「勉強時間は確保しているはずなのに集中力が続かない」「休憩を取ることに罪悪感があってうまく取り入れられない」
大学受験という大きな目標に向けて長時間勉強を続けるなかで、そう感じている高校生や浪人生、またその姿を見守る保護者の方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら、「休憩は怠けることだ」「少しでも休んだら周りに遅れをとる」と考えているかもしれません。
しかし、それは大きな誤解です。
実は、受験勉強における息抜きは、集中力と効率を大幅に向上させるために欠かせないものなのです。
効率のよい息抜きは、さまざまな勉強法や学習環境づくりと同様に、大切な受験戦略の一つといえるでしょう。
この記事では、勉強に息抜きが必要な理由と効果的な休憩のタイミングについて解説しています。
さらに、今日から実践できる具体的な方法や、逆にやってはいけない悪い休憩の習慣まで詳しくお伝えします。
この記事を読めば、息抜きが勉強の一部だということが理解できるはずです。
そして、休憩をうまく活用しながら、学習を前向きに進める意欲が高まるでしょう。
目次
勉強に息抜きが必要な理由

「休憩を取ると勉強時間が減ってしまう」と考えている方もいますが、時間だけではなく、勉強の効率を意識することが大切です。
集中力が切れた状態でダラダラと勉強を続けても効率は上がらず、実質的な勉強時間は増えません。
息抜きは、勉強効率を上げるために不可欠なものなのです。
ここでは、息抜きが必要な3つの理由について見ていきましょう。
集中力には限界がある
人間の脳は、長時間の活動によって疲労するため、集中力を維持できる時間には限りがあります。
一般的に、人が深い集中力を維持できるのは50分〜90分程度といわれています。
この限界を超えて無理に勉強を続けても、内容は頭に入らず、時間を浪費することになりかねません。
そのため、一定の間隔で休憩を挟むことにより、集中力をリセットする必要があるのです。
息抜きは決して時間の無駄ではなく、次の集中時間を確保するための投資と考えましょう。
脳の働きをリセットする効果
長時間、特定の科目を集中的に勉強し続けると、脳の一部が過度に疲労してしまいます。
休憩中に脳をリラックスさせたり、まったく異なる活動をしたりすることで、疲れた部分を休ませることができるのです。
これは、次に勉強を始めるときの思考力や理解力を回復させる効果があります。
精神的なストレスを軽減できる
受験勉強は長期戦です。
常にプレッシャーや不安を抱えていると、精神的なストレスが蓄積し、やがて心身の不調につながりかねません。
長期戦を乗り切るためには、適切な息抜きによって勉強から意識的に離れる時間を作ることが必要です。
それはストレスの軽減やモチベーションの維持に役立ち、結果的に、継続的に勉強を続ける力になります。
効果的な息抜きのタイミング

効果的に息抜きをするには、どのくらい勉強したら休憩を取ればよいのでしょうか。
具体的な目安がわからないと、休憩の取り方も難しくなります。
ここでは、科学的な研究に基づいた効果的な休憩のタイミングをご紹介します。
いくつか試してみて、自分の個性や学習スタイルに合うものを探してみましょう。
ポモドーロ法で25分ごとに休憩
有名な学習法の一つが、ポモドーロ法です。
これは、集中と休憩を細かく繰り返すことで効率を高める時間管理術です。
ポモドーロはイタリア語でトマトのことで、時間を測る際にトマト型のキッチンタイマーを使ったのが名前の由来といわれています。
・25分間:1つのタスクに集中して取り組む
・5分間:短い休憩を取る
この合計30分の時間を1セットとして繰り返す学習法です。
このパターンは、集中力が持続しやすいサイクルで、短い時間で集中を切り替えるのが得意な方に向いています。
15・45・90分の法則

脳科学や学習効率の観点から推奨される、休憩の時間の目安です。
・15分集中+5分休憩
・45分集中+10~15分休憩
・90分集中+20~30分休憩
集中と休憩のバランスを取ることで、学習効率を高めることができます。
短時間でテンポよく集中したい場合は「15分集中+5分休憩」のサイクルが効果的です。
学校の授業や一般的な集中力の持続時間に合わせたいときは「45分集中+10~15分休憩」を目安にするとよいでしょう。
さらに深い集中状態に入りたい場合や、模試・本番を意識した長時間学習をしたい場合には「90分集中+20~30分休憩」のリズムがおすすめです。
集中力のリズムに合わせた休憩を取ることで、無理なく学習を続けられます。
長時間学習後のリフレッシュ休憩
模試対策や受験の直前などに、長時間の勉強をする場合もあります。
数時間の学習が終わった後や一日の学習を終えた後には、30分以上の長めの休憩を取ることが重要です。
この休憩では、脳だけでなく身体全体の疲れを癒やし、趣味や軽い運動などで気分をリフレッシュさせましょう。
ここまでで、休憩が必要な理由や効果的なタイミングについて、理解できたのではないでしょうか。
しかし、「そもそも自分の勉強計画はこれで合っているのだろうか?」と不安になっていませんか?
休憩の取り方と同様に重要なのが、あなたの目標と現在の学力に合った正しい学習計画です。
もし、勉強の進め方や志望校対策に少しでも迷いがあるなら、受験のプロに相談してみましょう。
横浜予備校の強みはオーダーメイドの個別指導です。
あなたの学力を詳細に分析し、志望校に合わせた戦略的な学習計画を作成します。
そして、熱意を持った講師が、細やかなサポートであなたの成長を真剣に支えます。
自己流で進めるよりも、プロの指導による効率的な計画に沿って進める方が、合格への近道につながりやすいでしょう。
あなた専用の学習プランを一緒に立てて、志望校合格への道筋を明確にしませんか?
おすすめの息抜き方法

