
息子の大学受験は人生の一大イベントであり、親にも大きなストレスがかかります。
難しい年頃の息子とどう接したらよいのか悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、受験を控えた息子にできる親のサポートや、やってはいけない行動を解説していきます。
大切な受験の時期に親子の関係を良好に保つにはどうすればよいのか、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。
目次
息子の受験でありがちな親子のトラブル

受験は、子ども本人だけでなく親にも大きなストレスがかかります。
「本当にこのままで大丈夫なの?」と不安になり、つい口を出してしまうこともあるでしょう。
しかし心配すればするほど子どもとの距離ができ、家庭内がピリピリしたムードになってしまうことが多くあります。
親にとって大切なのは、子どもを一人の人間として尊重し、自分と子どもの人生は別物だとしっかり認識することです。
親は子どもを信じ、温かく見守ることが大切になってきます。
息子の受験で親ができること

受験勉強は、子どもが自分自身と向き合いながら頑張るしかありません。
しかし受験費用の準備や健康管理など親にしかできないサポートもたくさんあります。
以下では、受験生の息子をもつ親にはどのようなサポートができるのか、詳しく解説していきます。
受験費用の負担
受験には、受験料と入学金がかかります。
入学金は1校分のみ準備すればよいわけではありません。
第1志望の学校の試験結果が出る前に、先に合格していた大学の入学金締め切り日が設けられていることがあり、入学金が2校分必要になることが多くあります。
また、受験の前には塾や予備校費、遠方に受験に行く場合は交通費や宿泊費が必要です。
受験全体でかかる費用をしっかりと準備し、勉強に集中できる環境を整えましょう。
ただ、負担できる費用はご家庭により異なります。
家庭の経済状況は一人の大人として子どもに伝え、理解してもらったうえで受験に臨んでもらうことも大切です。
受験に向かうためのスケジュール管理

日々の勉強のスケジュールは子ども自身で管理すべきですが、受験に向けたスケジュールは親も一緒に確認するのがおすすめです。
以下の試験の日程や出願期限はとても重要なので、親子ともにしっかり把握しておきましょう。
・模試
・大学入学共通テスト
・国公立大学前期・中期・後期
・私立大学一般選抜
また合格発表日や合格した場合の入学手続き締め切りなどをうっかり忘れないよう、カレンダーやスケジュールアプリなどを使い親子で共有しておくのがおすすめです。
予備校や受験会場への送迎
予備校は帰宅が夜遅くなる場合があります。
勉強で疲れていると家までの道のりがつらく感じることもあるでしょう。
事件や事故の危険性などもあるので、家から遠い場合は送迎するのがおすすめです。
また、受験会場への送迎は必要か悩む方もいるかと思いますが、お子さんが希望する場合はぜひ送迎してあげてください。
送迎中の何気ない会話はもちろん、会話がなくともただ隣にいるだけでも不安感や孤独感が和らぎ、安心感を持って試験に臨めるはずです。
ただ本人が希望しない場合は、送迎がプレッシャーとなることもあるので避けたほうがよいでしょう。
健康やメンタルのケア

受験本番で力を発揮するには、健康管理とメンタルケアが欠かせません。
なかでも食事は、親が息子にしてあげられる大切なサポートです。
栄養のバランスが取れた温かい食事は風邪予防になり、勉強の疲れもホッと和らぐでしょう。
また、受験シーズンは感染症が流行しやすいため、家族の健康管理も重要になります。
手洗いうがいを徹底する、人混みを避けるなど家族の協力が必要です。
そして子ども本人は不安や焦りなど、大きなプレッシャーと戦っています。
落ち込んでいる様子が見られると気になるかと思いますが深く詮索せず、普段と同じ態度で接するようにしましょう。
親ができるサポートとして、一例をご紹介します。
・本人の好きな食べ物を用意する
・学習スペースの環境を整える
・散歩など軽い運動に誘う
子どもは日々自分の目標に向かって頑張っています。
子どもの趣味などを参考にしながら、心がほぐれるようなさりげないサポートを心がけてみてください。
息子の受験で親がやってはいけないこと

