横浜市立大学医学部を目指す現役生は、まずは学校推薦型選抜が思い浮かぶでしょう。
その中でも一番気になるのが面接ではないでしょうか。
今日は横浜市立大学医学部の学校推薦型選抜の面接についてお話します。
目次
- ○ 出願資格
- ○ 英語の出願基準について
- ○ 面接
- ○ 最終選考
- ○ まとめ
出願資格
・〈県内高校区分〉では神奈川県内の、〈県外高校区分〉では神奈川県外の、高等学校を2022年3月卒業見込み
・全体の評定平均値が4.3以上で、学校成績概評が○Aの者
・数Ⅲに加え、「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」のうち2つの科目群を習得または習得見込みの者
・英語の資格の基準をクリアしているもの
つまり、現役生で、成績の基準、履修条件、英語の資格、の出願基準をクリアしていれば出願はできそうです。しかし、第1次選考では、「評定平均値(4.3~5.0)+英語の資格による加点(2.0~5.0)」の合計点で選考されます。英検は2級があれば出願はできますが、第1次選考を通過するためには準1級以上を目指してほしいと思います。
英語の出願基準について
英語の資格には、英検以外にTOEFL-PBT、TOEIC、GTEC、IELTSがあります。その中で英検は各級での加点になりますが、TOEFL-PBT、TOEIC、GTECはスコアで細かく加点されます。少しでも加点を多くするためには、TOEFL-PBT、TOEIC、GTECも考えてみてもいいかもしれません。
面接
さて、第1次選考を通過すると、第2次選考で面接が課されます。横浜市立大学医学部の学校推薦型選抜の面接は、MMI方式です。1部屋10分程度で、5つの部屋を回ります。各部屋では、「社会性」「志望理由」「協調性」「独創性」「倫理性」が問われます。この中で「社会性」と「志望理由」はいわゆる一般的な質問が多いと思います。問題は「協調性」と「独創性」、「倫理性」です。多くの受験生を悩ませる問題です。「独創性」の部屋では、絵を描かされる問題が出題されることもあります。
最近はMMI方式で面接を行う大学が増えてきました。各予備校で対策をしていると思いますので、通っている予備校や学校の先生に相談をしてみましょう。
最終選考
第3次選考は共通テストの成績と第2次選考での面接点です。ただし、共通テストの成績が、横浜市立大学医学部の一般入試前期日程の第一段階合格者の平均点よりも低い場合は不合格になってしまうので、最終選考まで進めたら、あとは共通テスト対策を必死に繰り返しましょう。
まとめ
横浜市立大学医学部を目指す人は、神奈川県ではとても多いと思います。その中でも現役生のみが受験できる学校推薦型選抜。面接は大変そうですが、自分のいいところを見てもらうチャンス、と考えてのぞんでみては?