目次
- ○ 成績が伸び悩んでいる受験生へ
- ○ 「失敗」「挫折」を経験した偉人『ヘンリー・フォード』の言葉に学ぶ
- ○ “資本主義”に革命をもたらした「ヘンリー・フォード」も数々の失敗・挫折を味わっていた。
- ○ 成績が伸び悩んでいる受験生に贈るヘンリー・フォードの名言
- ・その① "Don’t find fault, find a remedy; anybody can complain."
- ・その② "Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals."
- ・その③ "Before everything else, getting ready is the secret of success."
- ・その④ "Whether you believe you can do a thing or not, you are right. "
- ・その⑤ “There is no man living who isn’t capable of doing more than he thinks he can do.”
成績が伸び悩んでいる受験生へ
受験生の多くが「勉強を頑張っているのに成績が伸びない」「普段は解けていたはずなのに、いざというときに解けない」といった流れを少なからず経験するものと思います。そんな時に「頑張ってもダメだ」「志望校を変えるべきなのか」といった弱気な感情に苛まれてしまい、勉強に力が入らなくなってしまう人もいると思います。
そんな時に大切なのは、何よりもまず「マイナス感情」を払拭することです。これはなかなか難しいことかもしれませんが、気分を切り替えて、勉強に対する「やる気」を復活させるきっかけ&ヒントとなるような英語の名言を紹介したいと思います。
「失敗」「挫折」を経験した偉人『ヘンリー・フォード』の言葉に学ぶ
失敗や挫折の経験があっても決してあきらめることはなく「成功」へと至った偉人たちの言葉から多くのヒントを得ることができます。今回は、アメリカの自動車王と呼ばれる偉人「ヘンリー・フォード」を紹介します。
【Henry Ford】(1863-1947)
米国の起業家。「フォード・モーター」創業者。自動車で巨万の富を築き自動車王と呼ばれた。見習い機械工から身を起こし、ガソリンエンジン技術者を経て発明家エジソンの照明会社へ入社。その後、4輪自動車の制作に成功。T型フォードを量産し、自動車の普及に貢献した。
“資本主義”に革命をもたらした「ヘンリー・フォード」も数々の失敗・挫折を味わっていた。
フォード・モーター社の誕生は1903年。デトロイトの小さなオフィスにて11人でスタートした会社。1924年に生産累計が1000万台に達したT型フォードや、自動車の大量生産方式の導入で世に知られるようになり、現在は全世界で37万人の従業員をかかえる大企業となっています。
一部の裕福な人しか購入できなかった自動車を誰もが購入できるようにした自動車王のヘンリー・フォードですが、彼もまた、数度の挫折を経験した後で、ようやく成功を勝ち取っています。
・16歳のときから機械工場の工員として働き始めるが、週給2ドル50セントという少ない給料のため、夜は宝石店で働いた。
・36歳のとき、『給料が安い人たちでも購入できる車をつくる!』との熱意で会社を設立するが、僅か21台製造しただけで倒産。
・再度、会社を起こしては倒産の繰り返し。
・トータルで5度の破産を経験
成績が伸び悩んでいる受験生に贈るヘンリー・フォードの名言
フォードが自らの”経験則”から残した深みのある名言の一部を紹介します。
その① "Don’t find fault, find a remedy; anybody can complain."
・remedy【名】治療法
“あら探しをするな、改善策を見つけよ。不平不満など誰でも言える。”
その② "Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals."
・obstacle【名】障害、妨害
・frightful 【形】恐ろしい
”障害がおそろしいものに見えるのは、目標から目を離すからだ。”
その③ "Before everything else, getting ready is the secret of success."
“成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。”
その④ "Whether you believe you can do a thing or not, you are right. "
・【whether…or not, 】…であろうとなかろうと
“本人ができると思えばできる。できないと思えばできない。どちらにしてもその人が思ったことは正しい。”
その⑤ “There is no man living who isn’t capable of doing more than he thinks he can do.”
さて、この名言の意味を解説します。
①まずはThere is no man… まで読むと「人はいない」
②次にThere is no man living…
「生きている・現存している」人間というニュアンスを出すために形容詞「living」を使いますが、原文では後置されています。
③続けてThere is no man living who…
関係代名詞whoをつけることよってどんな人間なのかを説明する働きになるので「…な人間は存在しない」となります。
④続けてThere is no man living who isn’t capable of doing…
be capable of~ingは「…できる」という意味なので「…することができない人間は存在しない」となります。
⑤最後にThere is no man living who isn’t capable of doing more than he thinks he can do.
doing以下に注目するとmore than 「…以上のこと」、than以下にhe thinks he can do「自分ができると考えている」とあるので、
直訳は「自分ができると考えている以上のことをすることができない人間は存在しない」となります。
それを意訳すると…
“どんな人間も、自分が思っている以上のことができる。”
という名言になります。
どんなスランプな状態にあったとしても、『自分の力』を信じて継続することの大切さを教えてくれる名言です。