良かれと思って息子の受験に親が熱くなりすぎると、親子の信頼関係が壊れてしまうことにつながります。
大切なことは、子どもを信じる気持ちと適度な距離感です。
以下でご紹介する息子の受験で親がやってはいけないことを参考に、ぜひ子どもとのバランスのよい距離を探ってみてください。
過干渉や不要な口出し
勉強のスケジュールや志望校などは子ども本人が決めるべきことです。
口を出したくなるときもあるかと思いますが、勉強への意欲を削いでしまったり、余計なストレスを与えてしまったりと逆効果になるので我慢しましょう。
また、親は自分が成功した方法を伝えたくなり「もっと効率のよい方法があるのに」ともどかしく感じることがあるかもしれません。
しかし勉強には子ども一人ひとりに合った方法がありますし、今の時代に合った勉強方法は子どものほうがわかっているケースもあるでしょう。
干渉したくなる気持ちは抑え「何かあったらいつでも言ってね」と適度な距離感をもって接するのが大切です。
横浜予備校では、一人ひとりの学力を詳細に分析し、目標に合わせた適切な学習ステップを設計しています。
受験で重要な「自学自習」を効率よく進めるために、勉強の進め方を明確に示し、日々の学習管理まで丁寧にサポートします。
「子どもが何から始めればよいのか分からず悩んでいる」「親としてどのようなアドバイスをすればよいのか迷ってしまう」そんなときは、どうぞ横浜予備校の無料相談をご利用ください。
専門コーチが目標に沿った学習スケジュールを一緒に考え、合格に向けて二人三脚で支えていきます。
志望校を勝手に決める
子どもの意見を尊重せずに、勝手に志望校を決めることは避けましょう。
子どもは自分で選んだ道だからこそ大変な受験勉強にも立ち向かう力が湧きます。
親に強制された受験では、仮に合格できてもその後意欲が続かなくなり、親子関係にもひずみが生じる可能性もあるでしょう。
子どもは何歳になっても自分の子どもですが、子どもと親の人生は別物です。
一人の人間として尊重し自立へのサポートをする姿勢が大切になります。
お金に関する愚痴や文句をいう
塾や予備校や受験費用など受験にかかる費用は決して安いものではなく、大変な思いをして捻出しているご家庭も少なくないでしょう。
しかし、子どもにお金の愚痴や文句をこぼすのは避けるようにしましょう。
「高いお金を払っているのになんで成績があがらないのかしら……」「これだけお金をかけたのだから頑張りなさい!」などの発言は避けましょう。
受験に対する罪悪感を植え付けてしまうと、モチベーションが下がったりプレッシャーをかけてしまったりします。
お金に関する話は夫婦のみの在宅時にするなど、本人の耳に入らないようにしましょう。
しかし、高額な予備校費に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
横浜予備校では入会費や教材費だけでなく夏期講習費や推薦対策費、施設管理費も無料で、ほかの塾に比べ費用を抑えられます。
また1クラス1〜4名の少人数制・個別指導を徹底しており、個人のニーズに合わせたきめ細やかな対応が可能です。
「予備校に通わせてあげたいけど経済的に不安……」と悩んでいる方は、ぜひ一度横浜予備校の無料相談をご利用ください。
周囲と比べる
兄弟や友人など周囲との比較は、子どもにとって大きなストレスになります。
子どもは一人ひとり環境も能力も違うので、ほかの誰かと比べることにはまったく意味がありません。
「お兄ちゃんはもっとできたのに」「〇〇さんは1日に10時間以上勉強しているよ」などの発言は、自己肯定感を下げ、勉強への意欲低下にもつながります。
周囲と比べることなく、子ども本人のよいところや頑張っているところを認め温かく見守ってください。
プレッシャーをかける

受験期の子どもは、顔や態度に出さなくとも内心大きなプレッシャーを抱えていることが多いです。
そんなときに「こんな成績でどうするの」「間に合わないよ」などさらなるプレッシャーをかけると、心が弱ってしまうことがあります。
余計なことは言わず、一緒にテレビを見たりおいしいものを食べたりと勉強のことを忘れる時間をつくることも大切です。
無関心な態度をとる
過干渉はよくないですが、無関心過ぎるのも問題です。
「いつも頑張っているね」「たまには息抜きしてね」など声をかけ、いつでも親は味方でいることや気にかけていることを伝えましょう。
子ども本人があまりコミュニケーションをとりたがらない場合も、本人が目指している大学のことや興味を持っていること、成績の推移などは把握しておくべきです。
入試の日程や費用なども調べ、準備を整えておくようにしましょう。
受験期の息子とのコミュニケーションで大切なこと

受験期の子どもはプレッシャーから神経質になっていることがよくあります。
成績の話や励ましの言葉など、以前は普通にしていた会話でもプレッシャーになってしまうことがあるので、親は普段よりも言動に気遣いが必要です。
以下では、受験を控えた子どもとどのようなコミュニケーションを心がければよいのか、大切なポイントを詳しく解説していきます。
話しかけるタイミングに配慮する

受験期の子どもは勉強スケジュールを組んで取り組んでいるため、勉強中に話しかけるのはもちろんNGです。
時間を計って入試と同様に問題を解いている場合もあり、話しかけることで集中を切らしてしまってはいけません。
また、親から見たらダラダラしているように見えても、気持ちの切り替えなど本人のなかで必要な時間かもしれません。
余計なことは言わず、用がある場合は「今大丈夫?」と本人に確認してから話しかけるようにしましょう。
否定せずに共感する姿勢を持つ
模試の結果が悪かったり、思うように勉強が進まなかったりするときもあるでしょう。
しかし、結果だけを見て否定するのは避けてください。
まずは頑張った過程を認め、どのような結果でも穏やかに受け止める姿勢を持ちましょう。
子どものいら立ちや後悔の気持ちを否定せずに共感し、親はネガティブな気持ちにならないようにしてください。
「励まし」よりも「安心感」を意識する
受験期の子どもは、大きなプレッシャーと戦っています。
親にできることといえば、いつでも安心感を持って過ごせる環境を整えることでしょう。
良かれと思って言った「がんばって!」などの励ましがプレッシャーに感じる子どももいます。
気持ちを後押しする言葉も大切ですが、「いつでも味方してくれる親がいる」「家に帰るとホッとする」と子どもが感じられるような安心感を意識してみてください。
心配は尽きないかと思いますが、子どもを信じ、少し離れた場所から見守る勇気をもって接するのが大切です。
息子の大学受験は過度に干渉し過ぎず優しく見守ろう

息子の大学受験は、親にとっても大きなストレスとなるでしょう。
心配でつい口出ししてしまうこともあるかと思います。
しかし良かれと思ってやったことが逆効果となり、子どもとの関係が悪くなったり、成績不振につながったりするケースも多くあります。
子どもとはいえ一人の大人として接し、本人の意思を尊重していくことが大切です。
子どもを信じ、何かあったときには頼ってきてもらえるよう優しく見守ってください。
横浜予備校では、子どもと親へのサポート体制も充実させています。
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