今回のコラムでは「計画倒れを防ぐ方法」をお送りします。
横浜予備校の医学部・難関大学クラスで普段アドバイスしている内容なので参考になる部分があれば是非、実践してみて下さい。
このコラムが頑張る受験生・高校生のお役に立てれば幸いです。
目次
計画倒れ防止の3つのキーポイント
せっかく考えて計画を作ったのに計画通りに進まないと『やる気』が低下してしまいますね。
[はまりたくない魔の公式]
計画倒れ→やる気の低下(→勉強しなくなる…)
この[魔の公式]にはまらないためにも注目したい3つの要因をまずは押さえましょう。
なぜ計画通りに進まないのか?
計画通りに勉強が進まない3大要因として挙げられるのがつぎの3つではないでしょうか?
① 計画通りに勉強時間を確保できていない
② 計画が時間に対して膨大
③ 集中出来ていないので進度が遅い
この3大要因を撃退するための解決策を考えていきましょう。
計画倒れを防ぐ解決策①(決める)
学校や塾の授業は”決められた時間割”があるので半ば強制的に勉強することになりますね。
自習の時間も同じように友達からの誘いがあっても、眠くても、携帯をいじりたくても、絶対にこの時間だけは勉強にあてるという時間を先に確保しましょう。
例えば、20:00~23:00は絶対に勉強時間にあてると決めたらこの時間にはよほどのことがない限り予定や約束を入れない。こうすることで計画遂行するための最低限の時間を確保することができます。
計画倒れを防ぐ解決策②(記録する)
1週間に勉強に割ける時間が20時間の人と45時間の人とでは当然、こなせる勉強量・ノルマは違ってきますね。
割ける時間が20時間しかないのに45時間分のノルマを課していないでしょうか?
1ℓのペットボトルに2ℓの水は入りません。勉強のノルマも自分が作れる時間の容量内で作っていきたいですね。
自分の時間の容量が1週間でどれくらいあるのかを知りましょう。1週間の自分の行動・勉強時間・進んだ範囲を細かくメモをとっていき自分の勉強時間がどれくらいなのか“容量”を知りましょう。
こうすることで自分に過度のノルマを課して計画倒れになり、やる気が低化するという[魔の公式]を回避することができます。
計画倒れを防ぐ解決策③(集中する)
勉強時間が確保でき、過度のノルマを課さなくても自分本来の能力が発揮された状態で勉強しなければドンドンと勉強計画は遅れがちになっていってしまいます。
この集中していない状態を回避するために、自分にプレッシャーをかけ集中力を高めて勉強していきたいですね
1週間でやる予定の参考書・問題集だけを机の上に並べ、いつまでにどこまでを終わらせるかを参考書や問題集に付箋で貼ります。
(例)
黄色チャート 12月25日(20:00までに) P150まで
上記のような内容を書いた付箋を参考書の終了予定ページ貼るだけで自分にプレッシャーをかけることができます。締切効果が働くのでダラダラと勉強するという事態を回避することができます。