ここでは、そのような不安を抱える受験生のために、志望校を選ぶ際に考えるべき注意点を解説します。
志望校を決めるためには、自分が学びたい学問や将来の進路を明確にし、自己分析を進めることが大切です。本記事を読むことで、自分に合った大学を選ぶための指針を得ることができます。
志望大学を決めるにあたっては、就職を見据えた学部選びや、自分のやりたいことを見つけるための学部選びなどを考慮に入れることが重要です。
大学選びは人生の進路を考えるうえでも重要な選択です。自分自身でじっくりとよく考え、後悔のない大学を選びましょう。
目次
- ○ 大学の志望校はいつまでに決める?
- ・文系・理系などの方向性は早めに決めておく
- ・医学部を志望する場合は早期の準備が必要
- ○ 自分に合う大学を選ぶためのポイント
- ・勉強したいことが学べる学部・学科があるか
- ・大学の難易度と自分の学力が見合っているか
- ・取得できる資格や就職先もチェック
- ・大学のポリシーや特色が自分に合っているか
- ○ 志望校の決め方
- ・複数の大学を比較する
- ・受験科目を確認する
- ・大学の立地や学費を確認する
- ・オープンキャンパスへ行く
- ・併願する大学の決め方
- ○ 大学受験の志望校を決めるときの注意点
- ・大学の知名度やブランドイメージだけで決めない
- ・偏差値だけで決めない
- ・志望校は自分で決める
- ○ 大学受験の志望校の決め方
大学の志望校はいつまでに決める?
大学に行きたいと考えたとき、大学で何を学ぶのかによって受験する学部が違ってきます。
学部によって受験科目にも違いが出てくるため、何を勉強して受験に備えるのかも変わります。余裕を持って受験にのぞむためには、どのくらいまでに志望校を決めておく必要があるのでしょうか。
ここでは志望校を決める時期について解説します。
文系・理系などの方向性は早めに決めておく
勉強する科目が分散すると、それだけ時間が必要になります。
そのために文系・理系のどちらで受験をするのかは早めに決めておくとよいでしょう。
得意科目などを考慮し、受験科目を絞れるのであれば受験科目を絞って勉強ができるため、より時間を有効に使えます。
数学・理科系の科目をメインに勉強するのか、国語や社会科系の科目を勉強するのかによって進路が決まってきます。
自分のやりたいことや得意科目を考慮して、文系・理系などの方向性はできるだけ早めに決めておきましょう。受験勉強の全体的な負担の軽減につながります。
文系か理系かは高1の夏休み前に決められるのがベストです。
また、最終的に高2の冬くらいまでに志望校を決めるのがよいでしょう。
医学部を志望する場合は早期の準備が必要
医学部を志望する場合、ほかの学部の大学受験に比べると早めに準備する必要があります。
できれば高校入学の時点では医学部を志望することを決めておくとよいでしょう。
医学部はほかの学部に比べて倍率の高いことが多く、難関であることが多いためです。
また受験科目がほぼ決まっているため、受験者みんなが同じ科目を勉強することになり、点数を取るためにはより長い時間をかけて勉強することで有利になる可能性があります。
時間が許せば医療系専門用語の英単語を学んだり、医学部に特化して頻出するような数学の問題などを重点的に勉強したりすることで、ほかの受験生に差をつけることが可能です。
医大も、私大ではなく国立を目指す場合には大学入学共通テストが必要になり、社会や国語、さらには情報も必要になることが多いです。これだけ勉強したからもう勉強することがなく、時間が余るということは医大受験にはないと考えて時間を使いましょう。
医学部の受験を考えている場合は、医学部に強い予備校を選ぶことも大切な要素です。
私たちの予備校では、医学部受験に特化したカリキュラムと難関大受験に特化したカリキュラムを用意しています。
また、トッププロ講師による個別指導を通じて、効率的に学力を伸ばすことができます。
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自分に合う大学を選ぶためのポイント
いざ大学に入学してみたら思っていたのとは違った、入ってみたらやりたいことができなかったなど、入ってから気づいては遅すぎることもあります。
まずは自分に合う大学はどのようなところなのか、どうやって自分に合う大学を探せばよいのかを解説します。