休憩時間をどのように過ごすかによって、リフレッシュ効果も変わります。
せっかくの時間を無駄にしない工夫が重要です。
ここでは、「休憩中に何をすればよいのかわからない」と悩む受験生のために、勉強効率をアップする具体的な息抜き方法をいくつかご紹介します。
軽い運動やストレッチ
1つ目のおすすめは軽い運動です。
長時間座り続けると血流が悪くなり、脳の働きも鈍ります。
立ち上がって軽く身体を伸ばすだけでも驚くほど気分が変わりますが、積極的に身体を動かせばなおよいでしょう。
スクワットや簡単なストレッチ、部屋を歩き回るなどの軽い運動は大きな効果があります。
血流が改善し脳に酸素が行き渡るため、眠気が覚めて集中力が回復します。
音楽や読書で気分転換
気分転換には、好きな音楽を聴くのも効果的です。
ジャンルは何でも構いませんが、リラックス効果のあるクラシックや、歌詞のない音楽を選ぶのもおすすめです。
また、受験や勉強とまったく関係のない小説や漫画を読むのも、よい気分転換になります。
ただし、タイマーをセットするなどして、決めた時間が来たらすぐに勉強に戻れるようにしましょう。
仮眠で脳をリフレッシュ

眠気や疲労が取れないときは、思い切って15分〜20分程度の仮眠をとるのも有効です。
ただし、寝すぎには注意しなければなりません。
机に突っ伏したり、座ったまま壁にもたれたりするなど、深い眠りに入りすぎない姿勢を意識しましょう。
仮眠前にカフェインを摂取しておくと、目覚める頃に効果が現れ、スッキリした状態で勉強に戻りやすくなります。
友達や家族との会話でリラックス
友達や家族との他愛もない会話は、精神的な緊張をほぐし、リラックス効果をもたらします。
会話の話題は勉強のことに偏りすぎないように注意しましょう。
勉強以外のことを考える時間を持つことで、脳の疲労を和らげる効果が期待できます。
やってはいけない息抜きのNG習慣

せっかく休憩を取っても、かえって効率を下げてしまう習慣もあります。
正しい息抜きに切り替えるために、悪い習慣をチェックしてみましょう。
スマホやSNSに長時間没頭する
多くの受験生が陥りがちなのが、休憩中のスマートフォン操作です。
SNSや動画視聴は刺激が強い傾向があるため、脳が休憩できず、むしろ疲労を蓄積させてしまう恐れがあります。
また、5分休憩のつもりが30分、1時間とダラダラした時間を過ごしてしまい自己嫌悪につながることも多い傾向です。
休憩中はスマートフォンを触らないなど、自分なりのルールを作りましょう。
夜更かしや過度な昼寝
疲れているからといって、睡眠時間を長く取りすぎたり、逆に夜更かしをしたりするのは厳禁です。
特に夜更かしは翌日の集中力低下につながり、学習効率を大幅に下げることになります。
30分以上の長い時間の昼寝は、体がだるくなり、勉強に戻りづらくなります。
また、夜の睡眠にも影響を及ぼし、悪循環のもとになるので注意が必要です。
だらだら勉強から遠ざかってしまう行動

休憩中、勉強に戻るのが嫌になり、ついゲームや趣味などに熱中しすぎてしまうのも危険です。
休憩はあくまで勉強の効率を上げるための手段だということを忘れてはいけません。
休憩は時間と場所を決めて、休憩後はすぐに机に戻るというルールの徹底が必要です。
難しければ、ゲームなどの楽しみは、休憩中ではなく勉強後のご褒美として活用する方がよいでしょう。
スマートフォンやSNSから離れ、集中できる環境を整えることも効率的な学習には不可欠です。
家だと誘惑が多くて集中が続かないと悩んでいませんか?
横浜予備校なら、集中しやすい環境が整った自習室が完備されており、いつでも勉強に没頭できます。
さらに、受験のプロが徹底サポートするため、集中して取り組んだ内容をすぐに質問し解決できる体制も大きな利点です。
正しい息抜きと正しい環境で、学習効率は格段に上がります。
あなたの学習環境や計画をプロに相談して、効率的な学習サイクルを作りましょう。
効率的に勉強を進めたいなら

息抜きは、集中力を維持し、効率的に勉強を進めるための重要なスキルです。
正しい方法で休憩を取り入れることで、日々の学習の質は大きく向上します。
しかし、休憩の仕方を改善しても、「そもそも自分の勉強計画がこれで合っているのか」「正しい勉強法で進められているのか」といった勉強計画そのものに不安を抱えている方もいるでしょう。
効率的な学習を実現するには、自分に合った正しい勉強法と計画が不可欠です。
もし、学習計画や勉強の進め方に不安があるなら、予備校や専門家のサポートを検討してみましょう。
横浜予備校なら、オーダーメイドの個別指導で、あなたの弱点に合わせた合格プランを作成できます。
受験は情報戦であり、また、時間との勝負という側面もあります。
自己流で試行錯誤を繰り返すよりも、受験のプロによる徹底サポートを活用することが、合格への近道です。
「勉強に集中できない」「計画どおりに進まない」という悩みは、一人で抱え込まず、プロに相談して解消しましょう。