いきなり出鼻をくじくような話ですが、共通テスト古文は文学部の4回生が受けても満点を取るのが難しいような内容です。なので医学部を目指す方は初めから満点を目指すのではなく、8割5分を目指すようなイメージで勉強に向き合うことをオススメします。
私は心配性なのでこれから紹介する1~3までの勉強を夏休み明けの9月から通学時間などに1日30分やるようにしていました。
古文にさほど不安がない方はスケジュールを1か月後にずらしてもオーケーです。
古文と聞くと覚えることが多くて分からないから捨ててしまう方が多いですが、今からご紹介する勉強法で効率よく古文の点数を伸ばしましょう。
目次
はじめに
古文も英語のように単語、文法と順々にやっていくわけですが、たくさん覚えればいいという訳では無いです。
最低限わからなければいけないものはもちろんありますが単語、文法を完璧にしたところで点数が取れないというのが古文という教科です。
では、具体的に何が必要なのでしょうか?
古文も英語のように単語、文法と順々にやっていくわけですが、たくさん覚えればいいという訳では無いです。
最低限わからなければいけないものはもちろんありますが単語、文法を完璧にしたところで点数が取れないというのが古文という教科です。
では、具体的に何が必要なのでしょうか?
1 古文単語
まずは古文単語です。400語と前述しましたが、少し多いように感じた方もいらっしゃると思います。しかし、英語に比べたら400語なんてとても少ないですし、古文と言っても所詮日本語なので英単語よりはるかに覚えやすいです。さらに、古文単語でありながら現代語の意味がなんとなく推測できるものもとても多いので、実際にゼロから意味を覚える単語というのはせいぜい250語ほどです。
覚え方ですが、古文単語も英単語と同じように声に出して音読しながら覚えてください。音読すると五感が刺激されて、だまって読むよりも頭に入りやすくなります。声に出して読めば当然、口を動かしますし、自分の声を聞くことにより聴覚も刺激されます。それでも覚えられない場合は、手を動かして何度も書いてみると良いです。いろいろな刺激を脳に与えて記憶を定着させるのです。
これをお気に入りの単語帳で1日10分やるだけで簡単に覚えられます。
2 助動詞
次に助動詞です。助動詞は前述した通り28語あります。多いように感じられるかもしれませんが、アルファベットより2つ多いだけです。そう思うと簡単に覚えられるような気がしてきませんか?
助動詞は活用形がとても大事なので、どの教科書や参考書にも付いている活用表を声に出しながら覚えましょう。
さらに助動詞を覚える時は意味、接続、例文も覚えるととてもいいです。
(例)昔男ありけり→昔男がいた
3 助詞
前述した通り、古文の助詞には種類が6つあります。
・格助詞(かくじょし)
・接続助詞(せつぞくじょし)
・副助詞(ふくじょし)
・終助詞(しゅうじょし)
・係助詞(けいじょし)
・間投助詞(かんとうじょし)
以上の6種類です。
助詞の覚え方もとにかく音読することです。
古文の助詞は現代では使われていない助詞、現代と意味が異なる助詞を優先して覚えることをお勧めします。
例えば格助詞の「に」という助詞は場所や時間、動作の目的や対象等々様々な要望がありますが、ほぼ全て現代語訳してもそのまま「に」として訳せます。
おわりに
ここまでの3つが出来ればあとは敬語に気をつければ古文は読めます。敬語は主語に経緯を払うのが尊敬語、目的語に敬意を払うのが謙譲語と覚えておきましょう。
ここまでの3つを私は夏休み明けの9月から共通テストの1か月前まで約3ヶ月やりました。12月からは、共通テスト用の実践問題に過去問なども使いつつ取り組みました。ここまでの3つがしっかり覚えられていれば八割ほどなら取れるはずです。しかし、ここからさらに得点を伸ばすのが共通テスト古文では難しいです。
共通テストでは共通テスト独特の出題形式や着眼点などがあります。
なので私は「共通テスト古文満点のコツ」という参考書を使って共通テスト古文の解き方を身につけました。ここまでやれば共通テスト古文で高得点を取れること間違いなしです。
ここまでご紹介したことをまとめると、
10月:文法
11月:助詞、助動詞
12月:問題演習
のような感じです。
12月から問題演習と聞くと遅いような気もしますが、古文は単語や文法等の基礎知識がないと全く読めないので、それらをマスターしてからでないと問題演習の意味がなく、曖昧なままの問題演習は時間の無駄です。私は実際にこの勉強法で、共通テスト本番で50点中43点を取ることが出来ました。これを読んでいる皆さんも古文の勉強頑張ってください。