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帰国子女でも苦労した⁈私立医学部の英語対策
現在私立医学部の一般入試は全ての大学で英語を課しており、医学部合格を目指す方は必ず英語を学ばなければいけません。帰国子女で私立医学部に一般入試で進学した私がどうして英語で苦労したか、何が大事だと感じたのか、私立医学部を受験予定の帰国子女の方に特に参考にしていただけたら嬉しいです!
私立医学部の傾向ってあるの?
私立医学部の英語の過去問を見ると、大学ごとにかなり色があることが分かります。長文が何題も出題される大学、文法問題が多い大学などなど、私立医学部とひとくくりに言っても求められる能力が全く違うのです。例えば私のような帰国子女の方は長文が多く出題される大学では高得点を取れることが多い(しかも内容一致問題なら)のですが文法問題が多く出題される大学ではなかなか点が取れなかったりします。大学によっては長文問題でも文法的に考えないといけない問題には苦労しました...。帰国子女かどうかに限らず、文法が得意なのか読解が得意なのか自分を分析して、過去問を参考に自分にあった形式の大学を探すことが大事です。とはいえある年から突然形式が変わってしまうこともあるので、苦手分野の補強も忘れずにしましょう!
医学部志望の帰国生へ
勿論圧倒的な英語力がある方は(英検1級を取れるくらいが「圧倒的」の目安だと個人的には思います)英語に時間を割く必要はあまりないと思います。ですが、帰国生が持つ能力と大学が求める能力が必ずしも一致するわけではないと私は感じました。自分を過信せず、多くの帰国生が苦労する文法もコツコツとこなす(これ大事!)ことをおススメします。
それぞれの大学ごとの特徴
私立医学部の中でも特徴的な英語の入試を行う大学があります。何校かご紹介したいと思います。
順天堂大学
一般B方式は英語資格・検定試験を利用することが可能であり、持っている資格によって加点されます。また、A方式・B方式共に毎年自由英作文が課されるのが特徴で、長い文章を正確にかくことが求められます。
国際医療福祉大学
一次試験の英語の配点が200点と他の教科に比べて高い他、二次試験は希望すれば英語で受験することもできます。入学後も他の大学と比べて多くの留学生が在籍していたり、1,2年生のほとんどの授業が英語で行われていたりと、英語教育に力を入れていることが伺えます。
まとめ
どの大学でもある程度のウェイトを占める英語ですが、大学ごとに対策をとることで点数に結び付きやすい教科でもあると思います。また、英語は入学後も、もっというと医師になってからも必ず使う教科です。その時の基盤になる英語力をしっかりつけられるような学習を心がけて英語力を伸ばしていきましょう!