目次
- ○ 私立医学部を受験したいけど、学費が心配
- ・①全国自治体が実施している奨学金
- ・②大学独自の奨学金
- ・③日本学生支援機構の奨学金
- ・④徳洲会グループの奨学金
- ・⑤その他の奨学金など
- ・6年間にかかる学費よりも多くの奨学金がもらえる給付型奨学金も...
私立医学部を受験したいけど、学費が心配
「私立医学部を受験したいけど、学費が心配」といった不安を持っている学生さんが多いようですね。
ここ横浜予備校でも、特に私大医学部受験者が在籍している(ほとんどの生徒が医師のご家庭ではなく普通のご家庭の生徒です)ということがありますので、そういった質問を私大医学部受験を目指す生徒や親御さんから受けます。
私大医学部の学費は、国公立大学と比較すると高いのですが、実は自己資金が足りなくても通うことが可能になる制度があります。それが、自治体や各大学、徳洲会グループなどの医療グループが設置する「奨学金」制度。
今回は、私大医学部に通う際に利用可能な医学部の奨学金についてご紹介します
①全国自治体が実施している奨学金
まずは、全国自治体が実施している奨学金。自治体によって奨学金の額は変わり、月15万円~30万円ほどの支援を受けることができます。
条件としては、現在の自治体での居住状態や、医師となった後に自治体が指定する医療機関で一定期間勤務することなどが定められています。中には、その指定期間は長くなりますが、返済が免除になるケースもあります。
②大学独自の奨学金
次に、大学独自が設定する奨学金制度。これは全ての大学で用意されている訳ではありませんが、例えば金沢医科大学の特別奨学金貸与制度では約2000万円等、高額の奨学金を借り受けることが可能となっています。
③日本学生支援機構の奨学金
また、これらとは別に、日本学生支援機構(JASSO)による奨学金制度も利用できます。有利子ですが、月額16万円まで奨学金を受けることができます。条件としては、受給する世帯(親御さん)の所得等が関係してきます。
④徳洲会グループの奨学金
また、日本最大の医療グループである徳洲会グループの奨学金も利用可能。月額15万円の奨学金支援を受けることができ、その対象は、医学部入学予定もしくは在学者で、卒業後、徳洲会グループの病院で勤務することを志望する者、となっています。貸与期間は最大6年間で、返済が免除になる条件もあります。それは、医師免許取得後、初期臨床研修を徳洲会グループの病院で行うこと、貸与期間の3分の2の期間、徳洲会グループの指定病院に在籍することなどがあります。日本最大の医療グループということもあり、幅広い病院での勤務が経験できますので、徳洲会グループの奨学金制度は、返済免除とあいまって、特に人気があります。
⑤その他の奨学金など
この他にも、学資ローン、矯正医官修学資金、全日本民主医療機関連合会などで奨学金を受けたり、学費の支援をうけることができます。
高額といわれる私大医学部の学費も、こういった返済免除の可能性のある奨学金などの存在を加味すれば、かなり現実的なものになるということがご理解頂けることと思います。
ここ横浜予備校では、受験のための知識はもちろんですが、こういった、入学後の生活や学費に関する事項についても情報提供・サポートを行っており、生徒達から好評を受けています。
6年間にかかる学費よりも多くの奨学金がもらえる給付型奨学金も...
①~⑤まであげた奨学金はほんの一例で、探せば「6年間にかかる学費よりも多くの奨学金がもらえる給付型奨学金」などたくさんの奨学金が見つかりります。
お医者さんになることが目標であるなら最初から私立の受験を諦めるのではなく、多くの一般家庭でも挑戦できる奨学金があるので調べてみて下さい。
以上今回は、私立大学医学部の学費に利用できる奨学金制度についてのコラムをご紹介しました。少しでも私大医学部受験を目指すあなたのお役に立てたのなら、とっても嬉しく思います。大変険しい道のりですが、医学部合格を目指して頑張りましょう!