それを考える過程で、将来やってみたいことや、社会人になる前にやっておきたいことなどを具体的に考えてみるチャンスにもなるでしょう。
難しく考える必要はありません。今の自分をよく見つめてみましょう。
勉強したいことが学べる学部・学科があるか
大学を選ぶ際にまず考えておきたいのは、何を学びたいのか・将来何をやりたいのかです。
例えば、将来学校の先生になりたい場合、教員資格の取れる学部に行く必要があります。
弁護士を目指したいのならば法学部、薬剤師になりたいのならば薬学部、というように自ずと学部が決まってきます。
そこまではっきりとやりたいことが決まっていない場合には、英語を使う仕事がしたい、人と関わる仕事がしたいといった漠然としたところから始めてみましょう。
自分がやってみたいことのイメージを膨らませながら、自分の将来像を考えます。思いつかない場合は、先生や家族に相談してみてもよいかもしれません。
具体的には先生や家族、友達10人に「私、どんな仕事に向いていると思う?」と聞いてみましょう。そうすると自分でも思っていなかったような意外な答えが返ってきて進路の選択の幅がひろがります。
やりたいことが見えてきたら、やりたいことのできる学科・学部のある大学を探します。
大学の難易度と自分の学力が見合っているか
いきたい学科・学部が見つかったら、自分の学力と行きたい学科・学部のバランスを考えます。
例えば今はまだ合格圏内には入っていなくても、早めに志望校を決めていれば受験までの間に成績を伸ばすことも可能です。
同じ学科・学部でも大学によって偏差値が異なるため、模試などの結果を参考にしながら志望校を慎重に絞っていきましょう。
取得できる資格や就職先もチェック
志望する学科・学部に入ることで取得できる資格には何があるのか、卒業生の就職先にはどのような企業や団体などがあるのかを調べます。
大学の公式ホームページをくまなく探すことでいろいろなことを調べることができます。自分のやりたいことができるのか、取りたい資格は取得できるのかなどをしっかりチェックしましょう。
大学のポリシーや特色が自分に合っているか
大学の公式ホームページを調べることで、大学の教育方針やポリシーなどがわかることもあります。
大学のポリシー・教育方針・特色などが自分に合いそうかどうか、調べておくことは大切です。
大学に入学してから、こんなはずじゃなかった!ということにならないために、事前のリサーチはしっかりしておきましょう。
可能であれば受験の前に実際に大学を訪れて、その大学の雰囲気などを自分の目で見ておくとより納得できます。
志望校の決め方
いろいろ調べて、いくつかの大学・学科・学部の候補が出せたら、どのようにしてそのなかから志望校を決めていけばよいのでしょうか。
ここでは志望校を決めるために必要な情報や考え方について紹介していきます。
いろいろな角度から大学を検討して、後悔しない大学選びをしましょう。
複数の大学を比較する
譲れない理由があって、どうしてもこの大学に入りたい!という場合もあるかもしれません。
そのような場合でも、情報収集は1校だけの情報を調べるのではなく、いくつかの大学の情報を収集しておきましょう。
学校ごとの特色や費用などを比較することで、新しい気付きがある可能性もあるからです。
志望校を考える際には、できるだけ広い視野を持って、気になった大学を複数調べてみることをおすすめします。
受験科目を確認する
希望する学部・学科の受験科目を確認することはとても重要です。
現在の自分の実力や得意科目を分析して、受験科目と照らし合わせてみましょう。偏差値を参考にすることも大切です。
偏差値は現時点でのもので、これからの勉強次第であげることは可能なため参考程度にしておきます。
ただし苦手な科目が受験科目に入っているような場合は、苦手な科目程勉強に身が入らなかったり、その結果成績が上がりづらかったりといった傾向があります。
受験科目はできるだけ得意科目で受験できる方が有利であることは間違いありません。
その辺もしっかり考慮に入れて、志望校を決めるようにしましょう。
大学の立地や学費を確認する
大学を決める際に考えなければいけない重要な要素の1つが、費用です。
大学に通うだけでも費用はかかり、大学の場所が自宅から離れた場所であれば、親元を離れて一人で生活しながら大学に通うことも検討する必要があります。
