目次
- ○ 大学受験生・高校生の復習の仕方について
- ・復習が“終わった”とはどういうことか
- ・「まねる」だけでは終わったうちには入らない
- ・習ったことを「応用する」復習
- ・最後に習ったことを「教えてみる」
- ・復習の3段階のまとめ
大学受験生・高校生の復習の仕方について
こんにちは!ヽ(^0^)ノ。佐藤です。
「復習しても力がついた分からない…」という悩みを持っている大学受験生や高校生は多いのではないでしょうか?今回はこういった悩みに応える記事を書きました。
この記事が予備校や塾、学校の授業を受ける際に参考になってくれれば嬉しいです(#^.^#)。
復習が“終わった”とはどういうことか
普段、横浜予備校で生徒に
「復習は終わった?」とか
「参考書の○ページ~○ページまで終わった?」
と聞くと多くの生徒は元気に「終わりました!」と答えてくれます。
そこで、確認テストをしてみると…ヒドい結果…(-_-;)ということがよくあります。
このコラムでは大学受験における”復習(勉強)が終わった”という状態とはどのような状態なのかについてお伝えしたいと思います。
「まねる」だけでは終わったうちには入らない
例えば英語長文の授業では授業で先生の言ったことを理解し、長文中にでてきた重要語句や重要構文を覚えて復習が終わりという人が多いと思います。
「え!?何が悪いの?」
と思った人は要注意。もちろん、何もやらないよりは数万倍良いです。
しかし、これでは、先生の言ったことを「まねる」だけで終わってしまっているのです。
数学の授業ではやはり授業で先生の解法を理解し再度、同じ問題を解き直して終わりという人が多いのではないでしょうか?
これも先ほどの英語長文の場合と同じで”まねる”段階で復習がストップしてしまっています。
この「まねる」の状態で復習が終わったということにしてしまうと、難関校に出て来る問題に太刀打ちできる力がなかなかつきません。
同じ教材、授業を使って勉強しているのに合格・不合格の差が出てくるのは復習をどこまで深くやったかの差だと言っても過言ではありません。
もちろん、復習の第一段階としてまねるは徹底的に行わなければなければなりません。この”まねる”を徹底した上で次の2つの方法を実践してみてください。
習ったことを「応用する」復習
授業で例えばno more ~ than…の構文が出てきたならこの応用問題を必ずといてみる。
授業で”等比数列とその和”を勉強したのならその応用問題を必ず解いてみる。
習ったことが完全に運用できるようになるまで徹底的に類題。応用問題の練習を行っていきます。
こうすることで問われ方が変わったとしてもきちんと正解できるようになってきます。
最後に習ったことを「教えてみる」
横浜予備校でも数学が得意な生徒が他の生徒に数学を教えたり、英語を教えたりという姿を目にします。
そして、数学の質問に答えている生徒はただでさえも得意な数学がもっと得意に、英語を教えてあげている生徒は英語がもっと得意になっていっています。
復習の最終段階を「教える」レベルにまで持っていけば完全にその内容が定着したという状態だと言える状態なのです。
この「教える」のレベルまでいって初めて復習が終了というふうに復習のレベルを設定してください。
人に教えるには正確な知識、正確な表現、以前学習した範囲との関連性、例えなど様々な要素が必要となります。
人に”教える”はとても学習効果が高いので友達や後輩から質問されたら是非、積極的に教えてあげましょう。
また、なかなか教えられる相手が周りにいない人は部屋にぬいぐるみを並べてエアー授業をするといいです。
エアー授業を10分くらいぬいぐるみに向かってできたらその単元・範囲の復習は終わったと言っても良いです。
また、もし可能であればぬいぐるみではなく「学校や塾、予備校の先生に説明する」を是非実行してみてください。理解に誤りがあればその場で修正してもらえ学習効果がとても高いです。
復習の3段階のまとめ
✔復習には①「まねる」②「応用する」③「教える」の3段階がある
✔多くの生徒は①「まねる」で終わっている(または、②「応用する」で終わっている)
✔復習は「教える」ことが出来るレベルになることを最終ゴールにする