
予備校に通っている受験生のなかには、授業は受けているものの、成績が伸び悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
授業を受けるだけでは効果が薄く、予習と復習によって学習の習熟度が高まります。
この記事では、予備校の授業での予習と復習の重要性、効果的な教科別の学習方法について解説します。
模試や過去問の復習方法についても紹介するので、成績が伸び悩んでいる方の参考にしていただければ幸いです。
目次
予備校の授業は予習や復習が大事?

学習効果を高めるためには、予習と復習はどちらも重要であり、一方を欠かすことはできません。
ここでは、予習と復習それぞれの目的について説明します。
予習の目的
予習の目的は、授業内容の理解度を深めることです。
授業前に、学習内容を把握しておけば、先生の話がイメージしやすくなります。
頭の中で具体的にイメージすることで、理解が深まり、授業スピードについていきやすくなります。
事前におおまかな内容を学んでおくことで、集中すべき部分が明確になるため、効率的な学習が可能です。
事前に学習内容を理解することは、自信につながり、授業に積極的に参加できるようになります。
自信をもって授業に臨むことで、発言や質問をする余裕につながるでしょう。授業中の発言や質問の増加は、学習意欲につながり、成績が向上しやすくなります。
復習の目的
復習の目的は、知識の定着率を上げることです。
授業で学習した内容を覚えているうちに確認すれば、記憶として定着しやすくなります。
繰り返し復習することで、記憶が薄れるのを防ぎ、長期記憶に移行できます。長期記憶は、テストの解答力につながるため、成績向上に効果的です。
復習によって、授業中に理解できなかった部分が見つかり、理解不足を軽減できます。
授業中に理解できなくても、復習時に調べて確認するので、より知識が定着しやすくなります。
復習時に理解できない部分は、先生に確認するなどして、早めに解決しておきましょう。
予備校の授業の予習の効果的なやり方

教科によって、効率的な予習方法が異なるため、事前に把握しておく必要があります。
ここでは、予備校の授業で効率的な予習のやり方を教科別で紹介します。
国語
授業で習う文章を読んでおき、未学習の漢字や単語の意味を確認しておきましょう。
理解できない語句やわからない漢字を把握しておくことが重要です。確認方法は人によって異なり、電子辞書やインターネット検索などがあります。
授業中に理解を深めるために、調べた単語の意味などを教科書に書き込んでおくのもおすすめです。
本文に書かれている内容をすべて理解する必要はありません。
国語の予習は全体に目を通し、内容が理解できるかを確認しておくようにしましょう。
数学
教科書に記載されている例題に取り組んでみて、自力で解けるかどうかを確認する必要があります。
未学習の内容でも、公式に当てはめることで簡単に解けることがあります。
何度やっても解けない問題があれば、教科書にわかるように印を付けておきましょう。
事前に印を付けておくことで、授業中に集中して聞くようになり、成績向上につながります。
数学は苦手分野でつまづきやすいため、事前に例題が解けるかどうかを確認しておく時間を設けることが重要です。
理科

理科を予習するうえで、暗記と理解を組み合わせることが基本です。
事前に教科書の用語を確認しておき、それぞれの意味や内容を調べておくと、スムーズに授業を受けられます。
国語と同様、授業中の理解を深めるために、調べた用語の意味などを教科書やノートにメモしておきましょう。
実験の様子など、言語情報以外を覚える必要があるのも、理科の予習のポイントです。
予習時にはおおまかな内容を調べておき、設問内容を理解できるかどうかを確認しておく必要があります。
社会
ほかの暗記科目と同様に、教科書の用語を調べておくことになりますが、全体の流れを意識する必要があります。
公民と地理では、グラフの読み取りや時系列を理解する必要がある点で、ほかの暗記科目とは異なります。
農業生産物や人口の推移なども出題されますが、時間をかけて計算練習をしておく必要はありません。
年号や歴史的な出来事を暗記することも必要ですが、全体の流れを理解することが重要です。
まずは、全体の流れを意識して、教科書に目を通しておきましょう。
いきなり教科書の用語を暗記しようとすると、学習が単調に感じてしまうので要注意です。
英語
すべての内容を理解できないとしても、英文を読み意味を確認することが基本です。
本文中で意味がわからない単語やイディオム(慣用句)を調べておく必要があります。
教科書の長文を文法的に分解し、全体の意味を確認しましょう。英文法の基本構文を意識することで、理解を深めやすくなります。
音読や発音練習も効果的な予習方法であり、単語の意味を調べる前にやっておくのがおすすめです。
単語の意味がわからなくても、前後の文脈から、おおよその意味を推察する練習になります。
前後の文脈から意味を読み取る力が身につくことで、効率的に長文読解ができるようになります。
横浜予備校では、医学部受験に特化した独自教材を活用し、生徒一人ひとりの理解度に合わせた完全個別指導を行っています。
志望校ごとの出題傾向に即した内容を重点的に学べるため、無駄のない学習設計が可能です。
また、ただ教えるだけでなく、「どのように予習すれば効率的か」「授業にどう備えるべきか」といった学習の進め方そのものも丁寧に指導します。
豊富な演習と定着を重視したカリキュラムにより、予習・復習を自走できる力を養います。
「自己流の勉強では不安」「予習の仕方がわからない」と感じている方は、まずはお気軽にご相談ください。
志望校合格に向けて、あなたにぴったりの学習スタイルをご提案します。
予備校の授業の復習の効果的なやり方

