横浜の医学部・難関大専門塾 大学受験計画の立て方②
今回は、前回に引き続き「大学受験:志望校合格に向けた勉強計画の立て方」について、その後半部分をご紹介します。志望校合格(大学受験)に向けた勉強計画をたてるためには、
①勉強の目的を明確にする
②現状を分析
③目標の決定
④計画の作成
⑤実行
⑥成果の確認
⑦計画の修正
この7つのステップが必要であること、そして一番重要な、①”勉強の目的を明確にする“をここまで前回お伝えしました。
それでは2番目のステップから見ていきましょう。②現状を分析する
このステップでは、今の自分のの実力を客観的に把握します。そのための今の状況(現状)とは、すなわち「偏差値」「学校の成績」「校内順位」そういったものとなります。次に、大学受験で志望しようと考えている進路にとって、どの指標となる項目が重要なのかも同時に考えましょう。
推薦狙いなら内申点が重要なのか。一般受験をメインに考えるなら偏差値が重要なのかなどです。また、センター試験の比率が大きいのか?、などですね。
たとえば、通っている学校から、名門大学・有名私大の合格者数が毎年一定数いるとして、大体学年で校内順位何番までに入っていれば合格する確率が高いか、などはとても分かり易い指標ですね。学年の生徒同士で切磋琢磨もできますし、学校の先生と弱点の対策などの相談もし易くなるでしょう。そういった状況になければ、最も信頼性の高い指標とは、「全国模試の偏差値」これになります。進研模試、全統模試、駿台模試。こういった模試を受けて、自分の立ち位置を確認しましょう。ですから、「まだ全国模試を一度も受けたことが無い」、という人がもしいるなら今すぐ受験をした方が良いでしょう。
最近受けた結果が手元にあるなら、それをしっかりと確認しましょう。もちろん、あくまで現時点の成績は、ただの出発点を示すものでしかありません。一喜一憂する必要は全くありませんし、仮に現時点で偏差値が50台でも、70台の志望校に決めても構いません。周りの人に気をとられることなく、次のステップに進みましょう。
③目標の決定
このステップでは、具体的に受験の目標、すなわち第一志望校と同時に併願する学校・学部があれば、それらを決定します。この際重要なのは、「実現可能な範囲で、かつできる限り高い目標を掲げること」です。
①で決めた「目的」は人生を一変させるようなできごとでもない限り、自ら変えるべきものではありませんが、ここで決める「目標」は、時期に応じて変化させていくことも可能です。
具体的に見ていきましょう。まずは実現可能な範囲ですが、あなたが私立理系型での受験を考えていて、実際に学校での選択も済ませているのに、東大法学部を志望する、といったことはほぼ実現の可能性がない、無謀なチャレンジとなります。こういった目標は設定すべきではありません。
できる限り高い目標、という観点では、先程例に挙げた私立理系型であるのなら、早稲田大学、慶応大学等の難関校を目標にしても良いのです。もちろん、その後その目標に向けての勉強をするのですから、現在の実力との差があればあるほど、勉強も質・量ともに必要になります。それを前提として、目標を設定します。(学力の伸びは勉強量×勉強の質!)
④計画の作成
受験のように長いスパンで捉えるなら、長期・短期の計画に分ける必要があります。長期の計画は日程表程度の簡単なものでも構いません。現時点から受験日までの全てを計画に含めて下さい。そして、その中に重要な節目を入れていきます。これはゴールに近い方から入れていきましょう。
まずは合格発表、2次試験、1次試験、センター試験、出願、予備校の冬期講習、全国模試、期末テスト、全国模試、中間試験、校内実力テスト、全国模試・・・という風にです。
つまり、ここでは現状を把握したり、その後の修正を行うべきポイントであったり、実際の受験だったりと、全て「結果がついてくるもの」となる出来事を網羅する、ということになります。同時に、それぞれの時期に、どの程度の実力・偏差値であるべきかも明記しておきましょう。偏差値65の志望校を目指すなら、最後に受ける全国模試では65以上がその数値となり、その一つ前の全国模試では目標が62、具体的にはこのような形になります。この長期計画ができたら、短期計画を作成します。これは、現時点から、長期計画にある直近の節目までの間で十分です。1ヶ月後に全国模試、その1週間後に定期試験、といったスケジュールなら、そのあたりまでの短期計画を作ります。この短期計画の詳細な作り方については、「定期試験に向けての勉強計画の立て方」で説明した方法を使うことができますので、ここでは割愛します。
⑤実行
短期計画に対して、自分が毎日やった勉強を記録すると良いでしょう。進めるべき進度、覚えるべき単語数に達しているかどうか、そういったことがしっかりと把握できるようになりますし、着実に前進しているという実感も味わえます。実行とその結果の記録、これは必ずするようにして下さい。横浜予備校の生徒はハマトレ課題がその記載する事項の一部になります。
⑥成果の確認
ここでは長期計画を立てた節目で判断していきます。具体的には全国模試の結果、偏差値、合格判定、定期テストであれば校内順位。これが、長期計画で決めていた水準をクリアしているかどうかを確認します。そして、ここで目標を引き上げる、引き下げるといったポイントにもなります。
⑦計画の修正
このステップで、仮に⑥”成果の確認”の結果が予想以上に良ければ、目標の志望校をワンランクアップさせるということも大いに検討できます。反対に、進捗があまりに悪いようであれば、目標の志望先をダウンさせて、合格を優先させるという判断をした方が良い、ということになる場合もあります。①で決めた「目的」から外れない範囲で、「目標」は臨機応変に変えて行きましょう。もちろん、ある程度の時間は必要です。どんなに短くても受験の3ヶ月前。できれば半年前までには、目標は固定するようにしましょう。目標を変更したら、それにともなって長期計画も変更します。同時に、次の短期計画を作ります。次の期間の短期計画を作る際には、先に作った計画で、「こういう風に計画を作れば良かった」というような点が必ずありますので、その改善も盛り込んでいきます。計画がより洗練され、勉強が効率的に進む助けになってくれます。ここまで来ると、後は、⑤~⑦の繰り返しになります。
少し長くなりましたが、これが志望校合格に向けての勉強計画の立て方についてのアドバイスとなります。この計画を立てる時期ですが、もちろん一番良いのは大学受験ならば高校生になった時点のできるだけ早い時期が望ましいです。遅い時期であれば、集中力のある生徒さんの例では、3年間部活をして、引退後、受験までの半年の計画を立てる、ということがありました。その生徒さんは、偏差値50台から70台を達成し、見事志望校に合格されました。「計画の立て方を教えてくれて、ありがとうございました!」と感謝してもらえたことが、とても嬉しかった記憶として残っています。横浜予備校では、単に勉強を教えるだけではなく、この様に計画の立て方であったり、受験校に関する最新情報であったり、奨学金に関する事項など、そういったことでも生徒さんのサポートを行っています。
以上が、「志望校合格に向けた勉強計画の立て方」に関するアドバイスとなります。このコラムの一部分でも、お役に立つことができれば嬉しいです。
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横浜予備校
http://www.yokohama-yobikou.jp/
住所:神奈川県横浜市中区花咲町1丁目18番地
第一測量桜木町ビル5F
TEL:045-250-3915
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引用元:横浜の医学部・難関大専門塾 大学受験計画の立て方②
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