一人暮らしとなれば、住居費・食費・光熱費・雑費と親元から通うことに比べると格段に費用がかかることになるでしょう。
ある程度はアルバイトなどでまかなえたとしても、全部自分で出すのは非現実的だと考えると、親と相談する必要もあります。
まず自分で行きたい大学・学科・学部をあげてみて、その大学の立地(自宅から通えるのか)や学費を調べて検討するようにしましょう。
オープンキャンパスへ行く
オープンキャンパスとは、大学や専門学校などが受験者とその保護者に向けて、学校の魅力や特色を知ってもらうために行うイベントです。
学校説明会はもちろん、模擬授業・相談会・キャンパスツアーなど、さまざまなプログラムが用意されています。
オープンキャンパスに参加することで、大学の雰囲気や生徒の様子などを知ることができ、自分に合う学校なのかどうかを判断する材料になります。
オープンキャンパスは、ホームページを見ただけではわからない情報の宝庫といえるでしょう。
大学によっては教職員や生徒と交流できるようなプログラムを用意しているところもあるので、実際に大学に通う生徒の生の声を聞くこともできるかもしれません。
併願する大学の決め方
受験をする場合、第一希望のほかに併願校を考えます。
第一希望の大学に合格すれば何も問題はありませんが、万が一第一希望の大学に落ちた場合に通学する大学のため、併願校を選ぶのも慎重に選ぶ必要があります。
やりたいことのできる学校で、偏差値を基準に第一志望の大学より5つくらい下の学科・学部など、自分の学力で合格できる可能性の高い学校を選ぶとよいでしょう。
第一志望の学校の合格率を基準に考える場合は、第一希望を決めた後に考えることになるため、高3の夏前くらいまでに決めておけると理想的です。
私たちの予備校では、一般受験の指導だけでなく、推奨対策の無償サポートも提供しています。
多くの塾では有償で提供される推薦対策が、横浜予備校では追加料金なしで実施されます。推薦も一般受験も両方とも視野に入れた受験対策が可能なので、より一層受験校の選択の幅がひろがります。
生徒一人ひとりの悩みや不安に寄り添いながら、志望校に向けた的確なアドバイスと、心強いサポートが可能です。
私たちは、生徒の目標に合わせたきめ細やかな指導を心がけています。ぜひ無料相談をお申し込みください。
大学受験の志望校を決めるときの注意点
志望校を決める際には、避けるべき注意点がいくつか存在します。
ここでは志望校選びで避けるべきタブーについて解説します。
大学の知名度やブランドイメージだけで決めない
有名大学の知名度やブランドイメージに憧れる受験生は多いでしょう。
しかし、知名度の高い大学は偏差値が高く、ハードルが高くなることが多いことを忘れないようにしましょう。
まず何よりも自分のやりたいことができる学校なのかを最優先に考え、そのうえで自分の偏差値や学費などを考慮し、志望校を決めるようにしてください。
偏差値だけで決めない
模試を受けると偏差値を出してくれます。
その偏差値を志望校を決める際の参考にするのはよいことですが、偏差値だけを指標に志望校を決めるのはよくありません。
まずは自分のやりたいことができるかどうかが、一番重要であることを忘れないようにしましょう。
自分の偏差値がこのくらいだから入れる学校に決めようという考え方は、よい考え方ではありません。自分のやりたいことができる学校のなかで自分の偏差値の近い学校はどこか、というような偏差値の使い方をしましょう。
志望校は自分で決める
志望校を決める際に重要なことは、自分で決めることです。
友だちが行くから、親や親戚にすすめられたからというような理由で志望校を決めるのはおすすめできません。友だちのやりたいことと自分のやりたいことは違うことが多いでしょう。
親や親戚はあなたのやりたいことをどこまで理解しているのでしょうか。
志望校を決める際には、自分のやりたいことを自分の頭で考えて進路を決めることがとても重要です。
大学受験の志望校の決め方
志望校を選ぶことは、将来を左右する重要な選択です。
しかし、自分一人で進めるのは難しいこともあるでしょう。そんなときは、ぜひ予備校のサポートをご活用ください。
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