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理科の教科選択に有利、不利ってあるの?
こんにちは!横浜予備校です。今回は医学部受験にあたって理科の教科選択についてお話したいと思います。高校で履修できる理科には化学、物理、生物、地学があります。いくつかの大学では地学も選択できますが、そのような大学は少ないので多くの高校では化学が必修で物理か生物かを選択できるという形式です。一部の高校では理系ならば必ず物理を選択しなければならないと思いますが、自由に科目選択できる高校に通われている医学部受験生の方はどちらを選択するか迷うことがあるのではないでしょうか?そういった方の参考になればと思います!
物理でしか受験できない大学って?
2018年度までは化学物理生物を試験教科にしている大学もありましたが、今は2教科選択すればどこの医学部でも受験できます。ですが、いくつかの大学では物理を入試科目としていることがあります。私立ではこういった大学はないのですが、国立の大学(九州大学、佐賀大学など)では生物選択だとそもそも受験で戦えないこともあるので、選択するときは自分の志望校にその様な縛りがないか必ず確認してください。
教科によって有利・不利ってあるの?
基本的にありません!大学によっては教科ごとに難易度が少し違うこともありますが、絶対的にどちらの教科が有利という大学はないと思います。大学によっては点数が標準化される、相対評価で合否を決めるので、合格には周りと比べてどれだけできるかが重要になります。
また、ほとんどの人は興味があることの方が頑張れますよね…。教科による有利不利よりも純粋に自分がどちらの教科により興味を持てるかで決めたほうがその後頑張れるのではないでしょうか?
医学部入学後に感じること
大学によって内容は異なりますが、入学後一般教養で理科は3科目とも学ぶことになります。医学部はヒトという生物について学ぶ学部なので、高校生物を知っておくと大学の生化学などの授業が理解できやすいというメリットがあるのですが、大学の内容は高校より専門的なので結局生物選択者でもしっかり勉強しなければいけません。また、医学と物理は切っても切れない関係にあるので物理的な知識を持っておくことが後々プラスになることがあります。それらのことを総合して考えると絶対にこちらの教科の方が入学後有利ということは言えません。
まとめ
医学部にはいってからどちらが楽なのだろうという観点から私自身教科選択を考えてしまったこともあるのですが、そもそも大学に入るために大事なのはどちらの教科の方が人より点数を取れるのかということです。例えば数学が得意ならば物理、文章を読んで状況の分析をするほうが得意ならば生物などといったこともよく言われ、その通りだとは思いますが、実際解かなければいけない入試問題を見てどちら方が興味を持てるかという観点から選んだほうがいいのではないかと思います。理科に限らず、なるべく自分が楽しみながら学べそうな教科を選びましょう!