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医学部再受験って何?
今回は医学部の再受験についてお話したいと思います。実は私自身現役生の時は志望校に見事に落ちてしまい、一度他学部に進学しました。その後夢を諦めきれず、仮面浪人し再受験を経て医学部に入学したという経歴を持ちます。この記事が再受験するか迷っている方の参考になれば嬉しいです!
そもそも再受験って…?
再受験とは学校を卒業してから、又は中退後及び在学中に同等学校の入学試験を受けることを指します。大学にもよりますが、医学部には再受験生や学士編入(後で少し触れます)で入学してくる学生が一定数います。勿論医学部に限らないことではありますが、比率は他の学部より少し高い印象があります。
学士編入との違い
学士編入は大学卒業者やある程度単位を修得した人を対象に一般入試とは別の枠を用意し、編入してもらう制度です。特に国立大学で多く採用されており、医学部学士編入専用の予備校も存在します。一般入試と比べて大学で学んだことを生かせる場合があるなどのメリットはあるものの競争率はやはり高く、難易度は高いです。
どうして再受験を選んだか
私は学士編入用の予備校の説明会にも参加したうえで、再受験を選択しました。理由は2つあります。
1, どうしても医師になりたかった
2, 一般入試の方が自分に向いていると感じたから
1つ目については、少し語弊があるかもしれませんが、私はどうしても他の進路に前向きになれず、仮面先でコレジャナイ感を持ち続けていました。そのうえで学士編入の予備校で「大学受験で失敗してそのまますぐに学士編入にシフトする人は結局どちらも中途半端になっているケースが少なくない」と聞き、自分の覚悟のなさを感じました。2つ目は、進学先があまり生命科学を詳しくは学ばない学部だったので、高校理科で戦える一般入試の方が向いていそうだなと思ったのです。
これは向き不向きや大学でどの学部に在籍しているかにもよるので、どちらを選ぶか正解はないと思います。そういったことを加味して自分に合った方式を選択するのがおすすめです。
入学してみて…
学校にもよりますが、私の同級生には思った以上に再受験生が多くてびっくりしました。歯学部、薬学部だけでなくもともと文系だった人などなど様々なバックグラウンドを持つ人がいます。純粋に浪人をする場合と違い、受験勉強に割ける時間が少ないというデメリットは大きいのですが、一つの可能性として再受験はアリだと私は思います。
まとめ
再受験をするか学士編入を目指すか、正解はありません。入学に当たって求められるものが少し異なるので、どちらが簡単ということもないと思います。
1, 生命科学や英語を得意としている
2, 自分ならではの強みがある(研究してきた成果を提示できる)
3, 医学部でなければいけない明確な理由を説明できる
こうした条件に当てはまる場合は学士編入をまず考えるのがいいと思いますし、そうでなければ再受験を選択したほうが選択肢は広がるのかなと思います。実際に仮面浪人して成功しているような人も少なからずみかけるので、どうしても夢を諦めきれない方は是非選択肢の一つに再受験を入れて頂ければと思います!