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模試の結果が最悪...と思っている受験生へ贈る名言
各予備校から模試の返却がされている時期だと思います。この模試で気分が上がり過ぎたり、下がり過ぎたりしないように注意していきたいですね。このコラムが頑張る受験生の励みになればうれしいです。
模試結果の受け止め方とやる気を維持する方法
受験生にとって大切な存在…それは『模試』。
『模試』の結果に一喜一憂しすぎるのはよくありません。
模試の結果は確かに気になりますが、『模試』の結果が思わしくない時に落ち込みすぎたり、自信を無くして勉強のやる気を失ってしまっては全く意味がありません。
模試は判定を見るものではなく、あくまでも「勉強した箇所で得点できたか」「普段の勉強で気を付けるべきことはなにか」など、受験生にとって「有益」なモノであるはずです。
スポーツに例えるなら、『模試』はあくまでも「練習試合」。
受験勉強は本番で合格点を取ることが目標です。本番でベストな結果を得ることができるように、模試を受験勉強の『ペースメーカー』として活用しましょう。
しかしながら、受験勉強の初期などには、あまり問題集も進んでいなく、模試の日が近づいてきてもやる気が上がらない事もあると思います。「模試の範囲が広く、対策のしようがない…」「ちょっと頑張っても簡単には偏差値は上がらない…」と思ってしまい、模試前の勉強のモチベーションが上がらない受験生も多いのではないでしょうか?
勉強の「やる気」が上がらない原因の一つに『やるべきことが多すぎる』と感じてしまうケースがあります。
そんな時に振り返ってみて欲しいのが、勉強の『計画内容』です。
「偏差値を〇〇までに10上げる」といった大雑把な目標を持って受験勉強を始めてみたものの、すぐに勉強に飽きてしまうことも少なくありません。これはゴールまでの距離が遠すぎて、手が届きそうに思えないために起こってしまうのです。
受験勉強を継続するためには具体的な内容、つまり「短期目標」が必要になってきます。
短期目標はペースメーカーである『模試』に向けて、「1日○ページ問題集を解く」「今週中に〇〇の単元を2回解いて慣れる」「前回模試の間違えた問題を復習する」など、達成しやすい内容であることがポイントです。
ゴールがわかりやすいと達成感が得やすく、モチベーションの維持に繋がります。勉強が上手くいかない時は、勉強の進め方や内容を見直してみましょう。
焦らず、「間に合わなかった範囲は次の機会にまわせばよい」ぐらいの気持ちで、確実にできることをコツコツと進める勇気も大切です。そこで、今回の名言。
ヘンリー・フォードの名言
“細かい仕事に細分化すれば、さして困難なものはない。”
― ヘンリー・フォード ―
【ヘンリー・フォード】
ヘンリー・フォード(Henry Ford 、1863年7月30日 - 1947年4月7日)は、アメリカ合衆国出身の企業家、自動車会社フォード・モーターの創設者であり、工業製品の製造におけるライン生産方式による大量生産技術開発の後援者である。フォードは自動車を発明したわけではないが、アメリカの多くの中流の人々が購入できる初の自動車を開発・生産した。
名言を英作文してみよう!
さて、この名言を「英訳」してみましょう。
①まずは「さして困難なものはない」の部分。否定語『Nothing… 』(…ものはない)を主語にしましょう。「さして」を「特に」と考えて『particularly』を使います。
と前半部分が完成します。
②次に、「細かい仕事に細分化すれば」の部分。主語を仕事ではなく、Youにします。
「細分化」を「細かい仕事に分ける」と言い換えて動詞『divide』を使います。語法は『divide A into B』(AをBに分ける)です。
③Aの部分はNothingを受けるので『it』にします。Bは「小さな具体的な仕事・作業」と考えて『small jobs』にすれば、
どんなに困難な壁があったとしても、冷静に分析して『できること』を粛々と進めることの大切さがこの言葉に込められています。
目の前の模試対策も「やれること」を具体的に、確実に進めていきましょう。