授業の理解度を深め、成績向上につなげるためには、復習が欠かせません。復習の大きな目的は、知識の定着化と再確認です。
ここでは、予備校の授業で効率的な復習のやり方を教科別に紹介します。
国語
その日に授業で学んだ部分の、疑問点や理解できなかった箇所の有無を確認しましょう。
授業中にまとめたノートを見直し、本文の内容や語句を再度確認することが重要です。
再度確認するうえで、文章の要約や重要ポイントを整理しておく必要があります。
文章を繰り返し音読することで、文章の構成や言葉使いの理解が深まります。
音読中に理解しきれない語句や単語があれば、意味を調べて書き込んでおくことも効果的です。また、漢字や新出語句の確認も忘れずに行いましょう。
数学
類題の演習量が成績向上につながるため、再演習と解き直しが重要です。
解けない問題がある場合、教科書を再度読み込んで、公式の意味を再確認する必要があります。
公式を理解してから、問題演習に取り組むようにしましょう。
知識を定着化させるために、同じ問題でも繰り返し解いて、間違えないようにすることです。
解いた問題を一定期間を空けてから、繰り返し解くのが効果的です。
数学の問題は頻出問題がパターン化されることが多いので、類題をスムーズに解けるようにしておきましょう。
理科
理科は数学同様、再演習と解き直しを中心に行い、暗記と計算の復習が必要です。
暗記分野において、再演習の問題に関連する知識を調べておきましょう。図や表も合わせて確認することによって、視覚的な理解が深まります。
計算分野において、公式の適用ミスや条件見落としでの間違いをなくすため、問題文を丁寧に読み直しましょう。
類似問題を繰り返し解くことによって、理解が深まり、知識が定着化しやすくなります。
理解を深めるために、実験手順を頭の中でイメージし、自分の言葉で説明できるようにすることも心がけましょう。
社会

社会の復習は、授業でまとめたノートを見ながら、問題を解くようにしましょう。
わからない問題は時間をかけず、すぐに解答と解説を確認することが重要です。
社会は暗記系の教科であり、暗記によって知識が定着化している必要があります。
思い出せない問題に時間を割いても、解答できないことがほとんどです。
時間をかけずに解答と解説を確認し、内容を理解することで、2回目以降に解けるようにしましょう。
最終的には、自分の力だけで解答できるようになっているかを確認するのが基本です。
英語
英語は国語同様、疑問点や理解できなかった箇所の有無を確認し、単語や読解を復習しましょう。
わからない単語やイディオムは、ノートにまとめるだけでなく、単語帳を作って隙間時間に覚えることが重要です。
読解において、日本語訳がイメージできるかどうかを確認する必要があります。
英文だけでの読解が難しい場合は、日本語訳を併記して、音読しながら覚えるのが効果的です。
慣れてくればスムーズに音読できるようになり、同時に日本語訳もイメージできるようになるでしょう。
横浜予備校では、生徒一人ひとりの主体性を引き出す独自の指導スタイルを採用しています。
特に、学んだ内容を講師にプレゼン形式で説明する学習法は、自分の言葉で知識を再構築できるため、理解と定着が飛躍的に高まります。
さらに、講師と一緒に自習の進捗も管理していくため、自分のペースで取り組みながらも、復習のタイミングや内容を見失うことはありません。
「自分に合った学び方で、本当に力を伸ばしたい」とお考えの方は、まずお気軽にご相談ください。私たちが志望校合格を後押しします。
模試や過去問の復習方法

模試の受けっぱなしや過去問の解きっぱなしになっている場合、知識の定着を図ることは難しいです。
模試や過去問は復習が重要であり、うまく活用することで、効率的な成績向上につながります。
ここでは、効率的な模試や過去問の復習方法について説明します。
間違えた問題から苦手分野を把握する
模試や過去問の間違えた問題から、自分の弱点を明確にし、苦手分野を把握することが重要です。
どうして間違えたのかを意識することで、理解不足の内容やミスの原因がわかるようになります。
同じような問題で何度も間違える場合、関連知識が定着していない証拠です。
苦手分野をそのまま放置すると、次回以降の模試や入試でも同じ失敗を繰り返すことになります。
模試や過去問の間違えた問題を復習することで、適切な対策を講じられるようになり、成績向上につながります。
間違えた問題の解き直しや苦手分野の練習問題を行う
間違えた問題の解き直しや苦手分野の練習問題を行うことで、重点を置くべき単元や科目がわかり、具体的な学習計画が立てられるようになります。
模試の点数や成績だけでは、自分に不足している部分がわかりません。
模試や過去問で間違えた問題を分析することで、学習計画が調整しやすくなり、効率的に勉強できます。
模試や過去問の傾向から、自分に合った対策が明確になるため、受験までに限られた時間を活用しやすくなります。
漠然と模試を受けるだけでなく、今後の学習計画を意識するようにしましょう。
予習復習をしっかり行って予備校の授業を有効に活用しよう

効率的に学習効果を高めるには、日々の予習復習が重要です。
教科別に効果的な予習・復習方法があるので、成績向上につなげるために、予備校の授業を有効活用しましょう。
模試や過去問で間違えた問題を復習することで、知識の定着化を図れるようになります。
横浜予備校では、医学部受験や難関大学受験に特化した専門プログラムを提供しています。
指導にあたるのは、大手予備校での指導経験を持つ優秀な講師陣です。
さらに、専属コーチによる学習管理により、生徒一人ひとりに適切な学習計画を設計するため無理なく着実に力を伸ばすことができます。
授業内容は、講師と一緒に復習を行うスタイルで定着率を高め、苦手分野も効率的に克服可能です。
加えて、自習室は365日利用可能で、自宅では集中しづらい方にも勉強しやすい学習環境を用意しています。
また、困ったときには、24時間いつでもLINEでの質問対応が受けられるなど手厚いサポート体制も整っています。
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