目次
3ステップ|難関私大突破のための現代文の勉強法
こんにちは。横浜予備校の柳田です。
今回は、現代文が苦手で仕方なかった私が秋の校内模試で校内2位、偏差値71をとるまでに成長したその勉強法を紹介したいと思います。
私は現代文が小学生の時から苦手で、文系の学部を目指してはいたものの元は数学や物理など答えがカチっと決まる教科が得意でした。中学・高校の定期試験の現代文の点数はとにかく低かったです。
そんな私がなぜ模試で偏差値71取れるまで成長できたのか。それは簡潔にいうと、参考書にある一つ一つの問題をとても丁寧に行ったからです。
ここからはどの参考書を使ったのか、具体的に何をしたのかを紹介します。
まず基礎固めから始めました。
そこで用いた参考書は、河合塾が出している「入試現代文へのアクセス 基本編」です。
この参考書は後にも紹介しますが、基本編、発展編、完成編と展開しているシリーズものですが、私のように現代文が苦手だという方は基本編から始めることをお勧めします。
この参考書を解くに当たって注意すべき点が3つあります。
1.丁寧に解く
2.間違えたところはもちろん、正解した問題の解説も読む
3.時間があれば、本文のようやく、もしくは解説文の要約をする。
1.丁寧に解く
これに関しては大方どんな教科、どんな参考書にも言えることだと思います。まだ基礎段階であるため、回答時間は特に意識する必要はありません。自分なりにしっかりと回答の根拠を見つけ、本文の内容を理解しながら解いてください。
私が特にお願いしたい点は、問題の該当箇所のみを読んで回答するということは避けてください。
2.間違えたところはもちろん、正解した問題の解説も読む
参考書を進めるとき、間違えた問題すら解説を読まずに答えだけを見て満足してしまう受験生がいると思います。(私もその一人でした。)しかしそれでは問題を解いただけで、勉強にはなっていません。参考書は、暗記や解法理解の手助けとなるものであるとともに、自分の苦手を見つけるためのツールでもあります。間違えた問題はどんな教科でも必ず解説をよんで理解し、またそれを自分で説明できるようにしましょう。
少し話がそれましたが、ではなぜ間違えなかった問題も丁寧に見直す必要があるのか。それは、自分の解法が正しかったか確認できるからです。ほとんどの参考書ではその問題で重要な解法を提示しつつ、進めていくうちに現代文を解く基本的なポイントを提示してくれます。解説を読みながら、自分が根拠としたポイントは正しかったのか、間違っていたのであればそれはなぜかを考えるとともに、現代文を解く上で必要なポイントを確実に身につけましょう。
3.時間があれば、本文の要約、もしくは解説文の要約をする
これに関しては時間があればとしましたが、できるだけやってほしいです。また、私の場合は必ず横浜予備校の先生に要約を添削してもらうようにしていました。
もちろん、受験生の中には、一般受験以外にも、指定校推薦、公募制入試などさまざまな入試形態で受験する、もしくは国公立受験で現代文にそこまで時間を割くことができない方も多いでしょう。そんな方はこれを割愛しても大丈夫です。
しかし、現代文を勉強する上で特に大切にして欲しいのは本文の内容を理解した上で解くということです。本文の内容を理解した上で問題を解き直すことで、解答の根拠となるところがわかるようになります。
まとめ
これまで私が実際に受験勉強を通して感じた、現代文の勉強で大事なポイントを説明してきました。
これらの他にも一つ意識して欲しいことがあるので最後にそれを説明したいと思います。それは、現代文を解く頻度です。これまでのポイントを意識して勉強するとなるととても時間がかかってしまうと思います。多くの受験生は現代文に時間を割くことを避けたがるでしょう。しかし、必ず定期的に現代文の勉強は行って欲しいです。「週2回する」「毎日する」など受験生によってすべきことの量はそれぞれですので、自分の勉強に合わせて決めてください。