や教科書を書いている先生が大事だと思うところが書かれています。
例えば、多くの人が使っている英文法の参考書Vintageの「否定」の目次には次のように書いています。
第14章 否定
131 全体否定と部分否定
132 否定を強調する表現
133 no/notを含まない否定表現
134 二重否定
この目次を見た時に、「あれ!?no/notを含まない否定表現ってどんあものがあったけ?」となれば該当するページに行ってその内容を復習します。
どの参考書でも教科書でも目次の部分は多くて10ページ前後。これなら知識の穴を埋めるためにすぐに使えそうですね。
ただ、目次は網羅的ではあるのですがくくりが大雑把なので、さらに知識の漏れや抜けを防ぐためには教科書・参考書の巻末についている索引を利用しましょう。
こちらもたった数十ページの中にその教科で必要な知識が詰め込まれています。
しかも多くの場合、分野別ではなく“あいうえお”順やアルファベット順に索引が作られているのでランダムに知識を確認していくことができます。
試験問題もランダムに問題が出題されることを考えればこの索引を利用した最終チェックは実践的なやり方になりますね。
世界史の参考書から索引を抜粋すると次のような感じになります。
ハ行
ハーヴェー
ハーグ協定
ハーグリーヴズ
ハーシム家
パータリプトラ
ハーディング
ハーニ―バットの戦い
…
この索引の“ハーシム家”を見てなにも思い浮かばなかったり、完全に知識が抜け落ちていたらすかさずその知識をチェックします。
目次と同様索引もその教科書、参考書を書いているプロの先生がキーワードになる、大事だと思っているから索引に載るわけです。
この最重要ポイントのオンパレードである索引を利用しない手はないですね。
目次・索引を使った最終チェックはどんな教科に有効か?
この目次・索引を利用した勉強方法は社会系の科目(日本史、世界史、地理、倫理、政治経済、現代社会の全て)と理科系の科目(化学、生物、地学)、英文法に特に有効です。
この索引・目次を利用した最終チェックで知識の漏れを撲滅していきましょう。
このコラムが必死で頑張る受験生のお役にたてれば嬉しいです。