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横浜市立大学医学部医学科の英語の入試傾向についてご紹介!
横浜市立大学、通称横市(よこいち)の医学部医学科の人気は高まっており、その英語の入試傾向について気になっている方も多いと思います。一体どのような傾向が見られるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。今回は、一般選抜の2次試験で課される英語についてまとめてみました。
一般選抜の2次試験で英語はどのくらい重要なのか?
英語の入試傾向を見る前に、一般選抜の2次試験で必要な科目とその配点を確認しましょう。横市医学部一般選抜の2次試験で課される科目は次の通りです。
・数学:「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」(数学Bの出題範囲は数列、ベクトル)
・理科:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から二科目選択
・外国語:「コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ」
・小論文
・面接
次は、各科目の配点についてです。こちらは、2022年度(令和4年度)での変更点があります。
・数学:400
・理科:300×2=600
・英語:400
合計:1400
変更があったのは、理科の配点と合計点です。2021年度(令和3年度)までの理科の配点は200×2=400と、理科二科目で数学、英語と同じ配点だったのですが、理科の配点が大きくなったことで合計点も大きくなりました。これにより、理科がより重視されるようになり、共通テストに対する2次試験の比率が高くなりました。
それでも、数学の配点が2次試験の配点に占める割合は約29%です。また、1次試験の話になりますが、大学入試共通テストの英語の配点は300/1000となっており、かなり高いです。これは、横市が英語教育に力を入れているためで、英語の学力が高い生徒を求めている証拠です。実際、2次試験の英語で高得点を取る合格者は多いです。しっかり得点できるよう、十分な対策をする必要があります。そのためには、横市の英語の入試傾向を確認しなくてはいけません。
横市医学部の英語の入試傾向を見てみよう!
横市医学部の英語は大問3題で構成されており、3題とも長文問題です。
難易度としては標準レベルのものが多く、基礎がしっかりできていれば難なく解ける問題が多いですが、十分に対策しておく必要があります。
試験時間は90分ですが、それに対しやや分量が多いのが特徴です。スピーディーに英文を読めるようになっておく必要があります。また、難単語には注釈がついていますが、その数は多く注釈も英語で説明されていることが多いです。時間との勝負になってくるので、難単語を見る度に注釈を確認するのではなく、文脈から単語の意味を予測しそのまま読み進められるような練習を行うと良いでしょう。
小問では和訳英訳、内容・理由の説明の問題が出題されます。
和訳英訳問題は、基本的な文法事項や基本英文を理解し覚えていれば、問題なく解けるものが多いです。また、英訳問題で必要となるイディオム・言い回しは文章中に含まれていることがあります。まず小問を確認してから文章を注意深く読むことをオススメします。
説明を求められる問題は、文脈や著者の意図を正確に把握することは勿論、読みやすく理解されやすい文章を短時間で書き上げる力が必要となってきます。この力は演習を重ねることで伸びるので、過去問や長文の問題集などを利用してしっかり対策しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?合格するためには当然、入試本番で確実に合格点を得点しなくてはいけません。得点するためには、実力を伸ばすためにしっかり勉強をしなくてはいけません。しかし、ただ勉強するのではなく、志望校の入試問題の傾向を把握した上で、何を重点的に勉強する必要があるのかを理解しなくてはいけません。皆さんも志望校合格に向けて、入試傾向を把握することも含め、きちんと準備しましょう。